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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「4・13通知」特集(5)

2006年05月03日 | 暴走する都教委
『学校経営の適正化について(通知)』<3>

            会議録の作成要領

1 会議録作成の趣旨

 平成10年7月17日、東京郷公立学校の管理運営に関する規則(以下「規則」という。)の一蔀改正により、職員会議については校長の補助機関としての位置付けが明確にされた。
 規則では、「職員会議の組織及び運営について必要な事項は、校長が定める。」(同第12粂の7第4項)とされ、「必要な事項については通達の中で「職員会議の構成員、招集手続き、定例開催日、司会、記録方法等をいう。」と規定されている。

 また、「『管理運営規程』の策定について」(平成10年10月16日教育長通達)において、「職員会議の会議録は情報公開の対象となるので、『管理運営規程』に職員会議の記録について明記し、会議録の整備を図ること。」(同第2の2)とされ、「管理運営規程(標準規程)」における職員会議の記録に関する規定においては、「記録者は、会議の要旨を会議録として取りまとめ、会議終了後、直ちに会議録を校長に提出し、会議の要旨が正確に記載されているかの確認を受けなければならない。」とされている。
 企画調整会議、各委員会、分掌会議等(以下「企画調整会議等」という)の会議録もこれに準じる。

2 会議録の性格
(1) 職員会議録は公文書の一つであり、個人情報の部分を除いて開示の対象となる。
(2) 職員会議録の保存年限は3年とする。(文書保存年限表の一部改正 平成10年11月10日)
(3) 企画調整会議等の会議録も職員会議録に準じる。

3 会議衆の記載事項
 職員会議録には、以下の事項を記載する。企画調整会議等の会議録もこれに準じる。
(1) 開催日時
(2) 司会者・記録者名
(3) 欠席者
(4〉 報告・協議等に対する主な意見導
(5) 校長〈副校長・経営企画室(課)長)の判断・見解
 *校長の参加していない委員会等は、校長に報告を行い、指示を受ける。
(6) 校長等の確認印

4 職員会議録作成・保管上の留意事項
(1) 記録に当たって、ワープロを使用して整理する場合においては、複写や褪色に十分配慮すること。
 手書きの場合は、黒色のインク又はボールペン等を用い、読みやすいよう整理する。また、複写しても読みとれるよう配慮すること。
(2) 要点を簡潔にまとめた要旨を記録すること。
 ・発言者全員の全ての発言内容を詳細に記録する必要はない。文意が明瞭に読みとれる内容であればよい。
 ・重複する同趣旨の発言は一つにまとめる。
 ・連絡・報告事項の中で、質疑応答があった場合は、その内容を記録する。
(3) 発言者の氏名は原則として書かなくてもよいが、校長、副校長、経営企画室(課)長については、職名が分かるようにする。
(4) 会議録は、資料とともに、副校長が適正に保管すること。

5 その他
 ・作成要領による職員会議録の作成例を別紙に示した。

◆別紙1

        企画調整会議録の記載例


東京都立○○高等学校○○課程
平成 年度第 回(定例・臨時)企画調整会議録
日時 平成○○年○月○日(曜)○時間目
司会者 ○○主幹 記録者○○主幹 
欠席者 ○○主幹(研修出張)

1 校長からの伝達事項
(1) 学期始めの生活指導について
・学校生活への早期適応を図るため、生徒一人一人に応じたきめ細かい指導を行うことが必要。
 そのために、学年・生活指導部が連携して指導方法を見直すこと。
・成績不振者への追指導を計画的に行うため、教務部を中心に指導方法を立案すること。
(2) 10/1(都民の日)の研修について
・研修を行うものは、研修申請を遺漏なく行うこと。また、服務の厳正に努めること。
 さらに、授業力向上のために、研修の成果を活かして校内研修にも取り組んで欲しい。

2 副校長からの伝達事項
(1) 学校行事に伴う生徒の指導について
・2学期は学校行事が多いので、生徒の生活リズムとともに、保護者との連携に留意すること。
(2) 文化祭について
・飲食物の取扱い、本校生徒及び外来者の安全、展示物等の内容の点検については、準備段階から万全を期すこと。
(3) 第2回学校運営連絡協議会について
・評価委員会のアンケートについては、企画調整会議を経て、次回の職員会議に出す。
(4) 出張命令簿の記入について
・事前に出張場所、時間、経路等を正確に記入願いたい。

3 協議事項
(1) 生徒の特別指導について(2学年主任)
【説明】
・○月○日(木)12:50、S教諭が便所で喫煙しているA男を発見。B男が同席。煙草等はB男のもの。状況確認した結果、二人とも素直に認めた。二人とも特別指導歴なし。
・A男、B男は所属する部活動が同じ。行動を共にすることが多い。
【指導案】
・A男は喫煙行為、B男は同席行為により、翌日から3日間の特別指導とする。
・明後日8時に保護者同席で校長からの特別指導をお願いする。
・反省文、課題等は前例のとおり行いたい。
【意見交換】
・反省文、説諭等の特別指導は生徒部と2学年で調整して行う。
・保護者への連絡は担任と2学年主任で行う。
【今後の対応】
・この件は、生徒指導に係る事案なので、職員会議で協議を行う。

(2) 文化祭における飲食物の取扱いについて(生活指導部)
【説明】
・資料7に基づき説明(生活指導主任)
【意見交換】
・保健所との連携は生活指導部で調整する。
【今後の対応】
・職員会議でも意見聴取を行いたい。(生活指導主任)

(3) 教育課程の見直しについて(教育課程委員会委員長)
【説明】
・「奉仕」の導入に向けて、教育課程を見直している。
・資料8の説明
【意見交換】
・職員会議で協議する前に、各教科で見直してもらうことが必要ではないか。
・先進校の実践例や、他校の状況も把握する必要がある。
【今後の対応】
・先進校の実践例や、他校の状況について、情報収集を行う。

4 連絡・報告事項
(1) 経営企画室(課)長
① 改修工事に伴う停電について
・停電日時9月20日(月)15時30分~17時OO分
※補足
・前週のLHR及び当日のSHRで担任が指導する。(生活指導主任)
② 授業料未納者の状況について
・現状(資料1)に基づき、副校長、各担任と事務室が連携して督促する。
(2) 教務主任
① 2学期からの時間割変更について
・資料2のとおり実施する。都教育委員会へは届出済み。
② 学校説明会について
・資料3により検討中。教職員からの要望等を集約する。
(3) 生活指導主任
① 遅刻指導週間の実施について
・資料4のとおり実施する。
②文化祭の各参加団体の準備状況について
・資料5のとおり。
(4) 進路指導主任
①就職希望者の受験先一覧
・資料6のとおり。

5 校長の判断・意見等
(1) 連絡・報告事項は、このとおりお願いする。
(2) 生徒の特別指導、文化祭における飲食物の取扱いについては、それぞれ職員会議で協議を行う。
(3) 教育課程については、先進校の実践例や、他校の状況について、情報収集を行った上で見直して欲しい。

6 次回の会議来週の定例会で行う。
(続)

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