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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

最高裁・上告審への原告の思い

2010年12月03日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ◆ 最高裁・上告審への原告の思い
  (10月2日予防訴訟原告団会議でのアンケートより)


「予防訴訟原告団総会」 《撮影:平田 泉》

● X 都立高校の教育現場は、現在、本当に大変な状況にある。
 今、新しいカリキュラムを検討している。そこで、若手の教員は「全人教育」を鼻で笑い、芸術の必修は1年のみ、理系・文系を早くから分け、理系には古典もいらない…ということを信念から述べている。大学進学率を絶対視し、予備校的な学校を理想と考えているようである。彼らが後に管理職になるのであろうが、その時の都立高校の教育は、一体どうなっているのであろうか。恐ろしい。
 このような流れをほんの少しでも止める力が我々の裁判にはある。一人一人では流れに流されるしかないこともあるが、たくさんの人たちの思いを集めたこの裁判の力を信じたい。
● K・M 「君が代」強制は、間違った指令でも服従することを誓う儀式です。実は、服従が、タイムスによる事務手続きの拘束、自己申告書へと波及しています。
 「君が代」強制は、予防訴訟の原告だけでなく、すべての教職員への圧力であり、本来、生徒とふれあう時間が奪われてまで、従うためのタイムスの作業におわれているという現実。
 この苦しさを解消するには、予防訴訟の裁判で闘い続けるしかありません。むしろ、希望のとびらが予防訴訟です。
● S・T なぜ裁判を!…私はふつうに生きたかっただけなのに、それが許されなくなってしまったから、としか言いようがありません。だから、裁判に勝っても、それはふつうにやれるように戻るというだけのことであって、新しい世界が拓かれるというわけではないと思っています。
 しかし、そこに戻る道は思ったよりも大変ですね。この7年間、“ムキ出しの国家権力”というものを意職しない日はありません。しかし、負けると思ったことも一度もありません。いつか“ふつうの男の子(のわけないか!)”に戻る日まで、私は裁判を続けるだろう…と思っています。
● K・T たとえ、たった一人になったとしても、最後まで闘い続けます。

● Y・K 都教委は教員の“抵抗”があったから10・23通達を出さざるを得なかったという主張です。しかし、都教委こそ、生徒に「君が代」時の起立を強制したり、保護者の起立状況を調査するという憲法違反の思想調査的なことまでやりまくっています
 1999年の第1次通達でひどい強制をした都教委が、10・23通達でもっとひどい強制をしているという論理の組み立てを控訴審でお願いします。
『おしつけないで』№56(2010/11/20)

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