<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
(For a slogan of movement)
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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本日(4月28日)、都教委包囲首都圏ネットワークでは地教行法(地方教育行政の組織及び運営に関する法律)改悪に反対する▲ 国会前月曜行動を行いました。(参加者10名)
シュプレヒコールでのスローガンは以下のとおりでした。
「教育の国家支配反対!」 「教育委員会制度の解体を許すな!」
「教科書検定制度改悪反対!」 「道徳を教科にするな!」
「国家は国民に道徳を強制するな!」 「日の丸・君が代強制反対!」
「竹富島につくる会教科書をおしつけるな!」 「文科省は是正指導するな!」
参加者はリレートークで、現在進められつつ「教育再生」の危険性についてそれぞれ語りました。
ただ、国会前には、私たち以外の団体はいませんでした。
教育基本法改悪の時には、いくつかの教職員組合も国会前座り込みなどをやりました。
しかし、今ではその動きも見られません。
また、国会は事実上「総与党化」状態です。
これでは何か軍事的衝突でも起きれば、一気に「挙国一致」「国家総動員」に行く可能性さえあります。
それに関して少し書きます。
アベノミックスで日本社会の格差は拡大する一方です。
「総中流」などはすっかり過去の事、今では「1%の富裕層と99%の貧困層」に社会は分裂しつつあります。
その結果国内市場は狭くなり、資本主義を守るためには、戦前同様海外への経済侵略が不可避となります。
そこから、「内に抑圧、外に侵略」といういわゆる帝国主義的政策が取られることになります。
「ファシズムと戦争の時代」の到来です。
国内に関して言えば、どうしても階級対立が強まるために「階級協調」の論が前面に出てきます。
その最近の象徴は、安倍首相が連合メーデーに出席し、挨拶の中で「経営者も労働者もない」と言ったことです。
これこそ、「階級協調」「挙国一致」の思想に他なりません。
また「階級協調」のために「天皇」や「神社」を盛んに利用しています。
・昨年末の靖国神社参拝
・今年初めの伊勢神宮参拝
・本日の明治神宮参拝
いずれも天皇と深い結びつきがある神社への参拝です。
最近原本が発見されたという「教育勅語」も、天皇のために命を投げ出す道徳を注入するものでした。
階級矛盾の激化を覆い隠すために「天皇」がこのように利用されているのです。
前にも書きましたが、戦前・戦中の哲学者・戸坂潤は、『日本イデオロギー』の中で「日本主義」というものを批判しています。
その中で彼は、「日本主義」とは、
(1)なんら実際生活とのむすびつきをもたないものである
(2)よくしらべてみればその内容は外来的なものに解消してしまう
(3)なんら論拠のない、ガラクタにみちたものなのである
と述べています。
そしてその正体は、つまるところ、「日本主義的国史だけであって、もはや何らの哲学もない」と述べています。
さらに、<日本主義の帰趨>という節では、次のように結論づけています。
「皇道主義こそ・・・、日本主義の究極の帰一点であり、決着点なのである。」
そのような「皇道主義」を注入する国家主義教育が、今再び全面的に行われようとしているのです。
ではそのような教育はかつて成功したのでしょうか。
否、です。
「教育勅語」に基づく観念的な教育は、世界の現実にぶつかり破綻しました。
今また安倍政権は同じことをやろうとしています。
しかし、現実は戦前と大きく変わっています。
天皇を「神」などと思っている人はもういません。
したがってこれは、一時的な「成功」はあるかもしれませんが、再び現実と衝突し、「パロディ」(猿真似)にしかならないでしょう。
すでに超右翼政治家・石原慎太郎が、「僕、国歌歌わないもん」などと述べているくらいです。
私たち包囲ネットは、たとえ少数でも『国会前抗議行動』を続けます。
みなさん、どうぞ気軽に来てください。
そして、リレートークで言いたいことを言って下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★ 5月12日(月)
教育委員会制度解体反対 教育の国家支配をゆるさない『国会前抗議行動』
<時間> 14時~16時(雨などにより変わる場合があります)
<場所> 衆議院第2議員会館前 歩道
<行動> 座り込み、リレー・トーク
<主催> 都教委包囲首都圏ネットワーク 090-5415-9194
5月19日(月)、26日(月)もやります。
ただし、時間は14:00~18:30とし、全体を通して座り込みをやり、
14:00~15:00 午後の集会(リレートーク)
17:00~18:30 夕方の集会(リレートーク)、とします。
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
(For a slogan of movement)
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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本日(4月28日)、都教委包囲首都圏ネットワークでは地教行法(地方教育行政の組織及び運営に関する法律)改悪に反対する▲ 国会前月曜行動を行いました。(参加者10名)
シュプレヒコールでのスローガンは以下のとおりでした。
「教育の国家支配反対!」 「教育委員会制度の解体を許すな!」
「教科書検定制度改悪反対!」 「道徳を教科にするな!」
「国家は国民に道徳を強制するな!」 「日の丸・君が代強制反対!」
「竹富島につくる会教科書をおしつけるな!」 「文科省は是正指導するな!」
参加者はリレートークで、現在進められつつ「教育再生」の危険性についてそれぞれ語りました。
ただ、国会前には、私たち以外の団体はいませんでした。
教育基本法改悪の時には、いくつかの教職員組合も国会前座り込みなどをやりました。
しかし、今ではその動きも見られません。
また、国会は事実上「総与党化」状態です。
これでは何か軍事的衝突でも起きれば、一気に「挙国一致」「国家総動員」に行く可能性さえあります。
それに関して少し書きます。
アベノミックスで日本社会の格差は拡大する一方です。
「総中流」などはすっかり過去の事、今では「1%の富裕層と99%の貧困層」に社会は分裂しつつあります。
その結果国内市場は狭くなり、資本主義を守るためには、戦前同様海外への経済侵略が不可避となります。
そこから、「内に抑圧、外に侵略」といういわゆる帝国主義的政策が取られることになります。
「ファシズムと戦争の時代」の到来です。
国内に関して言えば、どうしても階級対立が強まるために「階級協調」の論が前面に出てきます。
その最近の象徴は、安倍首相が連合メーデーに出席し、挨拶の中で「経営者も労働者もない」と言ったことです。
これこそ、「階級協調」「挙国一致」の思想に他なりません。
また「階級協調」のために「天皇」や「神社」を盛んに利用しています。
・昨年末の靖国神社参拝
・今年初めの伊勢神宮参拝
・本日の明治神宮参拝
いずれも天皇と深い結びつきがある神社への参拝です。
最近原本が発見されたという「教育勅語」も、天皇のために命を投げ出す道徳を注入するものでした。
階級矛盾の激化を覆い隠すために「天皇」がこのように利用されているのです。
前にも書きましたが、戦前・戦中の哲学者・戸坂潤は、『日本イデオロギー』の中で「日本主義」というものを批判しています。
その中で彼は、「日本主義」とは、
(1)なんら実際生活とのむすびつきをもたないものである
(2)よくしらべてみればその内容は外来的なものに解消してしまう
(3)なんら論拠のない、ガラクタにみちたものなのである
と述べています。
そしてその正体は、つまるところ、「日本主義的国史だけであって、もはや何らの哲学もない」と述べています。
さらに、<日本主義の帰趨>という節では、次のように結論づけています。
「皇道主義こそ・・・、日本主義の究極の帰一点であり、決着点なのである。」
そのような「皇道主義」を注入する国家主義教育が、今再び全面的に行われようとしているのです。
ではそのような教育はかつて成功したのでしょうか。
否、です。
「教育勅語」に基づく観念的な教育は、世界の現実にぶつかり破綻しました。
今また安倍政権は同じことをやろうとしています。
しかし、現実は戦前と大きく変わっています。
天皇を「神」などと思っている人はもういません。
したがってこれは、一時的な「成功」はあるかもしれませんが、再び現実と衝突し、「パロディ」(猿真似)にしかならないでしょう。
すでに超右翼政治家・石原慎太郎が、「僕、国歌歌わないもん」などと述べているくらいです。
私たち包囲ネットは、たとえ少数でも『国会前抗議行動』を続けます。
みなさん、どうぞ気軽に来てください。
そして、リレートークで言いたいことを言って下さい。
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★ 5月12日(月)
教育委員会制度解体反対 教育の国家支配をゆるさない『国会前抗議行動』
<時間> 14時~16時(雨などにより変わる場合があります)
<場所> 衆議院第2議員会館前 歩道
<行動> 座り込み、リレー・トーク
<主催> 都教委包囲首都圏ネットワーク 090-5415-9194
5月19日(月)、26日(月)もやります。
ただし、時間は14:00~18:30とし、全体を通して座り込みをやり、
14:00~15:00 午後の集会(リレートーク)
17:00~18:30 夕方の集会(リレートーク)、とします。
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