<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」・「新芽ML」の渡部です。
本日(10月27日)早朝、「河原井さん根津さんらの『君が代』解雇をさせない会」の都庁前ビラまき(10人参加)がありました。
ビラは、『文科省が放射線の副読本を作成』というタイトルで、副読本は「子どもたちが原発の必要性を認識することを狙った内容」のものであることを暴露したものでした。
また『前回の都教委ムラ定例会』についても述べており、「月2回の定例会だというのに、今日もまた、竹花委員は欠席でした」と書かれてありました。
ビラまき終了後、都教委定例会の傍聴に4人で向かいました。
すると、30階(都教委総務部)に上がるエレベーターで、見かけた姿の男性が乗っていることに気づきました。
エレベーターを一緒に降りたのでよく見ると木村教育委員長でした。
私が、「教育委員長の木村さんではないですか」と声をかけると、「珍しいことではないよ」と急いで総務部の部屋に入っていきました。
少しすると、後から来た瀬古委員が「おはようございます」と、私たちの方に向かって挨拶していました。
この間お互い顔見知りになったので一言返したのか、向こうの方から挨拶してきたのか、分りませんが、きっと二人とも、「今日はちゃんと来ましたよ」と言いたかったのでしょう。
その後、定例会場に入ると、一人の席が空いていました。またしても竹花委員(!)の席です。
「竹花さんは今日も来ていない。今月は二度とも欠席している」と、教育委員に聞こえよがしに言いながら、私たちは傍聴席につきました。
本日は、『小学校教諭採用予定者が子供と共に運動に親しむ取組について』という「報告事項」一件だけでした。
すぐに会議を終わらせるわけに行かないと思ったのか、彼らは思い思いに勝手なことを話し始めました。
その中で例えば川淵委員は、「体力をつけることが大事だ。体育専門の教員を小学校から導入すべきで、芸術などは勝手にやらせておけばいい」などと述べる始末でした。
定例会終了後、私たちが退出する際、根津さんが「竹花委員はどうしたんですか」と聞くと、木村委員長が「欠席です」と述べ、さらに根津さんが「なぜ欠席ですか」と聞くと「出張です」と述べました。
すると川淵委員は「傍聴者が発言できるんですか」などと声を荒げて言っていましたが、すでに定例会は終わっており、しかも委員長は根津さんの質問に答えた後でした。
それにしても、私たちが部屋に入ったとき、竹花委員の欠席を声に出して指摘しているにもかかわらず、何の説明もしなかった委員長が、ただ「出張です」としか言わなかったということは、きっと都教委関連の出張ではなかったのでしょう。
いずれにしても10月、竹花委員は一度も定例会に出てきませんでした。(それでも40余万円の月額報酬!!)
その後4人で、都教委包囲首都圏ネットワークの『都教委要請行動(8月29日)の際の私たちの<質問(6つ)>に対する都教委の「回答」と私たちの【反論・再質問】』を、教育情報課に届けに行きました。
以下にそれを貼り付けておきます。
(なお、その後5人で経済産業省前で行われている 【原発いらない福島の女たち~100人の座り込み~】 に行きました。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2011年10月27日
東京都教育委員会 教育長 大原正行 様
都教委要請行動(8月29日)の際の私たちの<質問>に対する都教委の「回答」と私たちの【反論・再質問】
以下に<質問>項目に沿って、都教委の「回答」と私たちの【反論・再質問】を述べます。
(私たちは「要請書」で<質問>の前にいろいろ都教委の問題点を指摘しています)
<質問1> 都教委は、これほど問題が多いのにあくまでも「10・23通達」を撤回せず、処分を取り消さないのですか。
「回 答」 要望書における申し入れについては、係争中につき、回答を差し控えます。
都教委の主張は、今後、裁判の中で行っていきます。<指導部指導企画課>
処分の取消は考えていません。<人事部職員課>
【反 論】 これはこれまでの多くの要請に対する回答と同じであり、私たちは全く納得できません。
係争中といいながら、自分たちに都合のよい判決が出た時は、それを根拠にさらに強制を強め、自分たちに都合の悪い判決が出たときは無視する。
このような回答を私たちは認めることが出来ません。
<質問2> 都教委は、現在の日本社会は天皇主権の国と思いますか、主権在民の国と思いますか。
「回 答」 教育行政は、関係法令に基づき適切に行っています。<総務部教育政策課>
【反論・再質問】 これでは全く回答になっていません。
日本社会は「天皇主権」か「主権在民」か、と質問したのに、「教育行政は、関係法令に基づき適切に行っています」という回答です。全く人をバカにした回答です。
ですから再度質問します。現憲法下の日本社会は「天皇主権」ですか「主権在民」ですか。二者択一で答えて下さい。
<質問3> 都教委は、「君が代」の歌詞をどのように解釈していますか。
「回 答」 学習指導要領解説音楽編の記載に基づき、国歌「君が代」は、日本国憲法の下において、日本国民の総意に基づき天皇を日本国及び日本国民統合の象徴とする我が国の末永い繁栄と平和を祈念した歌であると解釈しています。<指導部指導企画課>
【反 論】 「君が代」の歌詞の解釈は学習指導要領解説によっているとしています。しかし、これは手前勝手な解釈です。
明治憲法下1942年刊の「初等科修身ニ」には次のようにあります。
「この歌は、『天皇陛下のお治めになる御代は千年も万年もつづいておさかえになりますように。』といふ意味で国民が心からおいはひ申し上げる歌であります。」
歌詞を何度読んでもこれ以上の解釈はありえないでしょう。戦後、新しく日本国憲法が成立し国民主権の社会となりました。しかし、「君が代」の歌詞はそのままなのです。歌詞はそのままなのに、どうして回答にあるような解釈になるのでしょうか。回答にあるような解釈は国民を欺くための歪曲した解釈です。私たちは主権者としてこのような手前勝手な解釈に騙されるわけには行きません。
<質問4> 都教委は、生徒たちを将来の日本の主権者として育てようと考えていますか。
「回 答」 東京都教育委員会で決定した「教育目標」に、育成する人間像を別紙のとおり記載しています。<総務部教育政策課>
【反論・再質問】 別紙の「教育目標」を見ましたが、どこにも「将来の日本の主権者として育てる」とは書いてありませんでした。にもかかわらず、このような別紙を示してくるとは全く都民をバカにしたものです。全く回答になっていません。
「考えている」、「いない」、「答えられない」の中から一つを選んで答えて下さい。
<質問5> 都教委は、原発問題で誤った判断をした最高裁でも、最高裁判判決は絶対正しいと言い切れますか。
「回 答」 日本は、三権分立制をとっており、司法の最終の判断について、行政としては、論評する立場にありません。<総務部法務監察課>
【反 論】 「論評する立場にありません」と言って逃げています。
ということは、「最高裁判決は絶対正しい」とはさすがに言い切れないということでしょうか。
<質問6> 都教委は、都教職員のストレスの大きな原因を自分たちが作っているとは考えないのですか。
「回 答」 「こころの病」は、その発生の過程に大きな個人差があるとともに、様々な要因が重なって引き起こされることから、都教育庁では、「早期発見」「早期対処」を基本方針として、予防対策に重点をおいたメンタルヘルス対策を行っています。<福利厚生部福利厚生課>
【反論・再質問】 「考えないのですか」という<質問>に対して、「回答」のような回答では全く回答になっていません。むしろ、「考えない」とは言い切れないので、このようなわけのわからない「回答」をしてきたとしか考えられません。
つまり、都教委がストレスの大きな原因を作っている、(現場では多くの教員がそう考えている)ということをあなたたち自身明確に「否定できない」と考えるのが正しいということでしょうか。
再度、「ストレスの大きな原因を自分たちが作っているとは」、「考える」「考えない」の二者択一で答えて下さい。(私たちは<対策>を聞いているのではなく、<原因>を聞いているのです。)
また、<様々な要因>といっていますが、その中には都教委の教育政策も入って「いる」のですか、「いない」のですか。二者択一で答えて下さい。
とくに<質問2><質問4><質問6>についての「回答」は余りにもヒドイので、上記のように<再質問>します。「再回答」をよろしくお願いします。
都教委包囲首都圏ネットワーク(連絡先090-5415-9194)
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
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・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」・「新芽ML」の渡部です。
本日(10月27日)早朝、「河原井さん根津さんらの『君が代』解雇をさせない会」の都庁前ビラまき(10人参加)がありました。
ビラは、『文科省が放射線の副読本を作成』というタイトルで、副読本は「子どもたちが原発の必要性を認識することを狙った内容」のものであることを暴露したものでした。
また『前回の都教委ムラ定例会』についても述べており、「月2回の定例会だというのに、今日もまた、竹花委員は欠席でした」と書かれてありました。
ビラまき終了後、都教委定例会の傍聴に4人で向かいました。
すると、30階(都教委総務部)に上がるエレベーターで、見かけた姿の男性が乗っていることに気づきました。
エレベーターを一緒に降りたのでよく見ると木村教育委員長でした。
私が、「教育委員長の木村さんではないですか」と声をかけると、「珍しいことではないよ」と急いで総務部の部屋に入っていきました。
少しすると、後から来た瀬古委員が「おはようございます」と、私たちの方に向かって挨拶していました。
この間お互い顔見知りになったので一言返したのか、向こうの方から挨拶してきたのか、分りませんが、きっと二人とも、「今日はちゃんと来ましたよ」と言いたかったのでしょう。
その後、定例会場に入ると、一人の席が空いていました。またしても竹花委員(!)の席です。
「竹花さんは今日も来ていない。今月は二度とも欠席している」と、教育委員に聞こえよがしに言いながら、私たちは傍聴席につきました。
本日は、『小学校教諭採用予定者が子供と共に運動に親しむ取組について』という「報告事項」一件だけでした。
すぐに会議を終わらせるわけに行かないと思ったのか、彼らは思い思いに勝手なことを話し始めました。
その中で例えば川淵委員は、「体力をつけることが大事だ。体育専門の教員を小学校から導入すべきで、芸術などは勝手にやらせておけばいい」などと述べる始末でした。
定例会終了後、私たちが退出する際、根津さんが「竹花委員はどうしたんですか」と聞くと、木村委員長が「欠席です」と述べ、さらに根津さんが「なぜ欠席ですか」と聞くと「出張です」と述べました。
すると川淵委員は「傍聴者が発言できるんですか」などと声を荒げて言っていましたが、すでに定例会は終わっており、しかも委員長は根津さんの質問に答えた後でした。
それにしても、私たちが部屋に入ったとき、竹花委員の欠席を声に出して指摘しているにもかかわらず、何の説明もしなかった委員長が、ただ「出張です」としか言わなかったということは、きっと都教委関連の出張ではなかったのでしょう。
いずれにしても10月、竹花委員は一度も定例会に出てきませんでした。(それでも40余万円の月額報酬!!)
その後4人で、都教委包囲首都圏ネットワークの『都教委要請行動(8月29日)の際の私たちの<質問(6つ)>に対する都教委の「回答」と私たちの【反論・再質問】』を、教育情報課に届けに行きました。
以下にそれを貼り付けておきます。
(なお、その後5人で経済産業省前で行われている 【原発いらない福島の女たち~100人の座り込み~】 に行きました。)
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2011年10月27日
東京都教育委員会 教育長 大原正行 様
都教委要請行動(8月29日)の際の私たちの<質問>に対する都教委の「回答」と私たちの【反論・再質問】
以下に<質問>項目に沿って、都教委の「回答」と私たちの【反論・再質問】を述べます。
(私たちは「要請書」で<質問>の前にいろいろ都教委の問題点を指摘しています)
<質問1> 都教委は、これほど問題が多いのにあくまでも「10・23通達」を撤回せず、処分を取り消さないのですか。
「回 答」 要望書における申し入れについては、係争中につき、回答を差し控えます。
都教委の主張は、今後、裁判の中で行っていきます。<指導部指導企画課>
処分の取消は考えていません。<人事部職員課>
【反 論】 これはこれまでの多くの要請に対する回答と同じであり、私たちは全く納得できません。
係争中といいながら、自分たちに都合のよい判決が出た時は、それを根拠にさらに強制を強め、自分たちに都合の悪い判決が出たときは無視する。
このような回答を私たちは認めることが出来ません。
<質問2> 都教委は、現在の日本社会は天皇主権の国と思いますか、主権在民の国と思いますか。
「回 答」 教育行政は、関係法令に基づき適切に行っています。<総務部教育政策課>
【反論・再質問】 これでは全く回答になっていません。
日本社会は「天皇主権」か「主権在民」か、と質問したのに、「教育行政は、関係法令に基づき適切に行っています」という回答です。全く人をバカにした回答です。
ですから再度質問します。現憲法下の日本社会は「天皇主権」ですか「主権在民」ですか。二者択一で答えて下さい。
<質問3> 都教委は、「君が代」の歌詞をどのように解釈していますか。
「回 答」 学習指導要領解説音楽編の記載に基づき、国歌「君が代」は、日本国憲法の下において、日本国民の総意に基づき天皇を日本国及び日本国民統合の象徴とする我が国の末永い繁栄と平和を祈念した歌であると解釈しています。<指導部指導企画課>
【反 論】 「君が代」の歌詞の解釈は学習指導要領解説によっているとしています。しかし、これは手前勝手な解釈です。
明治憲法下1942年刊の「初等科修身ニ」には次のようにあります。
「この歌は、『天皇陛下のお治めになる御代は千年も万年もつづいておさかえになりますように。』といふ意味で国民が心からおいはひ申し上げる歌であります。」
歌詞を何度読んでもこれ以上の解釈はありえないでしょう。戦後、新しく日本国憲法が成立し国民主権の社会となりました。しかし、「君が代」の歌詞はそのままなのです。歌詞はそのままなのに、どうして回答にあるような解釈になるのでしょうか。回答にあるような解釈は国民を欺くための歪曲した解釈です。私たちは主権者としてこのような手前勝手な解釈に騙されるわけには行きません。
<質問4> 都教委は、生徒たちを将来の日本の主権者として育てようと考えていますか。
「回 答」 東京都教育委員会で決定した「教育目標」に、育成する人間像を別紙のとおり記載しています。<総務部教育政策課>
【反論・再質問】 別紙の「教育目標」を見ましたが、どこにも「将来の日本の主権者として育てる」とは書いてありませんでした。にもかかわらず、このような別紙を示してくるとは全く都民をバカにしたものです。全く回答になっていません。
「考えている」、「いない」、「答えられない」の中から一つを選んで答えて下さい。
<質問5> 都教委は、原発問題で誤った判断をした最高裁でも、最高裁判判決は絶対正しいと言い切れますか。
「回 答」 日本は、三権分立制をとっており、司法の最終の判断について、行政としては、論評する立場にありません。<総務部法務監察課>
【反 論】 「論評する立場にありません」と言って逃げています。
ということは、「最高裁判決は絶対正しい」とはさすがに言い切れないということでしょうか。
<質問6> 都教委は、都教職員のストレスの大きな原因を自分たちが作っているとは考えないのですか。
「回 答」 「こころの病」は、その発生の過程に大きな個人差があるとともに、様々な要因が重なって引き起こされることから、都教育庁では、「早期発見」「早期対処」を基本方針として、予防対策に重点をおいたメンタルヘルス対策を行っています。<福利厚生部福利厚生課>
【反論・再質問】 「考えないのですか」という<質問>に対して、「回答」のような回答では全く回答になっていません。むしろ、「考えない」とは言い切れないので、このようなわけのわからない「回答」をしてきたとしか考えられません。
つまり、都教委がストレスの大きな原因を作っている、(現場では多くの教員がそう考えている)ということをあなたたち自身明確に「否定できない」と考えるのが正しいということでしょうか。
再度、「ストレスの大きな原因を自分たちが作っているとは」、「考える」「考えない」の二者択一で答えて下さい。(私たちは<対策>を聞いているのではなく、<原因>を聞いているのです。)
また、<様々な要因>といっていますが、その中には都教委の教育政策も入って「いる」のですか、「いない」のですか。二者択一で答えて下さい。
とくに<質問2><質問4><質問6>についての「回答」は余りにもヒドイので、上記のように<再質問>します。「再回答」をよろしくお願いします。
都教委包囲首都圏ネットワーク(連絡先090-5415-9194)
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