<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」・「新芽ML」の渡部です。
昨日(3月10日)の卒業式ビラまきの報告です。
みぞれまじりの雨で、寒い朝でした。
<T高校>
朝方の雪は、登校時間前には雨に変わり、卒業式が始まる頃には上がっていました。
雨は卒業生も大変ですが、チラシ配りも大変です。
ここは、1970年代に作られた新設校の1つで、当時は1学年10学級の大規模校で、修学旅行も全員一斉に泊まれる宿舎が少ないので2グループに分かれて行ってたりしていたものですが、今は1学年7学級のフツー規模の高校です。
開設当初からの紺ブレの制服は、いつリニューアルしたのかグレーのブレザーに変わっていました。
式典はもちろん制服ですから、華やかなファッションの個性の競演はありません。
一方保護者は、しっかりフォーマルなおしゃれで、お父さんの姿も多く見かけまし
た。
雨のせいか、車での送り届けやタクシーも多かったように思います。
「包囲ネット」と「板橋の学校と地域を結ぶ会」の2種類のチラシを、市民2人・学生1人・退職教員1人の4人で配りました。
体育館が広いので、2年生は全員参加。
朝から登校者数が多いので、チラシはどんどんさばけます。
8時半で在校生の流れが一時途切れると、チラホラ卒業生の姿が見え始め、ひとしきり卒業生が入った後、9時過ぎからは保護者が続々来校して、分かり易い流れです。9時50分頃には卒業生入場が始まるのでしょう。
校門前で配りはじめるとすぐ、副校長がでてきて「敷地内に入らないで、生徒に配らないで」、と型通りの「お願い」を事務的に言って、引っ込んでいきました。
その後は、警備の先生が1~2人交替で校門内に立って、登校する生徒に「おめでとう」とか声を掛けていました。
かつて強硬派で知られた校長の頃は、高圧的な言論弾圧まがいの妨害行為もあったと聞いていましたが、本日はまるで穏やかな雰囲気でした。
生徒や保護者が受け取ったチラシを回収するためのゴミ箱をこれ見よがしに校門内に置いたりする行為も、今年はありませんでした。
こんな嫌がらせのノウハウが引き継がれないのは、好ましいことです。
今年出た最高裁判決は、機械的一律累積加重処分は裁量権の逸脱で、異常な量定だと都教委を諫めました。
それなのに都教委は、司法の判断を無視するかのような声明文を出しましたが、現場では異常な締め付けに嫌気がさしているのは間違いありません。
4人で400枚位、気持ちよくビラ撒きが出来ましたが、早春の雨の冷え込みで、終わった時には、体の芯から指先まですっかり冷え切っていました。校門脇に掲げられた立派な2本の日の丸も、雨に濡れてしょぼんと垂れ下がっていました。早く熱いお茶が飲みたい。
<SN高校>
千葉学校合同のYです。
SN高校の卒業式参加者への都教委包囲ネットのチラシまきの報告です。
午前8時10分から10時まで、雪が交じる冷たい雨の中で、2人でまきました。(まく人数はできれば4~5人ほしかった。)
雨で傘を差しながらのチラシ配りなのに、生徒も保護者も受取はとてもよかったです。(卒業生も制服で来ていました。)
それに比べ、教員(と思われる人)の受取はよくなかったです。
(送ってくれたチラシが500枚だとすると残部から見て、)350枚ほど配れました。
正門脇には、3本ポールがあり、みぞれが降っているのに3つの旗を揚げていました。
正門に立てかけた看板は「卒業証書授与式」でした。
8時半頃、副校長?らしき人が出てきて、「おわかりでしょうが校地内で配らないでください。」
と型どおり言ってきたので、それには「わかってますよ」と答えました。
その後で、「生徒には渡さないで」と副校長?が言ったので、「生徒たちにもチラシを読む権利、知る権利はありますよ。」
「いろんな意見・チラシを聞いて・読んで、よく考え、自分で判断できる生徒を育てるのが『教育』でしょ。違うんですか?」
と問いかけると、反論なく行ってしまいました。
その後、別の教員が玄関に、大きなゴミ容器を2つ(片方は「チラシはこの中に」、もう片方は「燃やすゴミ」の張り紙)出してきたので、「生徒の知る権利を奪うのはひどすぎる! それでも教育者か!」と抗議しました。
出してきた教員は「校舎内に捨てたりしないためで、回収しているわけではない。」といいわけしてました。
その後、数人の教員が玄関で保護者や生徒に対応していましたが、私が見ている限りでは、玄関の「ゴミ箱」にチラシを捨てる生徒はいませんでした。
東門では、教員ですが、40歳代以上の人は概して受取良好。
「雨の中ごくろうさま、ありがとうございます」などの声かけも。
若い教員は迷惑そうな固い表情で、受け取ってくれませんでした。
「ありがとうございます」と笑顔でうけとってくれる生徒さんや保護者たちとは対照的でしたね。
正門で「副校長」と名乗った盛装の人は「(ビラは)散らかるから」と言いました。
「学校で最大のゴミは成績表でしょうが」と言い返しておきました。
<NG高校>
傘をさしながらのビラまきでした。
卒業生は120人余りということでした。
ビラの受け取りは、生徒はまあまあで、保護者は受け取りがよかったです。
教員の受け取りは悪かったのですが、中に「ご苦労様です」と言って受け取った中年女性教員もいました。
生徒の登校時間がほぼ終った頃、管理職らしき人物が出てきて「生徒はほぼ登校しました。遅れてくる生徒にはビラを配らないで下さい」と言ってきました。
「変なことをいうな」と思い、「なぜですか?」と聞くと「お願いします」と言って帰っていきました。
遅れてきた生徒のほとんどはビラを受け取りました。
雨が降っているにも関わらず、正門側のポールには「日の丸」と「校旗」が掲げられていました。
「総合学習」の時間に、雨でも花に水をやっていた児童の笑えない話が出たりしたことがありましたが、学校は真理探究の場ではなく、
・「日の丸・君が代」強制の場、
・教えられたことを単に鵜呑みにする場、
になってきているようです。(本当の学問は疑問から始まる)
これこそ教育の形骸化・危機・破壊・死滅です。
一人でしたが176枚まけました。
警察の姿は見えませんでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
包囲ネットでは、
卒業式<ビラまき>に協力してくださる方はご連絡下さい。
このメールへの返信でも、私個人あてにでも結構です。
渡部 秀清
電子メール アドレス : hidekiyo@bea.hi-ho.ne.jp
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」・「新芽ML」の渡部です。
昨日(3月10日)の卒業式ビラまきの報告です。
みぞれまじりの雨で、寒い朝でした。
<T高校>
朝方の雪は、登校時間前には雨に変わり、卒業式が始まる頃には上がっていました。
雨は卒業生も大変ですが、チラシ配りも大変です。
ここは、1970年代に作られた新設校の1つで、当時は1学年10学級の大規模校で、修学旅行も全員一斉に泊まれる宿舎が少ないので2グループに分かれて行ってたりしていたものですが、今は1学年7学級のフツー規模の高校です。
開設当初からの紺ブレの制服は、いつリニューアルしたのかグレーのブレザーに変わっていました。
式典はもちろん制服ですから、華やかなファッションの個性の競演はありません。
一方保護者は、しっかりフォーマルなおしゃれで、お父さんの姿も多く見かけまし
た。
雨のせいか、車での送り届けやタクシーも多かったように思います。
「包囲ネット」と「板橋の学校と地域を結ぶ会」の2種類のチラシを、市民2人・学生1人・退職教員1人の4人で配りました。
体育館が広いので、2年生は全員参加。
朝から登校者数が多いので、チラシはどんどんさばけます。
8時半で在校生の流れが一時途切れると、チラホラ卒業生の姿が見え始め、ひとしきり卒業生が入った後、9時過ぎからは保護者が続々来校して、分かり易い流れです。9時50分頃には卒業生入場が始まるのでしょう。
校門前で配りはじめるとすぐ、副校長がでてきて「敷地内に入らないで、生徒に配らないで」、と型通りの「お願い」を事務的に言って、引っ込んでいきました。
その後は、警備の先生が1~2人交替で校門内に立って、登校する生徒に「おめでとう」とか声を掛けていました。
かつて強硬派で知られた校長の頃は、高圧的な言論弾圧まがいの妨害行為もあったと聞いていましたが、本日はまるで穏やかな雰囲気でした。
生徒や保護者が受け取ったチラシを回収するためのゴミ箱をこれ見よがしに校門内に置いたりする行為も、今年はありませんでした。
こんな嫌がらせのノウハウが引き継がれないのは、好ましいことです。
今年出た最高裁判決は、機械的一律累積加重処分は裁量権の逸脱で、異常な量定だと都教委を諫めました。
それなのに都教委は、司法の判断を無視するかのような声明文を出しましたが、現場では異常な締め付けに嫌気がさしているのは間違いありません。
4人で400枚位、気持ちよくビラ撒きが出来ましたが、早春の雨の冷え込みで、終わった時には、体の芯から指先まですっかり冷え切っていました。校門脇に掲げられた立派な2本の日の丸も、雨に濡れてしょぼんと垂れ下がっていました。早く熱いお茶が飲みたい。
<SN高校>
千葉学校合同のYです。
SN高校の卒業式参加者への都教委包囲ネットのチラシまきの報告です。
午前8時10分から10時まで、雪が交じる冷たい雨の中で、2人でまきました。(まく人数はできれば4~5人ほしかった。)
雨で傘を差しながらのチラシ配りなのに、生徒も保護者も受取はとてもよかったです。(卒業生も制服で来ていました。)
それに比べ、教員(と思われる人)の受取はよくなかったです。
(送ってくれたチラシが500枚だとすると残部から見て、)350枚ほど配れました。
正門脇には、3本ポールがあり、みぞれが降っているのに3つの旗を揚げていました。
正門に立てかけた看板は「卒業証書授与式」でした。
8時半頃、副校長?らしき人が出てきて、「おわかりでしょうが校地内で配らないでください。」
と型どおり言ってきたので、それには「わかってますよ」と答えました。
その後で、「生徒には渡さないで」と副校長?が言ったので、「生徒たちにもチラシを読む権利、知る権利はありますよ。」
「いろんな意見・チラシを聞いて・読んで、よく考え、自分で判断できる生徒を育てるのが『教育』でしょ。違うんですか?」
と問いかけると、反論なく行ってしまいました。
その後、別の教員が玄関に、大きなゴミ容器を2つ(片方は「チラシはこの中に」、もう片方は「燃やすゴミ」の張り紙)出してきたので、「生徒の知る権利を奪うのはひどすぎる! それでも教育者か!」と抗議しました。
出してきた教員は「校舎内に捨てたりしないためで、回収しているわけではない。」といいわけしてました。
その後、数人の教員が玄関で保護者や生徒に対応していましたが、私が見ている限りでは、玄関の「ゴミ箱」にチラシを捨てる生徒はいませんでした。
東門では、教員ですが、40歳代以上の人は概して受取良好。
「雨の中ごくろうさま、ありがとうございます」などの声かけも。
若い教員は迷惑そうな固い表情で、受け取ってくれませんでした。
「ありがとうございます」と笑顔でうけとってくれる生徒さんや保護者たちとは対照的でしたね。
正門で「副校長」と名乗った盛装の人は「(ビラは)散らかるから」と言いました。
「学校で最大のゴミは成績表でしょうが」と言い返しておきました。
<NG高校>
傘をさしながらのビラまきでした。
卒業生は120人余りということでした。
ビラの受け取りは、生徒はまあまあで、保護者は受け取りがよかったです。
教員の受け取りは悪かったのですが、中に「ご苦労様です」と言って受け取った中年女性教員もいました。
生徒の登校時間がほぼ終った頃、管理職らしき人物が出てきて「生徒はほぼ登校しました。遅れてくる生徒にはビラを配らないで下さい」と言ってきました。
「変なことをいうな」と思い、「なぜですか?」と聞くと「お願いします」と言って帰っていきました。
遅れてきた生徒のほとんどはビラを受け取りました。
雨が降っているにも関わらず、正門側のポールには「日の丸」と「校旗」が掲げられていました。
「総合学習」の時間に、雨でも花に水をやっていた児童の笑えない話が出たりしたことがありましたが、学校は真理探究の場ではなく、
・「日の丸・君が代」強制の場、
・教えられたことを単に鵜呑みにする場、
になってきているようです。(本当の学問は疑問から始まる)
これこそ教育の形骸化・危機・破壊・死滅です。
一人でしたが176枚まけました。
警察の姿は見えませんでした。
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包囲ネットでは、
卒業式<ビラまき>に協力してくださる方はご連絡下さい。
このメールへの返信でも、私個人あてにでも結構です。
渡部 秀清
電子メール アドレス : hidekiyo@bea.hi-ho.ne.jp
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