ぴらにあの写真館 in 伊豆大島→都会へ(新・日記帳)

8年間の伊豆大島生活から都会へ移住しました…
旧日記帳(ODNまいぺーじの思い出)は、BOOK MARKよりどうぞ!

写真館を「No.534 チャツボミゴケ公園で解けた謎」に更新しました!

2012-08-21 19:55:03 | まいぺーじ写真館
 草津から尻焼温泉に向かう途中、「←チャツボミゴケ公園コチラ」という看板が目に入った。ハテ、チャツボミゴケってナンジャラホイ?。この辺は運転免許を取ってからだいぶ走っているけど、そんなコケが生えてるなんて聞いたことがないぞ、こりゃ行ってみなくちゃ・・・

 チャツボミゴケ公園は太平洋戦争末期に開発された鉄鉱山跡を造成したキャンプ施設で、なんとも廃鉱マニアとしては心を惹かれる。案内所で施設使用料の200円を支払って鉱山の奥へ入っていく。車止めから滝川に沿って上がっていくと、ありましたよチャツボミゴケ。中国の九寨溝かトルコのパムッカレか、行ったことはないけれどそんな感じの水たまりに茶色いマリモ状のコケがびっしりと生えている。う~ん、黒澤明の夢にでも出てきそうなアヤシイ雰囲気なのよね・・・

 さて、案内所の看板を見ると、ここで掘り出された鉄鉱石は索道で六合村(現中之条町)の太子(たいし)という集落まで運ばれて、そこから吾妻線の支線で鉄道に乗り換えたんだとか。ン、太子駅?、六合村の道の駅のすぐ下にあった?、うわ~、20年来の謎が解けた~!。草津から六合村を通って長野原草津口駅へ下る途中、国道292号線と白砂川の間にどう見ても廃線跡じゃないのかという道路があったんだよ。しかし、草軽電鉄のルートからも外れているし、気のせいなんだよなと20年間思っていた。いや~、廃線マニアのカンも捨てたモンじゃないんだよな、ホント・・・


【自然の力でこうなったのか、人間の手で掘られたのか、不思議な地形の池に天然記念物のチャツボミゴケが生えている。これだけの規模のチャツボミゴケはここと阿蘇山でしか見られないらしい・・・】


【至る所から鉄&硫黄分を含んだ温泉がジャージャー湧き出している。なめるとかなり酸っぱい(pH2くらい?)、温度は25~30℃くらいかな。コケが生える環境としてはかなり過酷はなず・・・】


【元々はかなり深いすり鉢状の地形だったそうで、動物が落ちると抜け出せなくてお陀仏になってしまったので、「穴地獄」と呼ばれていたんだとか。それが鉱石の採掘でボコボコになったそうな・・・】


【チャツボミゴケ公園から尻焼温泉には20分程度、川の水量が少なくて源泉が湧いている上流はかなり熱いので下流で遊ぶ。もっと深いところで泳げばいいのに、「ゴーグルがないと浮かない!」とか意味不明な若旦那・・・】


【尻焼温泉から下って、国道の下で見つけた太子駅の鉱石積み込み施設跡。今まで何度も通っているし車止めも残っているのに、単なる集落の児童公園だと思い込んでいた。太子駅は昭和20年開業、46年廃止・・・】


【この真っ直ぐに続く道がなんとも線路跡チック、国鉄の線路幅なのでけっこう広いのが見落とした理由のひとつ。もっと狭ければインチキ森林鉄道かなんかと思ってしつこく調べたのかも・・・】
コメント
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