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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

教員免許更新という悪法

2011年03月08日 | こども危機
 『尾形修一の教員免許更新制反対日記』から
http://blog.goo.ne.jp/kurukuru2180
 現在、東京都の現職高校教員。
 免許更新制に反対して「勧奨退職」するまでの日々です。一緒に裁判する人いませんか。

 「週刊金曜日」」(2・25号)に投稿しました
 ★「教員免許更新という悪法」
(以下が投稿した文章です。ただし、太字は投稿者)


 本誌2月4日号「悪法大研究」になぜか「改悪教員免許法」が入っていなかった。
 この法律は、教育基本法改悪をついに成立させた安倍内閣の「遺産」である。この「改悪」により教員免許は10年しか有効ではなくなった。これでは教師は全員「非正規労働者」である。 教師は自費で大学等の講習に申込み、免許を更新しないと「失職」するという。
 私はこの制度を受け入れられず、講習を受けないままに来て、民主党政権に期待をかけたが、もはや無理だろう。なんと、「失職」とは退職金も出ないのだという。やむを得ず「退職」するしかない
 教師は勉強せよと免許更新制に賛成する意見もあるようだが、2002年の教育公務員特例法改正で「10年研修」が義務づけられているではないか。東京では、さらに20年、30年の研修も行われていた。現場を知らない大学に行くより、勤務先で研究授業をする方が教師の力量アップになる。
 免許更新制だと、低待遇で苦労している非常勤教員や離島の教員、部活や生活指導で大変な教員ほど負担が大きい。大変な思いで頑張っている教員ほど苦労する。生徒と関係が作れない教員には、座学で済むから「10年研修」より楽という変な制度である。しかも管理職や指導主事、主幹教諭は指導層だから受けなくても更新できるという。「何だ、それ」と正直思う。
 講習を受けないと失効するという制度設計自体が、おどしであり非教育的だと思う。大学で勉強して取得して、採用後も問題なく勤務していても、ある日突然資格が失効するという「改正」には怒りを通り越し、信じがたい思いでいっぱいである。
 (下線部は掲載時削除。赤字は掲載では「より」の前にあるが、間違い。次号で訂正の予定。そもそもは原文になかったのですが。)
『尾形修一の教員免許更新制反対日記』(2011-03-02)
http://blog.goo.ne.jp/kurukuru2180/e/187d8ebda01bca5212d822c14be35849

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