徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

日本食

2012年07月01日 | ブータン ライフ

 10ヶ月ぶりに日本に帰って何がしたいって、日本食を喰らいたいに決まってる... それがどうした、と言うかもしれないが、この人生で10ヶ月間完全に日本食から離れたのは生まれて初めての経験です。

 アメリカやヨーロッパ、台湾、中国、韓国、フィリピン、イスラエルと海外には出張で散々行ったけど日本食レストランが無い国なんて無かったし、大体が数ヶ月ごとに帰国が出来るのが普通だったのですが、このJCAのオペレーションに限って言えば、帰国は(不当な)規制が厳しくて、間々なら無いのです。 (一応言っておきますが、日本食が無くても生きていける性格です...)

 それで、帰国したらすぐ狂ったように日本食を食べ始めた。 というより、選ばなければ周りは全て日本食なんです。帰国して、ホテルに荷物を置いて最初の昼飯(日本食)は何だと思いますか?

 私の場合は、浅草の角の蕎麦屋でカツどん定食 肉厚の豚カツと蕎麦... 堪らん それから、夜はうな重と日本酒をグビッとやってラーメンで絞めて、朝はコンビニのおにぎりとドンベイ またまた昼は塩鮭弁当と鴨あぶりを徳川家邸宅跡を見ながら食べ、夜は江戸前鮨 

 意外とコンビニのおにぎりは旨い 一番旨いと言ったらバカにされるかな... でも、変なのがワサビ 全然利かない 寿司屋で文句を言ったら、お客さんこれ普通ですが、と言われた ブータンのトウガラシ三昧の生活が私の味覚を麻痺させてしまったのであろうか? 明日は野田首相も行った駒方どぜう でも喰らうか とにかく極楽ですね これ以上は山陰か九州で刺身の船盛りを頂くしか無い

 でも、計算してみると、日本食はブータン食の10倍以上のコストがかかるが、まっ良いか...


スカイツリーについて

2012年07月01日 | 旅行

 今週は野暮用があって日本に一時帰国しています。(この内容は別途報告予定) ところが今日は日曜日で所用が無く、暇だったのでホテルから歩いていけるところにある、開所早々の東京スカイツリーへ行って来ました。

 この塔、世界一の高さの電波塔という触れ込みですが、これはかなりインチキ臭い言い方で高さは634mで確かに電波塔としては最高かも知れませんが、ドバイのブルジェ・ハリファは塔を含めると828mでこれより圧倒的に高いし、あちらはビルです。とは言うものの、そばに行くと首が曲がらないくらいに見上げる事になります。この塔、パリのエッフェル塔やそれを真似した東京タワーなどとはかなり違う印象を受けます。100年間の技術進化がこの構造の違いをもたらしているのです。

 この塔、従来の構造と違い、高張力鋼管を現地で溶接して組み立てた、世界で最初の高層建築なのです。そして、その溶接は機械でポンと出来たものではなく一箇所一箇所、熟練の溶接工が手作業で繋ぎ合わせている手作りの芸術品のようなもので、あっぱれ技術立国日本の熟練の技と言いたくなる代物なのです。上の写真を見ると判るように、主構造物は東京タワーのボルト・リベット絞めでは無く、見事な溶接です。http://www-it.jwes.or.jp/we-com/bn/vol_1/sec_2/2-1.pdf それと、これ注意してみないと判らないのですが三本足なんですね。これを請け負った大林組は、この構造に古代中国の鼎の文字を充てています。

 それで、上から見た眺めはどうかと聞かれると困るのですが、7月10日までのお上りは完全予約制で、手ぶらで行った私は登れませんでした。それでブータン人よろしく、ツリーの周りをお経を唱えながら、時計回りに回って帰ってきました。それにしても、すごい人出です、みんな高いところが好きなんだね...