ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

モスクワ公演終了報告です。

2007年07月13日 | ピッコロ劇団

モスクワ公演が無事千秋楽を迎えました。

 

地元のTVの取材が次々と入り、 作家・演出家・出演者と、フル回転。

 

おかげさまで2夜とも、約230席の会場は満席。

カーテンコールの拍手もいただき、東京・兵庫・モスクワと、長丁場の千秋楽にふさわしく、充実感でいっぱいでした。

 

様々な現場のすれ違いや停滞も、たくさんのお客様の顔に出会うと帳消しになるから、このお仕事はやめられません。

 

演劇の聖地:ロシアの目の肥えたお客様、熱い拍手をありがとうございました。

見守ってくださった皆様ありがとうございました。

 

制作:田房 


妖怪たち

2007年07月11日 | 主催事業
秋浜悟史先生の遺作「妖怪たち」の初日が開きました!
明日までの2日間の3回公演。

秋浜先生のまさに遺言のような演劇に駆ける情熱が、キラキラした台詞に散りばめられている90分。

明日は14時と19時開演。
当日券の販売は、開演1時間前より。

秋浜先生に会いに来てください。

広報:古川

大阪福島女子高等学校ワークショップ

2007年07月11日 | ピッコロ劇団
ピッコロ劇団は「場所と思い出」モスクワ公演を無事終えたところですが、「場所と思い出」組以外の劇団員も忙しく活動をしています。


今日は、大阪福島女子高等学校保育コースの1年生のみなさん20名をピッコロシアターへ迎えて、ワークショップを行いました。

指導にあたったのは、亀井妙子、眞山直則、広瀬綾子、赤松加奈子の4人。

ふだん亀井は小学生対象の表現ワークショップ「あつまれ!ピッコロひろば」のリーダーとして、眞山は兵庫県立宝塚北高等学校の非常勤講師として、それぞれの現場で演劇指導にも積極的に取り組んでいますが、今日は共同して保育の勉強をしている生徒さんたちの指導にあたりました。

鬼ごっこや図形ゲーム、「森とリス」などのゲームを通して、最初は恥ずかしがっていた生徒たちも、次第に開放されてきて、皆で力を合わせてゲームや表現を楽しんでいました。

劇団担当:田窪

モスクワ公演無事終了

2007年07月11日 | ピッコロ劇団

本日の楽屋入りは午後3時。
劇団員やスタッフには嬉しい始めてのまとまった自由時間があり、赤の広場やクレムリン宮殿まで足を伸ばした人もいるようです。

公演は本日も7時開演。

 

画像はロビーで無料で振舞われるお茶のサービス。

 

 チケットにも明確に開演時間が記載されています。
にもかかわらず、1ベルは7時5分、2ベルは7時10分、本ベルが7時15分に入り本日も開演は7時18分ころでした。

 

昨日、3社のテレビ局のインタビューが入り放送されたせいでしょうか、本日は満員で熱気に包まれた舞台が始まりました。

 

ロシアの演劇ファンは面白くないと思うとさっさと席を立つそうですが、今回は爆笑が何度も・・・
そして終演と同時に鳴り止まない拍手で別役代表と演出の松本さん、そして出演者がコールされました。

 

終了後はすぐさま余韻にひたることもなくすぐ撤去作業。

公演は無事成功となりました。

 

あとは無事に帰路につくだけです。

 

制作:高井


モスクワ公演初日

2007年07月10日 | ピッコロ劇団

本日は曇り、時折風雨がありました。

9時から仕込みの手直し・リハーサル、そして午後3時からはゲネプロと順調に進みました。

さらに5時半からは3つのテレビ局が入り、別役代表などにインタビューを行いました。

ところで、演劇に対するお客様事情の違いにびっくり!

まず最初に観客はロビーで無料のお茶の接待を受けます。
また、有料のお菓子や酒類が飛ぶように売れています。

 

開演10分前の1ベルがなっても観客は一向に客席に着こうとはしません。
5分前に2ベルが鳴り…それでも客席に着こうとするお客さまはほんの一部。

定刻になり急き立てるように本ベルが鳴ると重い腰をあげていっせいに客席に向かいました。

この日の開演は定刻の21分遅れでした。

客席はほぼ満席で、最後は大きな拍手で第一目の公演は終了しました。

 

その後、ロビーでチェーホフ演劇祭主催のレセプションが行われました。

 

主催者のあいさつや当劇団の客員で先日の「ハムレット」の演出をしていただいたモスクワ・ユーゴザパト劇場の代表をはじめ関係者のスピーチなど和やかに行われました。

また、文化庁の研修でモスクワ・ユーゴザパト劇場に留学していた孫高宏と劇団員の再会も・・・・・

 

明日の楽屋入りは全員午後3時、忙しいスケジュールから少し自由時間を味わえそうです。

 

制作:高井


モスクワ公演 リハーサル

2007年07月09日 | ピッコロ劇団

本日は曇り。
仕込みは順調に進んでいます。

午前中、別役代表、藤池館長、演出の松本氏及び劇団員の数人は、劇作家アントン・チェーホフの墓を参拝しました。

また、夕刻には鈴木忠志氏を交えて別役代表のプレトークがネーション劇場で開催されました。

いよいよ現地時間で9日夜7時より一回目の公演があります。
リハーサルも始まりました。

劇場退出が0時10分・・・モスクワは白夜の街です。

制作:高井


モスクワ公演 仕込み始まる

2007年07月08日 | ピッコロ劇団

現地時間7月7日、モスクワの朝はこの季節には珍しい激しい雨ではじまりました。

 

温度は18度から22度くらい、半そででは肌寒い気候にもかかわらず、傘もささずに半そでで街路を歩く人々が印象的です。

 

さて、9時より劇団員および日本側スタッフと劇場付の技術者と顔合せから始まり、舞台の仕込みに入りました。

 

劇場技術部長のセルゲイさんの話によると、このメイエルホルドシアターはなんでもありの劇場空間だそうで、床は油圧式で上下自在、天井にはブリッジ付の照明バトンが縦横にあり、音響は20台以上のスピーカーが客席を取り囲んでいます。
また、客席はどこにでもどのようにも配置できるようです。

 

楽屋通路に飾っている過去の上演作品のポスター、ちょっとしたギャラリー風です。

制作:高井


ピッコロ劇団 無事モスクワに到着

2007年07月07日 | ピッコロ劇団
皆様、無事にモスクワに到着したことをご報告します。

今回の行程は関空から一旦フィンランドのヘルシンキへ、さらに乗り換えてモスクワに向かいました。

いきなり関空発のヘルシンキ行きの出発が約1時間遅れます。
しかしそれが幸いして、モスクワ行きの3時間の待ち時間が軽減されました。

画像は少々ハイテンションの劇団員、原竹志。
モスクワ行きに乗るところです。

そして、モスクワのホテルに到着したのは現地時間の0時近く。
東の空がほの明るい白夜を体験しました。

明日は9時から劇場で仕込がはじまります。

制作:高井

ピッコロ劇団 モスクワへ

2007年07月06日 | ピッコロ劇団
「場所と思い出」組は、今朝7時にピッコロシアターを出発。
一路モスクワへ。

衣裳、小道具、そして大道具もコンパクトに分解、コンテナーに収納。
メンバーと同じ航空便でモスクワに運びます。

これまでのシアトル、パースの2回の海外公演で得た苦い経験も教訓として活かして準備をしてきました。
が、出発までには数々の壁&山を乗り越えて・・・という道のり。
制作担当や舞台監督は、胃が痛くなるような日々だったのです。

写真は、関西空港に向かうバスから元気に手を振る劇団員の安達朋子と和田友紀。
隣はいつもの笑顔で応えてくれる音響のアランさんです。
でも、バスがスモークガラスなので表情までわからない・・・ \(-"-)/

どうか無事に着きますように! そう願いながら見送りました。

公演は7月9・10日。メイエルホリド・シアター・センターにて。
日本を代表してチェーホフ演劇祭に参加します。

広報:古川

伝えてみよう 大人たち

2007年07月05日 | ピッコロ劇団

劇団員の本田千恵子が大阪市住吉区にある大領中学校で、小中学校のPTA対象にワークショップ「伝えてみよう、大人たち」を行いました。

 

今まで小中高生や教員対象のなどのワークショップはあるのですが、PTAのお母さん対象は初めて。
どうなることかと少し心配でしたが、参加されたお母さんのとにかく積極的なこと。

 

「ウォーミングアップの指回し」から始まり「ボディじゃんけん」ですでに大盛り上がり、大きな声を出して「仲間集め」「誕生日順に整列」など次々と展開。

 

 

 

そして身体にある五感のうち食べたいおやつを読唇術のように読み取り仲間を見つける「視覚」のゲーム、相手を信頼し背中の指示を受け動き回る「触覚」のゲーム、スイカ割りのように指示される声を聞き分け、仕掛けられたアイテムを探し出す「聴覚」のゲームなど・・・

 

 

途中、あまりの歓声に「何事か?」と会場を覗く中学生もちらほら・・・ 

 

PTAのお母さんたちは童心に返ったように歓声に包まれた、とても楽しい1時間半のワークショップでした。

 

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