徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

ミッドウェー海戦と裁判

2012年12月14日 | 法律

 たまたまBSを見ていたらNHKで田原総一郎がミッドウェー海戦の話をしていた。かなり本格的なプログラムでアメリカと日本の生存者のインタビューも踏まえた重厚な内容だったのでつい聞き入ってしまった。

 ミッドウェーは太平洋戦争で真珠湾以降の日本の進撃が反転する決定的なターニングポイントとなる大敗北だったわけだが、技術的な面では日本軍の奇襲作戦が全て暗号解読によりアメリカ軍に筒抜けであったことが主たる要因であったようだ。

 この海戦で日本海軍は戦費予算の7割を使って建造した主力空母4隻を失い、短期決戦をめざした所期のもくろみは崩れ去り、現実的に見れば戦争勝利の可能性は無くなったのである。しかし軍部は国民にその敗北の事実を隠し、勝ち目の無い戦争を続行したのである。しかも、この敗北の責任者である南雲中将と山本五十六長官は何の責任も追及されていない。

 ここで見えてくるのは、情報への価値観、責任論、戦争続行への現実的判断など関する合理的な対応がまったくちぐはぐなことである。これは日本人の持つ性向によるものだと田原は言う。そして、それは今でも変わっていないと...

 わたしも田原の意見に賛同する。日本人の価値観、特に中世以来固定してきた武家社会とそれを引きずる役人社会の構造は歪なものとなっている。これでは開かれた世界の中で戦えないと思う。

 さて裁判の件だが、悔しいことに高裁からたった2ページの決定書が届き地裁判断を支持する内容、つまり東京地裁移送との決定となった。あとは最高裁に対する特別抗告という手もあるがそれは止め、裁判は東京で継続することにする。

 ミッドゥエーと裁判にどんな関係があるのだ?と思うでしょうが、どうも裁判所も役人根性が根深い気がしてきたので愚痴ってるだけです。

 


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