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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

君が代3次訴訟 憲法学者の証言報告

2014年01月15日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ☆ 東京「君が代」第3次訴訟 2月7日(金)結審
  14:40傍聴抽選締切(予定)15:00開廷 東京地裁527→103に変更
 →さらに2日前に、異例の期日延期の通知、2月7日は中止になりました。

  《東京「君が代」裁判三次訴訟》 注目の証人尋問行われる
 ◎ 「全体主義への抵抗は教職員の責務」


 昨年12月6日の第15回口頭弁論は、巻美矢紀千葉大教授の証人尋問。憲法論で真っ正面から勝負する注目の法廷に、60人近い原告・支援者が傍聴券を求めて並びました。以下に証言のポイントをまとめます。
 ○ 都教委によれば、通達の目的は「秩序の確保」「式典の円滑な進行」であるが、不起立等があっても式は支障なく進行している。通達に必要性はない
 ○ 指導に当たっては、生徒の理性的思考を育てることが重要。全教職員の起立で同調の圧力を高め、理性的に考える機会を生徒から奪うことは、国旗・国歌の指導としても不合理。
 ○ 内心の自由の説明さえ禁止し、理性的思考を遮断して生徒に愛国心を刷り込むことが、通達の真の目的。
 ○ 子どもが自由且つ独立の人格として成長することを妨げるような国家的介入は、旭川学テ最高裁判決も認めるように、公権力に許された限界を超える違憲行為。
 ○ 原告は、生徒に愛国心を刷り込む国家の道具となることを拒否した。これは、個人の思想良心の自由である以前に、教職員としての責務である。
 ○ 民主主義に於ける国民の同意は、理性的な判断に拠らなければならない。刷り込み式愛国心教育は民主主義を根底から揺るがしかねない
 都教委による学校支配が日常化する今、教育の本質に立脚する証言は、私たち一人一人に「己の職責を果たし得ているのか」と問いかけ、覚悟を迫るものでした。
(3次訴訟原告 吉野典子)

「東京『君が代』裁判原告団ニュース 第9号」(2014/1/14)

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