４・２８増田支援集会報告（１）

　●　５／７発売の『創』で斉藤貴男さんが、
　●　５／１２発売の『週刊金曜日』で鎌田慧さんが、
　　各々、増田さん問題を取り上げてくれます。

４月２８日夜、豊島勤労福祉会館で開催された
「増田さんの不当解雇を許すな！　三都議、産経、都教委一体の無法な弾圧に抗議する　４．２８緊急集会」
に参加しました。

　参加者は１００人弱。増田さんの突然の解雇という緊急事態を迎え従来の集会に比べ多くの方が参加されました。
　おりしもこの日は教育基本法「改正」案が国会に提出された日、教育基本法１０条に明確に違反する解雇への抗議の声が会場に渦巻きました。

　韓国のＭＢＣテレビの増田先生のドキュメント番組、
　ＫＢＳテレビの解雇を報ずるニュースのビデオ上映、
　田中哲朗さん（１９８１年に沖電気を解雇されたミュージシャン）のミニミニコンサートのあと、
　伊沢けい子・都議、藤崎良三・全労協議長、押田五郎・東京全労協議長、雨宮剛・青山学院大学名誉教授、工藤英三・元静岡大学教授の挨拶がありました。
　それぞれ、挙手採決禁止の職員会議、共謀罪・教育基本法改悪、ウルトラナショナリズムなど現在の状況のひどさを強調されました。
　また、解雇（分限免職）により教育問題から労働問題へと新しいステージに問題が移行し、闘う仲間という立場から「増田さんを孤立させてはならない」との声が上がりました。

　引き続き、元・七生養護の河原井さん、被処分者の会の近藤さん、都教委包囲ネットの渡部さん、イラン難民のジャマルさんなど９人の方から連帯のあいさつがありました。

　増田弁護団の和久田弁護士は
「今回の増田さん解雇により、都教委の　不起立大量処分の行き先が解雇（分限免職）であることが　見えてきた。　都教委の「暴走」の最終段階がついに始まった」
と感想を述べられました。

　当該の増田さんからは
「３月３１日１８時４５分に自宅ポストに入っていた免職の発令通知書を発見したが、それほど驚かなかった。というのは、１９８９年１月の昭和天皇死去の際の大フィーバー、９０年１月の本島等・長崎市長銃撃事件をみてわたしは歴史の真実を教えなければ社会的責任を果たせない、しかしそのために将来、職を失うことになるかもしれないと感じたからだ。それ以来、逃げない、隠さない、ごまかさないを自分の方針としてきた。正義と真実は最後に勝つ」
と決意を表明されました。

　最後に増田さんのテーマソング「Ｗｅ　ｓｈａｌｌ　ｏｖｅｒｃｏｍｅ」を合唱し西部全労協事務局次長の「団結がんばろう」で会を閉じました。


☆５月１４日（日曜）１３時ころから
　千歳烏山駅北口区民センター前広場の路上演劇で
　コント「目黒残酷物語」を再演する予定です。
　　　　（増田さんの研修センター生活を題材にしたコント。
　　　　　今回は竹森茂子さんの新演出です）
　お近くの方は、時間が合えば見にいらして下さい。
　なお時間は５月８日（月）に正式決定されるらしい。