11月21日(土)・22日(日)に文学座企画事業部部長をされている日下忠男先生をお招きして講義を行っていただきました。
1日目は主に『文学座』という劇団について語っていただきました。著名な杉村春子氏や三島由紀夫氏のお名前も出て、文学座の歴史から日本演劇の歴史を感じました。また、文学座の組織図の資料もあり、如何に組織的に動いているかということも学びました。
2日目は、上演までに行われる具体的な制作者の仕事について語っていただきました。特に盛り上がったのは広報・宣伝についてのお話です。実際のチラシを見ながらの講義ではその公演の思い出や苦労話も飛び出し、盛り上がりました。
最後に、11月26日(木)、27日(金)にピッコロ大ホールで上演される文学座公演『再びこの地を踏まず』についての解説もあり、鑑賞授業で観劇予定の学生たちも期待に胸を膨らませたようです。
どうしても裏方作業が多く、中身の見えにくい『制作』のお仕事ですが、実際に仕事をされている『制作“者”』の姿を通して魅力的に浮き上がってきました。学生にとっても稽古場や舞台上だけではない演劇の側面を見て視野が広がった2日間でした。
演劇学校担当:土倉