宣 言 文
第44回大韓聖公会ソウル教区の教区議会に参加した代議員一同は日本東京都の「日章旗掲揚及び君が代斉唱の強制施行」問題と、それによって苦しんでいる人々を覚えて次のように宣言します。
一.日本東京都の「日の丸掲揚及び君が代斉唱の強制施行」に反対します。
去る 1999年日本議会の「国旗及び国歌に関する法律」の審議の時に憂慮したとおり、「日章旗掲揚と君が代斉唱の強制施行」は、近代国家の設立以降、多くの人々の犠牲を通じて取り戻した人類の大切な資産である思想と良心、信教の自由に対する深刻な挑戦であり、軍国主義的な意図が盛られた時代錯誤的な発想です。これは近来日本政治界の右傾化と深く関係しており、過去の歴史の中で隣国とその国民の幾多の犠牲を生んだ植民地支配という痛い経験を否認する措置であることは明らかです。ここに私たち大韓聖公会ソウル教区(正義平和司祭団と)代議員一同は、東京都をはじめとするすべての地方自治団体と日本政府が、一日も早く「日の丸掲揚と君が代斉唱」強制施行を含めた日本内のすべての軍国主義への回帰の試みを止めて、平和を志向する日本国憲法を遵守することを要求します。
一.岸田静枝氏と井黒豊氏を覚えて祈ります。
我が大韓民国は嘗ての日本帝国の強制占領当時、皇民化政策を強いられ日本が現在自国民に強要することを既に経験したことがあります。それは明らかにキリスト教の信仰の良心を裏切る事であり民主主義と人権に背くことでした。私たちは、強制実施拒否を理由に処分された教師らの苦痛に共感して、その志を共に分かち合いたいと思います。特に兄弟教会である日本聖公会の信徒としてこのような苦痛に遭われた岸田静枝氏と井黒豊氏を覚えて祈りつつ、日本聖公会の信徒の皆さんと共に世界の正義と平和のために祈り続けます。
2008年 11月 22日
第44回 大韓聖公会ソウル教区教区会代議員一同
第44回 大韓聖公会ソウル教区教区会代議員一同
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