パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

アベを倒そう!(40)

2015年12月07日 | 日の丸・君が代関連ニュース
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 本日(12月5日)、東京都立国立高校で、▲ <高校生向けビラ>「民主主義って何だ?これだ!」をまきました。(2人⇒3人⇒4人⇒5人とまき手が集まりました)
 本日、国立高校はテストだというので、10時頃からは下校になるだろうと思い、10時前に校門につきました。
 しかし、参考書のようなものを見ながら校門を入っていくような生徒たちがパラパラと来るばかりでした。
 きっとテストのことで頭がいっぱいなのでしょう。
 ビラを受け取る生徒はほとんどいませんでした。

 まもなく、「授業してたのに処分裁判」(勝訴)のFさんが校門前に見え、
 「先日一人で富士森高校で<高校生向けビラ>をまいた。
 しかし、テスト時間がバラバラなようで、どうもうまくいかず、30数枚しか撒けなかった。100枚まけたらいい方ですよ。
 今日はここで、自分は<戦争法廃止の2000万署名>をしようと思います。」
 などと言って、自作のプラカードを首から下げ、ビラまきの私たちと並んで署名活動を始めました。
 しばらくすると、副校長と主事の二人がビラ(誰かからもらった?)を持って出てきて、
 「本日テストですので、テストの前にはまかないでいただきたい。
 テスト後に撒くようにしてください。」
 と言いますので、
 私たちは、
 「テスト頑張ってね、と言っています。」「無理に押し付けたりしません。」
 と言うとまもなく校舎の方へ帰って行きました。

 しかし、11時、12時になっても生徒たちは出てきません。
 そうしている間、私たちは校門のところの通行人にもビラを渡すようにしました。
 通行人にも高校生と何らかの関係があるだろうと考えて。
 すると、まあまあ受け取りがいいのです。
 また、福嶋さんがやっている署名にも協力してくれる人も出てきました。(最終的には9筆集まりました)
 12時45分位からようやく生徒たちが出てきました。
 しかし、今日はテスト最終日で、この後部活がある生徒たちも多かったようで、出てくる生徒はそれほど多くはありませんでした。
 それでも、前回同様、
  「こんにちは、テストご苦労様でした。」
  「では問題です。民主主義って何だ?」
 というと、それなりに顔を上げてくれ、中にはニヤリとする生徒たちもいます。
 そして、
  「簡単には答えられないよ。」
  「また問題かよ。」
  「やらせみたいだな。」
 などと言いながらも、結構受け取ってくれました。
 私たちは13時15分頃引き上げましたが、計143枚まくことができました。
 今回もまた、「民主主義って何だ?」「これだ!」と問いかけながらビラを渡すのが有効だということが分かりました。
 また、このビラには通行人も興味を示すということも分かりました。

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 <「言論の自由と統制」(『戸坂潤全集』第五巻、163~165ページ)より>

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 第二に、宗教団体やアカデミーのような特殊の小社会の内部にだけ問題を限らずに、特殊な小社会相互の間の関係に問題を持って行くと、ここででは全体社会の内部の対立関係が、社会全体に於ける言論統制の最大の要素になるという点が、ハッキリして来るのであって、商品ジャーナリズムに於ける言論の統制などがその好い例である。
 この言論界では社会常識を著しく越えたり逸脱したりした言論は、絶対に無視され沈黙させられて了うが、それは云うまでもなく出版資本乃至(ないし)一般資本の経済的又観念的な要素に従わねばならぬからであって、而(しか)も社会全体の言論自身がこの資本による統制によって統制される結果となるのである。
 第三に、この特殊な小社会相互の間の対立関係が、更に社会の政治的な支配関係をもった階級対立関係にまでハッキリして来ると、言論統制は最も意識的で計画的となる。・・・ここでは、統制に服さない言論が単に無視されたりするだけではなく、処罰されねばならなくなる。だから之は言論の統制の名目の下に実は言論の圧迫を企てるものに他ならなくなる。・・・・
 最後に大事な点は併(しか)しながら、この行政上の言論弾圧が、単に刑事上の処罰と逆行して行われるばかりではなく、或る意味では当然なことながら、之が直ぐ様言論界のジャーナリズムに、夫々(それぞれ)の小社会圏に、又一般の社会常識自身に反作用することであって、
 こうして例えば一般的な社会常識が、仮に自分自身の立場からは忍ぶことの出来る程度の「自由」な言論でも、政治的支配の一定の必要から来るこの行政上の言論抑圧に倣(なら)って、之を抑圧しなければならなっくなったり、
 或いは又社会的常識自身が我慢できない固陋(ころう)な言論も、行政上から来る一種の奨励に依って、之を奨励しなければならなくなるという点なのである。
 ・・・・こうした「言論統制」の社会に住む市民達は単に行政上の必要から刑事処分を受ける危険にさらされるばかりでなく、そこから直接間接に来る結果として社会的便宜や社会道徳圏から見放され、従って社会的経済生活からも見放されることになるという、決定的な危険に著しく曝(さら)され勝ちなのである。
 でこうなると、言論の統制というものはもはやただの言論活動の統制などではなくて、人間的生存そのものに対して生殺与奪の力を振るう云わば牧畜的統制にさえなるのである。「言論の自由」という実際問題はこの点に横たわるのである。
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 私は最近の言論界を見るにつけ、一体誰が本当の民衆の敵で、誰が中間派で、誰が味方なのか、ということを見間違わないようにしなければならないと思います。
 そのためには、基本的には、安倍独裁政権とそれを支える財界(昔の財閥)や米政府に対し、圧倒的多数の日本の民衆が対立している、という構図をしっかり捉えるべきではないかと思います。
 (これは実際の経済や政治を見れば明らかです)

 そうしなければ、味方同士で敵対したり本当の敵を見失うことになるからです。
 (もちろん相互批判は必要ですが、それは敵対とは違います。)
 反米反独占統一戦線(日本に於ける反ファッショ統一戦線の中身)というのはこうしたことではないかと思います。
 そうした意味で、現在行われている2000万署名は、そうした民衆的な統一戦線を形成する上で、重要な行動だと思います。
 人民大衆こそ歴史を動かす原動力です。

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