パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

アベを倒そう!(507)<忖度校長、「オリンピック教育」批判ビラまき(130)

2019年06月23日 | 日の丸・君が代関連ニュース
<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
 五輪ビラ第17弾<表面>の勇気君と知佳ちゃんの対談の最後に、▲ 都立校でボランティア応募用紙が全員に配られ「とりあえず書いて全員出して!」と言われた事があり、それに対し高校生が「都立高の闇でしょ!」とツイッターでつぶやき、「学徒出陣だ」というコメントも出たことを紹介して、
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 勇気:やっぱ、おかしい事にはおかしいと声を上げることが大事だな。でないと俺達どこに連れていかれるか分からないな。
 知佳:昔は若い人が「愛国心」を叩きこまれ、政府や忖度校長・忖度先生の宣伝に乗せられ、特攻隊などに志願(ボランティアの語源は志願兵)して行ったのよ。
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 と結びました。
 そうしたところ、こんなことがありました。
 少し長いのですが、昭和天皇陵がある八王子の根津さんからの報告です。
 その中では、市立二小の校長が「忖度しなさいということだ。」と述べています。
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 4月23日の昭和天皇陵で譲位を告げる儀式に際し、天皇夫妻の車が甲州街道を通った際八王子の2校(第二小学校、横山第二小学校)の児童が沿道で迎えさせられた件について
 この件を知り、私はまずは八王子市教委に電話を入れ、3回のやり取りの後、2校の校長に電話を入れた。その回答結果を報告します。
 1 市教委(対応したのは専任指導主事)の回答
 ・4月22日に都教委から通知が来たので、4月23日に甲州街道沿道の学校(二小、横山二小、綾南中)に、教育指導課指導主事がメールで天皇が来るという情報提供をした。沿道に立つようには市教委は言っていない、あくまでも情報提供
 ・綾南中は出迎えなかった。沿道ではない浅川小には市教委からは情報提供をしていない。浅川小は自治連合会からの要請を受けて子どもたちを沿道に並ばせたということだ。
 ・各学校の判断で沿道に並んだ、との報告は上がっている。この、学校の判断が不適切な判断とは思わない。
 ・即位は200年ぶりのこと、大事なこと。
  天皇については学習指導要領6年生社会科で「理解と敬愛の念を深める」と示されている。(したがって沿道に立たせたのは、)学習指導要領に則った指導だ。
 ・佐生専任指導主事は横山二小の現場に行った。危険はないかの確認を含めて、様子を知っておくために。
 ・(退位・即位に関する文科省通知文にあるように、出迎えるという行為は「国民こぞって祝意を表する」ことを子どもたちに求めたということで、思想の強制に当たる。子どもたちの思想・良心の自由及び思想・良心の自由の形成過程にある子どもたちのその自由を侵害するとは考えなかったのか。(と私が訊くと)、私の立場ではお答えできない。
 2 2校の校長には
 ア.なぜ出迎え・沿道に立たせたのか
 イ.対象児童は何年生か
 ウ.職員から反対はなかったか
 エ.児童保護者への説明はどのようにしたか。「苦情」はなかったのか
 オ.出迎えは敬意の意思表示、「国民こぞって祝意を表する」ことを子どもたちに求めたということで、思想の強制に当たる。子どもたちの思想・良心の自由の形成過程にある子どもたちのその自由を侵害するとは考えなかったのか。
 について質問した。

 <二小校長の回答>
 ア. 23日にメールが来る前に斉藤指導担当部長から「ぜひ学校で対応してもらえないか」と言われた(電話でのようだったが、不明)。
 (「学校の判断で決めた、市教委はあくまでも情報提供をしただけ」と市教委は言ったが、と訊いたら)「対応」ということばを使い、「しなさい」とは言わない。忖度しなさいということだ。
 イ.6年生。
 ウ.特になかった。
 エ.児童には担任から元号が変わること、陵のことを話してもらった。裁量の時間を使った。保護者にはメールで説明した。「意見があれば、連絡をください」と書いた。苦情はなかった。
 オ.(この質問をしたら)来客もあるので、電話を切らせてもらいます。(「私はこの件について問題があると思ったから質問をしたのです。市民である私の考えを聞いてください」と言うと)では、2分認めます。(私が問題点を指摘したところで)2分を過ぎたので切らせていただきます。 (以下略)
 <横山二小校長の回答>
 ア.多摩御陵は横山二小に近い。地域を愛する子どもたちを育てたいから。また、本校はオリンピック・パラリンピック教育の指定校なので、沿道に立たせることで日本人の自覚と誇りを育むことも考えた。
 イ 以降の質問をしたところエまでについて校長は、「答えません」の一言で、私がオの質問をしている最中に電話を切った。
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 「忖度校長」は本当にいたのですね。
 そして本来「主権者」を育てるべき学校で、彼らは無自覚なまま「臣民」を育てているのです。
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 ▲ 「オリンピック教育」批判ビラまきの続報です。(簡単にします)
 (6月19日(水))
 <杉並高校>
7:30~8:30
 ここは受け取りが良くない学校で昨年12月(16枚)、
 今年1月(17枚)で、今年4月には36枚と増えましたが、
 今回はまた元に戻り17枚でした。
 教職員の受け取りも良くありませんが、引きつづき続けて行きたいと思います。

 (6月20日(木))
 <新宿山吹高校>
12:20~13:00
 ここは4部制の学校。
 知り合いの教員がビラを受け取ってくれました。
 副校長が出て来て敷地に入らないでくださいと告げ、ビラをもらって行きました。
 知り合いになった生徒がビラを受け取り、「来年オリンピックですからね」と言いました。
 男性の通行人がビラを受け取り、「オリンピックなんかない方がいい」と言いました。
 まけたビラは35枚(前回5月17日は44枚)でした。

 (6月21日(月))
 <杉並工業高校>
7:20~8:30
 前回(5月22日)は、二人でやり80枚まくことが出来ましたが、今回は一人で53枚でした。
 始業時間近く登校指導の男子教員が出て来て、
 「生徒から<ビラをまいている。いいんですか>、という苦情があったので来た。校長に断っているのか。」と言うので、
 「先生、公道でビラ撒くのは構いませんよ。生徒にはそのように教えてください」と言うと、ビラを受け取り中に入って行きました。
 (真面目な生徒ほどこのようなことを言うようになるのでしょう。そして教員がそれに押されて「校長に断っているのか」などと言うのです)
 しばらくして戻ってきて「校長は、学校の外でまいているのだから構わない、と言っていた」 と言いました。
 そして今度は、
 「オリンピックは石原がやろうとした、その後小池だ。
 都知事なのに私学に援助を強め、その為に都立が落ち込んだ。
 教員を不起立で処分し始めたのも石原だ。
 そいう人間をみんなで選んでいるのだから仕方がない。」
 などど、「仕方がない」を何度か繰り返しました。
 やれやれ、困ったものです。しかし、これが現実ですね。

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全国から集う!全国で闘おう!
◎ 『第9回「日の丸・君が代」問題等全国学習・交流集会』
~教育の国家支配はゴメンダ!~

 <日時>2019年7月21日(日)10:30~17:00
 <場所>日比谷図書文化館コンベンションホール(旧日比谷図書館地階)
 <講演>世取山洋介(新潟大学准教授・教育法学会事務局長)
    テーマ「『日の丸・君が代』と子どもの良心形成」
 <全国各地からの闘いの報告>
 (資料代)500円
 集会後:銀座デモ
 翌7月22日(月)文科省交渉(詳細は21日に)
 <主催>第9回「日の丸・君が代」問題等全国学習・交流集会実行委員会
    (連絡先:090-7015-3344(永井))


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「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
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