パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

自衛隊のお手本は、アメリカカケスか?ホシガラスか?

2019年01月17日 | 平和憲法
  =立川テント村通信=
 ★ 朝雲レポート(10/4~11/22)


 ★ 一〇月二日、新防衛大臣に岩屋毅が就任。派閥は、麻生派。自民→さきがけ→新進→自民という経歴。
 経済学者金子勝によれば「自民党カジノプロジェクトチームの座長を務めたが、米国の大手カジノ業者『シーザーズ・エンターテインメント』から最もパーティ券を買ってもらっていた」という。
 また、過去の発言で徴兵制は無理でも「徴用制なら検討する価値があるかも」と発言。「一定期間、国家社会のために費やす仕組を設けるという案だ。介護でも森林整備でも海外協力隊でもいい」などと言っていた。
 失敗続きの今回の内閣人事。この人も大丈夫か?(一〇/四号)

 ★ 空自が米B52と初の「連続訓練」。九月二七日、空自のF15四機・F2四機が、東シナ海と日本海で編隊航法訓練を実施。目的は共同対処能力の向上。
 四個航空団(千歳、小松、那覇、築城)が連続してB52と訓練を行うのは初。「地域の安定化のため」などというが、北朝鮮へのけん制なのは明らか。緊張をもたらすだけだ(一〇/四号)。
 ★ 一〇月五日、韓国での国際観艦式への不参加を決定。安倍のお友達、河野統幕長は「自衛艦旗は海上自衛隊にとって誇りとしている旗だ。降ろしていくことは絶対にない」と記者会見で語ったそうだ。
 そもそも植民地支配と侵略戦争の旗をいまでも誇りにしていることが問題(一〇/十一号)。
 ★ 一〇月四日、潜水艦「凰龍(おうりゅう)」の進水式が三菱重工神戸造船所で行われた。世界最大のディーゼル潜水艦「そうりゅう」型の十一番艦。初めてリチウムイオン電池を操用。長期間の潜航と出力アップを実現したという
 携帯電話も長持ちするようになったが、こんなところにも応用されたのか。就役は二〇年三月の予定(一〇/十一号)。
 ★ 朝霞観閲式が一〇月一四日、隊員四千人、車両二六〇台、航空機四〇機が参加して行われた。来場者は一万七千人だった。
 安倍首相が訓示。「隊員が強い誇りをもって任務を全うできる環境を整える」と改憲に意欲を示したことにはなぜか触れていない(一〇/一八号)。
 ★ 隊員の手記のコーナー「みんなのページ」。少年工科学校出身の陸自三曹の広報官(四〇代ぐらいか)の手記。
 一九六八年、少年工科学校(高校に相当)で「自衛隊最大の悲劇」と呼ばれる事故が起きたという。援体をつくるためにたまたま出来たため池で渡河訓練をし、一三名の少年自衛官が相次いで溺死した事故だ。毎年慰霊行事が行われ、『一三の吾が友』という歌が歌われる
 歌の一節に「俺たちにはまだ愛国心なんてわからない。でも国を守る先頭に立つんだ」という歌詞がある。「一六歳の私に、生涯を通してすべきことを諭してくれたように感じました」。
 ある中学で校長の計らいで説明会を行ったことを「愛国の炎を燃やしてくれる出来事」と言い、「充足率向上のために身を捧げてまいります」と結んでいる(一〇/一八号)。
 ★ 「朝雲寸言」。冬に備え秋に木の実を隠す鳥アメリカカケス。一部の個体は、他のカケスの隠した実を横取りし、そういった個体だけが自分の隠し場所を移動する習性があるという。
 「『攻め方』を心得ているからこそ守りも巧みになる」。自衛隊は「『攻め方』を極めることを避けてきた」「専守防衛の精神を大切にしながら、必要に応じて果敢に動く」「そうした構え方は…守りの質を確実に高める」という。
 ならば、日本にもいるホシガラスという鳥もハイマツの実を隠すが、よく隠し場所を忘れる。しかし、それがハイマツの繁殖域の拡大に役立っているそうだ。自衛隊も忘れるぐらいがちようどいい(一〇/二五号)。
 ★ 十一月一日、インド東部ミゾラム州で陸自初の日印共同実動訓線「ダルマ・ガーデイアン一八」が実施された。
 内容は、対テロ戦術技量の向上で、閉所突入、至近距離射撃、市街地戦闘、即席爆弾(IED)対処など。安倍の「インド・太平洋戦略」が具体化してきている(十一/八号)。
 ★ 各部隊の小さなニュースを集めたコーナー「部隊だより」。
 仙台駐屯地で近くの保育園の園児十七人が駐屯地見学をした。ヘルメットをかぶり、高機動車に乗車。ヘリや戦車を見学。敬礼の訓練まで。園児たちからは「自衛隊すごくカッコいい。また来た~い!」の声。いまどき文句言う親はいないのか(十一/二二号)
『立川テント村通信』(2018年12月1日)

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