兵庫の浄土寺から走りに走って近江鵜川へ
ここは白洲正子さんが近江山河抄でも取り上げている
石仏群で世間には余り知られていないが阿弥陀如来が
48体ある素朴な風景です。
琵琶湖の西側国道161号線を北上すると鵜川の集落に
入る。国道を外れて山間部へ入ると、その場所はあった。
http://blog.goo.ne.jp/pico0077/d/20160601
でも紹介した近江かくれ里でいかいさんも描かれている
場所で石仏の阿弥陀如来が整然とおかれている。
どの仏像も高さ1.6m、顔の大きさ0.5mと
がっちりとした石仏である。
この石造阿弥陀如来坐像群は、室町時代後期に安土観音寺城城主の
佐々木六角義賢が亡き母の菩提を弔う為、対岸にあたる高島市鵜川に
建立したもの。東を向いて静かに並ぶ石仏は、慈愛に満ちた顔、
あどけない顔、ユーモラスな顔など表情も大きさも少しずつ異なる。
(白洲正子近江山河抄より)
鵜川を後にして大津に入り、33年ぶりのご開帳を
している石山寺へ。
ここ石山寺が今回の旅の最終目的地である。