◆ <戦後日本社会の最大の喜劇>
<転送歓迎>(重複ご容赦)・「新芽ML」・「ひのきみ全国ネット」・「戦争をさせない杉並1000人委員会」・「杉並コモンズ」の渡部です。
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「君が代」は<天皇の世の中がいつまでもいつまでも続くように>という歌である。つまり「天皇主権」の歌である。
しかし、戦後新たな憲法が発布され、「主権在民」が定められた。
したがって、「君が代」を国歌としてさだめた(1999年)ことは、実質的に「主権在民」を否定するものである。まして、「君が代」強制などと言うことはあってはならない。
しかし、この間「君が代」不起立で多くの教職員が処分されてきた。もっとも重い処分は6か月停職3回だった。
また、生徒たちには、「君が代」の意味やその歴史的役割について、全く知らせないまま、ただ歌えばよいということで、「君が代」を強制してきた。
式典では、生徒全員が立つまで式を開始しないという指示や、「暗誦」できるかという調査まで行われるようになった。
だから、多くの生徒たちはその意味も解らないまま「君が代」を歌わされている。「天皇主権」を刷り込まされているのである。
だから、大人になっても同じである。
若い先生方もそれが当然だと思っている人が多い。
そして多くの国民もそれが「当然の慣習」であるかのように思うようになって来ている。
そして、「君が代」に反対すれば批判の対象になる。
しかしこれは「主権在民」を自ら投げ捨てるようなものである。
このように単純なことがわからないような日本社会になっているのである。
これは、悲劇というより喜劇と言った方がいいかもしれない。
戦後最大の喜劇と言った方がいいかもしれない。
しかし、こうしたことについて疑問をもち、「君が代」強制に反対する仲間たちは少数かもしれないが存在する。
のべ484名が処分された東京では第五次裁判が進行中であり、大阪では「調教」教育反対の裁判が進行中である(7月27日に控訴審判決)
そうした中で昨日、東京で、(「日の君」闘争・裁判の成果と課題)という会議がもたれた。東京・大阪・神奈川・千葉から17人が参加し、話し合った。
その中では、この「君が代」強制の先にあるのが、戦争への動員だという意見も出された。
世界情勢が緊迫する中、多くの国民は「日本は民主主義で自由な国」という政府やマスコミの言葉に踊らされているが、この間の天皇主権の「君が代」強制を見る限り、「民主主義」でもなければ、「自由な国」でもないことがわかる。
そのことは、戦争準備のため政府による強引なミサイル基地建設の実態をみてもわかる。
戦後最大の喜劇ともいえる「君が代」強制に対し、多くの人々が
「なんだそうだったのか。私たちを馬鹿にしている。おかしい!私はもう歌わない!」
と声を上げられるように、引き続き闘いを堅持していきたい。
本日以下にあるような取り組みがあります。
趣旨に賛同される方々の参加をお待ちしています。
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(取組の紹介)
ユーチューブ配信あり
連絡先:090-3543-8743(添付の 090-3453ー8743は間違いです)(根津)
終了後、銀座デモ。右翼が妨害に来るかもしれんせん。
隊列を崩さず密に、右翼の挑発に乗らず、
スマホでいつでも証拠写真をとれる用意を。
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://hinokimitcb.web.fc2.com/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.web.fc2.com/
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