パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

自宅の隣の携帯基地局建設を阻止するまで

2017年03月08日 | 電磁波と基地局
 ◆ KDDI基地局計画を中止させることができました (電磁波研会報)
   Yさん(福井県)


 最初、約1カ月前位だと思います。下請けの工事会社が、家の隣にKDDI携帯電話基地局を建てると挨拶に来ました。
 私以外のまわりの住民にも図面と簡単な説明をしたそうです。受けたのは家内でした。
 私はまず、こんな高い物がすぐ近くに建つと不安とストレスになると思ったのと、それから健康被害や倒壊の恐れなどいろいろなことについてネットで調べました。
 その後、KDDI北陸支部(建て主)と工事会社に電話で建設反対の意向を伝え(電話は録音しました)、次に、自治会長、常会長、近所の方にも相談に乗ってもらい、これは何よりも予定地に一番近い自分が動かなければ建ってしまうと思いました。
 そして、法務局で予定地の地権者の住所と電話番号を調べ、地権者と話をしたところ、契約はまだしていないと聞き、少し安心しました。
 さらに、電磁波問題市民研究会のホームページに載っていた電波による健康被害約18ページを印刷して、回覧板で常会50世帯に見てもらいました。
 その後、大久保事務局長から紹介していただいた著書を購入し読みました。地権者にもその本は郵送しました。
 そして何日か経ち地権者に電話したら、「近所の方が反対しているのならば建てません」と地権者から言っていただきました。
 そこで、工事会社にも電話で、「地権者は何と言っていますか?」と質問したら、地権者は近所の方が反対しているのならば建てないと言っている、と答え、「周りの住民が反対している状態では建てられませんので、近く住民説明会をします」と明言しました。この内容は録音しました。
 私は工事会社に「他の土地を探してください」と念を押しました。

 いくら電話内容を録音していても、なにか反対している証拠を残さないといけないと思い、大久保事務局長に「要望書はどこ宛に送ればいいのか」とメールで相談しました。
 そしてアドバイスに従い、2か所に内容証明と配達証明付きで基地局反対の意向を送りました。
 その後、一週間で「建設予定地の看板」は撤去されました。

 今回は、地権者と建て主の契約がまだだったのと、地権者が話の分かる人だったこと、要望書の提出、これらが決め手になったと思います。
『電磁波研会報 第104号』(2017/1/29)

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