パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

☆ 明けない夜はない(188)

2023年03月25日 | 「日の丸・君が代」強制反対

 ☆ <岸田首相のインド・ウクライナ訪問、中・露首脳会談、G7広島サミット>

<転送歓迎>(重複ご容赦)・「新芽ML」・「ひのきみ全国ネット」・「戦争をさせない杉並1000人委員会」・「杉並コモンズ」の渡部です。

 岸田首相は、5月のG7広島サミットに向けて、対中・露対抗の枠組み強化のため3月20日にインドを訪問し、モディ首相と韓国の尹大統領をG7に招待することを明らかにした。

 その足で岸田首相は秘密裏にウクライナを訪問、ゼレンスキー大統領と会談、27項目にもわたる「日本とウクライナとの間の特別なグローバル・パートナーシップに関する共同声明」を発表した。
 これはすでに綿密に準備された文書で、その中には次のような記述もある。(アンダーラインは渡部)

「22. 両首脳は、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障の不可分性を認識し、自由、民主主義、法の支配といった基本的な価値や原則を共有する重要なパートナーとして、国連憲章にうたう目的及び原則に従い、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化すべく共に協力する意図を再確認した。その目的に向けて、ゼレンスキー大統領は、防衛力の抜本的強化や外交活動の強化などを含む日本の国家安全保障戦略の策定を称賛した。

 下線部分にあるように、アメリカのバイデン(「高く評価」)同様、岸田政権による「安保関連三文書」をゼレンスキーも「称賛」した。
 岸田首相は、ウクライナに更なる経済支援と殺傷能力のない装備品などを供与することも表明した。
 また、ゼレンスキー大統領は、5月のG7広島サミットにオンラインで参加することを明らかにした。

 こうした急激な動きは、明らかにアメリカをリーダーとするG7(先進資本主義諸国)による対「中・露」世界戦略による具体的な戦争準備に他ならない。

 そして5月のG7広島サミットがインド・韓国を含めての、「新たな連合軍の形成」を目的としたものであることがわかる。
 そして、岸田首相は、日本全体を東アジアにおけるその最前線基地として提供しようとしているのである。
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 去る2月24日、12項目に渡る「ウクライナ危機への政治的解決のための中国の立場」を発表した中国の習近平主席は、3月21日ロシアを訪問、プーチン大統領と会談、「中露共同声明」を発表した。
 そこでは、ロシアは「ウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場」に示された建設的な提案を歓迎するとし、双方は、

「ウクライナ危機を解決するために、すべての国の正当な安全保障上の懸念を尊重しなければならず、陣営間の対立形成や火に油を注ぐようなことを防止しなければならない」、

「責任ある対話こそが、問題を着実に解決する最善の方法である」

 とした。

 また、共に経済制裁を受けている双方は、

「国連安全保障理事会によって承認されていない、いかなる一方的な制裁にも反対する」

 とした。

 なお、中国について言えば去る3月10日に、サウジアラビアとイランの国交回復(7年ぶり)の仲介をしている。

 また、全人代開幕の3月5日に公表された政府活動報告には、台湾問題について4年ぶりに「平和統一」の文言が復活した。
 一方、習近平は13日に、「外部勢力の干渉と『台湾独立』分裂活動に断固反対する」とも述べている。

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 そうした中、3月6日、アメリカと正式な国交のない台湾が、アメリカの武器・弾薬を台湾に備蓄する方向で双方が協議に入っていることを明らかにした。
 また、3月21日には、蔡英文総統が3月29日に、正式な国交のないアメリカを訪問することも発表された。

 まるで、NATOがロシアのウクライナ戦争以前に、ウクライナに武器を送り合同軍事演習を行っていたのと同じ事が台湾をめぐり起きている。

 そして、日本の南西諸島には次々にミサイルが配備され、2026年の「台湾有事」が盛んに宣伝されている。
 これがG7が進める東アジアでの戦争準備でなくて何であろうか。

 5月の被爆地広島で開かれる「サミット」は、まさに新たな戦争準備のための西側j陣営の「広島会談」となるだろう。

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 現在、全国区各地で岸田政権の「大軍拡、大増税、戦争準備」に反対する運動が粘り強く闘われている。
 「9条を変えるな!杉並市民アクション」は3月25日に「3・25杉並デモ」を行うことにした。
 チラシを添付します。

 全国の皆さん、岸田政権の「大軍拡、大増税、戦争準備」に反対する大きな声をあげましょう。
 また、4月の地方自治体選挙でも同じような声をあげましょう。

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