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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

大阪の授業アンケートに保護者から疑問の声

2012年11月25日 | こども危機
  『【堺からのアピール】教育基本条例案を撤回せよ』から
 ◇ 授業アンケート:人の評価、ってそんなに簡単じゃない


 (「授業アンケート」について、隣の学校のお母さんが、感想を書かれていますので、ご紹介します)
 教職員の評価のための「授業アンケート」をこどもたちが学校から持って帰ってきた。
 堺市教育委員会から「保護者の皆様へ」、と文書があり「この度、大阪府教育委員会より『教職員の評価・育成システム』の改定に向けて必要な改善を行うため、府下すべての公立小中学校において実施する」そ堺市でも行うとの旨。
 「お子様が授業を受けている教員に対するアンケート」であり、「お子様に聞いて」回答せよと。
 今回は教員評価に反映しないが、次年度から教員評価に反映することが府教委で検討されている旨。しかし、今回は、かけなければ記入しなくていい、また提出しなくてもいい、ともある。今回は試験的にやって次回から本格的に評価に使う狙いか?
 マークシートで塗りつぶす方法。

 わが子(4年)の担任と算数と音楽の3人の先生の名前がある。
 それぞれについて、「授業でがんばったことを認めてもらえますか」をなどABCDのランクに評価するようになっている。
 アンケート用紙には記入者(児童)の名ももとから印刷してある。提出は封筒に入れて封をして担任に。開封・集計は校長が行うとのこと
 簡単に「評価」というが、各人の主観が違う。まして自分が受けた授業でもないのにその授業評価って・・・正確なもんできる?何がよくて何が悪いというのか?
 人の評価が難しいのは、教員自身が一番よく知っています。教育の専門職でもない私を含め保護者のみなさんにそれをさせるのは、疑問です。ましてその評価が給与や立場に反映するなどとなれば、保護者は困惑するばかり
 維新の会が提案し、各方面からの反対を無視して強行してきた授業アンケート。
 教員の質を高めたいのでしたら、高いレベルの人材を確保することが一番です。そのためには、今やっている給料カットや教員の締め付けをしていては集まらないでしょう。府の教員採用に応募者が少なかったことが証明しています。
 評価し競争させれば能力が発揮されるという単純な発想で大阪の教育はどうなるのでしょう?
『【堺からのアピール】教育基本条例案を撤回せよ』(2012年11月22日)
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/20390545.html
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1 コメント

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Unknown (てるくん)
2012-11-25 16:45:59
人事評価を点数化するのははなはだ問題だと思います。まず評価する側の「校長」はきちんとした仕事をしているとは限りません。
出世のために平気でオールDをつけて「分限免職」に持ち込もうとしたり、学校がセクハラ・パワハラ野放しになります。市町村教育委員会(堺市は制令指定都市なのでそのまま人事権があります。)が苦情を聞く耳など持たないのは「火をみるより明らか」です。
教育委員会制度の改革は必要だと思いますが、保護者からのアンケートはいただけません。
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