Amazonでクランプ式の電流計を買いました。
普通の電流測定は回路を開いて間にテスターを直列につないで測定する必要があり、家庭用の交流100Vでも危なくておいそれとは測定できない。ところがクランプ式の電流計はクランプで導線を囲むだけで電流の発生する磁界を検知して電流が測れる。学生時代から知っていたけど結構な値段なのと特に必要でもないので買わなかったがアマゾンを見てると手ごろな値段(2000円)で売ってるのを見つけて衝動的にポチってしまいましたw
このテスターは安いだけあって交流電流しか測れないのだけど結構面白い測定が出来る。まず注意しないといけないのは電流を測る場合は単線をクランプする必要があること。当たり前の話だが交流ラインの2線は逆方向の電流が流れるので磁界の向きも逆同士で打ち消しあってしまい電流は測れない。(漏れ電流しか測れない)そこで行きと帰りの線を分けてクランプするのだがいちいち電気器具の線を分けるわけにもいかない。そこで閃いたのが百均の50センチ延長コード。これを買ってきて開いて延長接続すれば汎用で測定できるじゃないか\(^o^)/
これを使って扇風機やらアイロンやら水槽モーターやらの電流測定をするとキチンと定格消費電流と一致する結果が得られた。判っているものを測定したって面白くないので最大の謎にチャレンジすることにしましたね。我が家の暗電流です。
何を測定したかというと家のメインブレーカーに流れている電流を測ってみました。特に何も使ってない状態で測定すると約1.1Aの電流が流れている。電力で110W。このうち35Wは水槽ポンプなので残りの75Wはなんぞ? 無線LANと光インターネットモデムで30Wくらいかな。あとはTVやPS4のスタンバイ電流とランプのホタル灯火あたりかな。ああ、冷蔵庫がある。電気料金って1KWHrで20円前後だから100Wをひと月点けっぱなしだと0.1x24x30x20=1440円 これを多いとみるか少ないと見るか?
面白いのはブレーカーにクランプ付けっ放しでTVを点けると電流はいきなり3.6Aに跳ね上がるし電子レンジやエアコンだとレンジオーバーしてしまう。これはなかなか面白いぞ、これで家全体の消費電力をモニターする事で省エネが出来そうだね。これのデータをロギングする方法を考えてみようかな...
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