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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

“3・26判決”はどうなる?

2009年03月19日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ★ “3・26判決”はどうなる?
 ~東京「君が代」裁判(一次訴訟)・注目の判快日が迫る!

○172名の原告らに5年越しの結論!

 東京都の教育に「命令と服従」の体制を持ち込んだ「10・23通達」が出され、これによって「君が代」伴奏や起立斉唱を強制する膨務命令に従わなかった教職員らに次々に処分が出されるようになってから、もう6年目を迎えようとしています。
 そして、2004年に処分された172名がまとまってたたかってきた、東京「君が代」裁判(一次訴訟)が、計10回の法廷での審理を経て、きたる3月26日に判決を迎えます。
○日本の教育と民主主義の将来を占う判決に!
 これまで「君が代」強制に関する裁判は、勝ったり負げたり(どちらが当事者かはさておき)、さまざまな判断が示されています。これまで最高裁の判断もいくつか出ていますが、いずれも小法廷判決で、明確な違憲審査は行われていません。
 また、教育委員会がすべての校長を使って個々の教職員にもれなく個別具体的な命令書を出させて「君が代」伴奏や斉唱を強制したという例は前代未聞です。こんな例は日本全国どこにもありません。よって、このような強制とそれに起因する懲戒処分が適法かどうかについては、今回はじめての判断が示されることになるのです。
 東京「君が代」裁判で私たちは、この問題のおもな争点が、憲法13条、23条、26条などによって保障される「教育の自由」の侵害と、かつ憲法19条、20条によって保障される「思想・良心の自由」の侵害にあると主張してきました。
 これらはいずれもこの国の民主主義の根幹に関わる重要な権利であり、これらを確かなものにしていくことが、この裁判の大きな目的なのです。
○3月26日、東京地裁に集まろう!
 東京「君が代」裁判の判決は、13時30分から東京地方裁判所103号法廷で言い渡されます。
 この日は、法廷の内外に原告、開係者、関心のある方たちなど、たくさんの人々が集まります。
 傍聴抽選で外れても、そのまま玄関前で判決報告(いわゆる「旗出し」)を待ち受け、ミニ集会を行います。
 また、閉廷後は別会場で判決内容などについてくわしい話をする報告集会などを下記のスケジュールで開催します。
 当日は地裁玄関前で原告団事務局が案内します。初めてでも、お一人でも心配ありません。ぜひとも裁判所にお越しください!
 13:00傍聴抽選券配布→13:10傍聴抽選
 →13:30開廷・判決言い渡し(103号法廷)
 →旗出し・地裁前ミニ集会・移動
 →14:30報告集会(TKP虎ノ門ビジネスセンター)
※東京地裁は、東京メトロ(地下鉄)霞ヶ関駅A1出ロから徒歩1分。すぐわかります。

 09・2・7 「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会事務局 近藤

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