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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

アベを倒そう!(86)<卒業式ビラまき、アベユーゲント?>

2016年03月25日 | 日の丸・君が代関連ニュース
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  【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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  東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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  対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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 ▲ 卒業式ビラまきの続報です。
 山谷日雇労働組合の方からの報告ですが、この方々は、「再発防止研修」抗議行動にもいつも来てくれます。
 (3月19日(土))
 <浅草高校>
 東京・山谷日雇労働組合の5人で行ないました。
 浅草高校は、三部制・単位制の高校で、卒業式は午後2時からの開始です。
 父兄の受付は午後1時から開始、1時45分までには会場に入場というタイムスケジュールでした。
 ビラまきは午後0時15分から正門と昔の「山谷掘」に面する通用門の二ヶ所で始めました。
 東京・山谷日雇労働組合の事務所から歩いて10分で浅草高校です。

 着いた時点で既に所轄の浅草警察署の私服車が正門脇に来ていました。
 学校側からの規制は特になく、正門内に先生が1~3人立っていましたが、生徒や父兄の案内係のような感じで、ビラまきに対しては「いつものこと」という感じでした。
 ただ、一人だけ、「こんなビラをまくなんて日本の恥だ」「やめなさい」と大きな声をあげたり、レンズをこちらにむけて断りもなく写真を取って張り切る右翼的な父兄(?)がいましたが、学校側も「困った父兄だ」というようなスタンスでした。
 ビラの受け取りは、9割以上だったと思います。
 午後2時の卒業式開始時刻まで行ないました。

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 3月21日の<防衛大卒業式での安倍首相の訓示>(これで検索すれば出てきます)が話題になっています。
 これはかなりの長文で、安倍首相の<本音>がよく出ているものだと思います。
 そこで、ここではいくつか特徴的な部分を抜粋して紹介します。
 後ろに私のコメントをつけます。

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 「諸君の規律正しく、誠に凛々しい姿に接し、自衛隊の最高指揮官として、心強く、大変頼もしく思います。」
 「『事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託にこたえる』この宣誓の重さを、私は、最高指揮官として、常に、心に刻んでいます。」
 「自衛隊員に与えられる任務は、これまで同様、危険の伴うものです。
 しかし、全ては、国民のリスクを下げるため。
 その任務は、誠に崇高なものであります。
 そして諸君は、この困難な任務に就く道へと、自らの意思で、進んでくれました。
 諸君は、私の誇りであり、日本の誇りであります。」

 「諸君を頼みにするのは、日本国民だけではありません。
 毎年2万隻の船舶が通過する、世界の大動脈・アデン湾では、世界の船舶が自衛隊を頼りにしています。
 この海域において、かつて年間200件以上発生していた、海賊による襲撃事案は、昨年、ゼロとなりました。世界に誇るべき大成果であります。
 そうした自衛隊に対する国際的な高い評価の上に、昨年、戦後初めて、自衛隊から多国籍部隊の司令官が誕生しました。」
 「本日、ここには、インドネシア、カンボジア、タイ、韓国、東ティモール、フィリピン、ベトナム、そしてモンゴルからの、留学生の皆さんもいます。
 是非、皆さんも、我が国と共に、世界の平和と安定のために大きな役割を果たしてほしい。
 大いに期待しています。
 幹部自衛官となる諸君もまた、国際的な視野を持ってほしい、と願います。」

 「モザンビーク、ゴラン高原、東ティモール、更にはイラク、ネパール、ハイチ。
 今この瞬間も、南スーダンで、現地の人々の自立のため、世界の平和のために、ひたすら汗を流し続ける自衛隊員の姿を、世界が称賛し、感謝し、そして頼りにしています。
 その自衛隊が、積極的平和主義の旗の下、これまで以上に国際平和に力を尽くす。
 平和安全法制は、世界から支持され、高く評価されています。」

 「安全保障政策の司令塔である国家安全保障会議を始め、私の下には、将官を筆頭に、1佐や2佐を中心とした20名を超える自衛官が勤務してくれています。
 高度な知識と深い経験を活かしながら、他の省庁の出身者と一体となって勤務し、私を支えてくれています。
 防衛大学校は、戦前の陸軍と海軍の縦割りを克服することを目指し、陸・海・空の幹部候補を一元的に教育し、十分な成果を挙げてきました。
 しかし、陸・海・空が一体となるだけでは、もはや不十分であります。
 自衛隊、更には防衛省の枠を超えて、政府一体で、総合的な安全保障政策を進めていかなければなりません。
 諸君にも、そういう広い視野を持って、任務に当たってもらいたい。
 そして、将来、諸君の中から、最高指揮官たる内閣総理大臣の片腕となって、その重要な意思決定を支える人材が出てきてくれることを、切に願います。」
 「100年以上前の、日本海海戦における、歴史的な大勝利。
 その「現場」に、観戦武官として立ち会った、アルゼンチン海軍のマヌエル・ドメック・ガルシア大佐は、報告書の中で、日本が勝利した要因について、こう分析しています。
 『日本海海戦の勝利は、ただ勝利を得ようとする願望や熱情のみで得たものではない。
 あらゆる警戒措置を怠らず、ごく細部に至るまで研究した結果、手中にしたものである。』
 そして、このようにも、述べています。
 『日露戦争の結果は、完璧な研究と用意・準備を行った事に帰結する』と。
 いかなる任務も、必要十分なる訓練と、万全の備えなくして、成功を収めることはできません。
 もとより、精神論だけで達成できるほど、『現場』での任務は、生易しいものではありません。
 今月施行される平和安全法制に基づく、新しい任務においても、『現場』の隊員たちが、安全を確保しながら適切に実施できるよう、あらゆる場面を想定して、周到に準備しなければなりません。」
 「『百錬成鋼(ひゃくれん・せいこう)』という言葉があります。
 鉄を百回鍛えることで、強い鋼(はがね)となるように、鍛錬に、鍛錬を重ねなることによって、人は成長する。
 いかなる困難にも打ち克つことができる人材となる、という言葉であります。
 卒業生諸君。どうか、諸君には、日本国民を守る『百錬の鉄』となってもらいたい。
 その心構えを持って、いかなる厳しい訓練や任務にも耐え、努力を積み重ねてほしいと思います。
 そして、御家族の皆様。大切な御家族を、隊員として送り出して頂いたことに、自衛隊の最高指揮官として、感謝に堪えません。」
 「平成28年3月21日
 自衛隊最高指揮官
 内閣総理大臣 安倍晋三」

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 ここに見られるのは、以下のようなことです。
 ①自分が「自衛隊最高指揮官」であることを何回も強調していること。
  まるで、自分は偉いのだと虚勢を張っている子どものようです。

 ②卒業生たちを「諸君は、私の誇りであり、日本の誇りであります。」と
  もち上げていること。「私の誇り」と言うのでは、
  自衛隊員を私物化しているようなものです。

 ③世界から自衛隊が期待されていることを強調していること 。
  中東・東アジアなどでは決してそうではないにも関わらずです。

 ④また、「昨年、戦後初めて、自衛隊から多国籍部隊の司令官が誕生しました。」
  などと言って、卒業生に多国籍部隊の幹部になるよう「そそのかし」ていること。
  安倍首相は「積極的平和主義」で世界征服を夢想しているのです。

 ⑤「平和安全法制は、世界から支持され、高く評価されています。」と述べ、
  国内では「違憲」と言われ大きな反対運動があったこと
  アジアの国からも批判が出ていること、を隠していること。
  特に、国内で大きな反対運動があったことについては何も述べていません。

 ⑥「安全保障政策の司令塔である国家安全保障会議を始め、私の下には、将官を筆頭に、1佐や2佐を中心とした20名を超える自衛官が勤務してくれています。」
  などと言って、自分を誇っていること。まさに子どもがはしゃいでいるようです。

 ⑦さらに、「将来、諸君の中から、<最高指揮官たる内閣総理大臣の片腕となって>
  その重要な意思決定を支える人材が出てきてくれることを、切に願います。」
  などとまで言っていること。(< >は渡部が付けました)

 ⑧日露戦争における「日本海海戦における、歴史的な大勝利」を持ち上げ、
  その教訓を生かすように述べていること。まるで、すぐにも戦争をするかのようです。
 ⑨「『百錬成鋼(ひゃくれん・せいこう)』という言葉があります。」、
   『百錬の鉄』となってもらいたい。」などと述べて、
  自衛隊が強力な軍隊になることを期待していること。

 これを読んで私は「ヒトラーユーゲント」のことを思い出しました。
 恐らく当時のヒトラーも同じような調子で若者を「そそのかし」たのでしょう。
 また、繰り返し「最高指揮官」を強調しているところに、安倍首相の精神的な幼稚さを感じました。
 さらに、ヒトラーは自分を良く見せようと『我が闘争』などを書き普及しましたが、自己顕示欲の強さでは安倍首相も同じだと思いました。
 このような精神構造はヒトラー同様必ず現実にぶつかり破綻するでしょう。

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