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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

田中聡史教諭に対する再発防止研修をただちに中止せよ

2013年07月11日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 板橋特別支援学校の教職員の皆さま
 本日、都教委はこの学校を訪問し、田中聡史さんに「君が代」不起立「再発防止研修」を強行する予定です。私たちはこれに反対し、都教委及び真下校長に以下の申し入れをしています。
 都教委が「君が代」不起立者に対しどんな弾圧をしているかを知っていただきたい、また、田中さんの教員としての思い、教育のあるべき姿について、職場の皆さまとご一緒に考え合えればと願い、お知らせする次第です。
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2013年7月8日
東京都教育委員会
 教育長 比留間英人様
 教育委員長 木村孟様
板橋特別支援学校
 校長 真下智様
河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会
国立市北1-2-12多摩教組気付

● 田中聡史教諭に対する再発防止研修をただちに中止せよ

 東京都教育委員会(以下、都教委という)が「君が代」不起立した教員に対し、「服務事故再発防止研修」を強行していることに強く抗議し、直ちにその中止を求めます。
 とりわけ、昨年からの再発防止研修は回数、期間を大幅に増やし、内容的にも教員としての思想の転向を迫るものであり、断じて許すことはできません。
 卒業式・入学式ともに不起立処分を受けた田中聡史さんの場合、4月5日の都教職員研修センターでの研修に始まり、9月17日に予定されている同研修センターでのそれまで、半年に及ぶ思想の転向を強要する、拷問まがいの研修が進行しています。
 この期間中、他に、都教委(人事部管理主事、指導部、支所、研修センター)が学校を訪問しての研修が4回(6/10 7/9 8/5 8/30)、校長による研修が12回強行されると聞いています。明日7月9日は、都教委が板橋特別支援学校を訪問しての、2回目の再発防止研修日です。
 田中さんは教員になって以来、子どもたちの人権を大事にして教育活動に当たってきました。
 一方、今都教委が各学校に強制している、教員処分をもっての「日の丸・君が代」教育は、子どもたちの意思を無視し、あるいは「日の丸・君が代」について考え判断する機会を保障しないままに、子どもたちに「日の丸・君が代」の尊重を、からだを通して教え込むものです。
 そのような、人権や教育に反することには加担できないと考え、田中さんは「君が代起立」の職務命令を拒否しています。
 子どもたちの人権保障を考えるがゆえに不利益を覚悟して不起立をしているのです。私たちは、子どもを大事にする教員たちを支持します。
 10・23通達による「君が代」不起立教員処分を始めた2004年、都教委は「3年間で不起立者を0にする」ことを目標に掲げましたが、10年を経過した現在に至るまで、「不起立者0」を達成できたことは一度たりともありません。
 弾圧を受けようとも間違ったことに沈黙しない教員の発言や行動に、都教委は真摯に耳を傾け、10・23通達を撤回するよう、要求します。
 まずは、明日予定している田中さんの対する「再発防止研修」の中止を求めます。

『河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会』(2013年7月9日)
http://kaikosasenaikai.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/index.html#entry-77006288
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