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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

杉並教科書親の会提訴

2005年07月03日 | 平和憲法
7月1日、「つくる会」教科書使わせない!杉並訴訟 提訴!

親の会の仲間10人が原告となって、杉並区を相手に、「つくる会」教科書採択の差し止めを求める裁判です。
 親の会はこれまで、署名運動、集会、区役所前行動、そして教科書展示会など、出来ることを精一杯やってきました。採択の8月を控えて、出来ることは何でもやろうと、裁判を決意しました。中学生、あるいはここ数年のうちに中学生になる子どもを持つ保護者3人をふくむ10人がその原告になりました。
 この日は、9時半原告となった10人のうち4人と、駆けつけた支援の仲間10人で東京地裁前に集合、横断幕をひろげて「これから提訴します!」とチラシをまいて訴えました。テレビカメラが3台。このあと民事部に提訴の手続きをして受理されました。
 10時半から司法記者クラブで記者会見。ほとんどの新聞、通信社が出席して関心を持って聞いてくれました

教科書問題:「つくる会」教科書不採択求め、杉並区の保護者ら提訴/東京
 杉並区立中学校で歴史・公民の教科書として「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書を採択しないよう求めて、保護者ら10人が1日、区を相手に東京地裁へ提訴した。
 訴えによると、杉並区の山田宏区長は「つくる会」教科書の採択に強い意向を持ち、8月上旬に教科書採択の区教委が開かれる見込みという。保護者らは「戦争を肯定したり改憲を示唆する内容の教科書は、憲法の平和理念や公平な教育を定めた教育基本法に反しており、生徒の思想形成に回復困難な損害をもたらす」と主張している。【井崎憲】
 ◇山田区長の話
 訴状を見ていないのでコメントできない。
●7月2日朝刊(毎日新聞)-7月2日16時31分更新


●「訴状」全文は、こちらにあります。
訴えのポイントは、次のところにありそう。
特に、杉並区教委の採択手続の違法性にどのような法的判断が下されるか、全国への影響も大きく注目したい。
 第2 扶桑社版中学歴史・公民教科書の実体的違憲・違法性
 1 扶桑社版歴史・公民教科書は、以下のとおり、憲法・教育基本法に違反する内容の教科書である。
 2 杉並区民の基本的人権の侵害
 (1)中学生について(2)中学生の保護者について(3)中学社会科教師について(4)杉並区民(5)在日韓国・朝鮮人、中国人について
 第3 杉並区教育委員会による教科書採択の手続的違法性
 1 教科書採択の根拠法令違反
 2 区長の介入・支配による採択は、教基法10条違反
 3 杉並区教委による採択の公正確保義務違反

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