桜坂シネコン琉映の閉館に伴い、今日と明日、ラストフィルムズと題して500円で何本でも見られる集中上映が行われている。もちろんお別れを惜しんで見に行く。
私が見た最初の一本は『誰も知らない』。通路まで満席で、一番前の床に座って見た。不思議な重さを持った映画だった。何ともやるせない映画だった。
次は『女囚701号サソリ』を見るつもりだったが、上映まで時間が空いたので『不良番長』を見る。これは梅宮辰夫主演の愚連隊とヤクザの抗争を描いた荒唐無稽な物語。愚連隊のメンバーは全員20代という設定ながら、随分とオッサンに見えた。時代のせいだろうか。
いよいよ『女囚701号サソリ』。梶芽依子主演。これまた女子刑務所を舞台にした、残虐でエロティックで、荒唐無稽な物語。以前なんとテレビで放映しているのを見たことがあるが、流石にだいぶカットしてあったと見えて、記憶より数段凄まじい内容だった。
なぜいきなり日の丸から始まり、非人道的な刑罰がまかり通る刑務所が登城し、主人公を囮捜査に利用して陥れた悪徳刑事が警視庁の建物の中で復讐されて殺されるというような荒唐無稽な映画が生まれたのか。時代背景を知らなければちょっと分からないだろう。
ロビーで若い女の子達が、笑いながら「なんでー、わけわからんさー」と感想を述べ合う姿を見て。一言説明したくなったけどもちろんやめた。彼女たちがトンデモ映画と見てもなんの問題もないのだ。だって今からすれば時代がとんでもなかったのだから。
刑務所の中の女囚達は、髪を染めて派手なメイクをして“悪い女”を表現しているのだが、今なら普通に街で見鰍ッる女性と変わりない。やはり時代なのだ。
最後は結局『最も危険な遊戯』まで見てしまった。松田優作主演。1時過ぎからの上演というのに、座席はかなり埋まっていた。他の上映館も良く埋まっていた。どの映画もそうだけど、みんなこうした映画を銀幕上で見られる機会はそうそう無いことをよく知っている。特に沖縄では。
ロキシー、キリン館、スカラ座、私のようなないちゃーでも、何本か思い出深い映画を見た記憶がある。『白百合クラブ、東京へ行く』上映&ライブなんてのもここで見た。うちなーんちゅの皆さんならなおさら思い出は多く、無くなってしまうことが寂しいだろう。
まだまだ内装も綺麗だし、どこか運営を引き継いで欲しいと思う。
私が見た最初の一本は『誰も知らない』。通路まで満席で、一番前の床に座って見た。不思議な重さを持った映画だった。何ともやるせない映画だった。
次は『女囚701号サソリ』を見るつもりだったが、上映まで時間が空いたので『不良番長』を見る。これは梅宮辰夫主演の愚連隊とヤクザの抗争を描いた荒唐無稽な物語。愚連隊のメンバーは全員20代という設定ながら、随分とオッサンに見えた。時代のせいだろうか。
いよいよ『女囚701号サソリ』。梶芽依子主演。これまた女子刑務所を舞台にした、残虐でエロティックで、荒唐無稽な物語。以前なんとテレビで放映しているのを見たことがあるが、流石にだいぶカットしてあったと見えて、記憶より数段凄まじい内容だった。
なぜいきなり日の丸から始まり、非人道的な刑罰がまかり通る刑務所が登城し、主人公を囮捜査に利用して陥れた悪徳刑事が警視庁の建物の中で復讐されて殺されるというような荒唐無稽な映画が生まれたのか。時代背景を知らなければちょっと分からないだろう。
ロビーで若い女の子達が、笑いながら「なんでー、わけわからんさー」と感想を述べ合う姿を見て。一言説明したくなったけどもちろんやめた。彼女たちがトンデモ映画と見てもなんの問題もないのだ。だって今からすれば時代がとんでもなかったのだから。
刑務所の中の女囚達は、髪を染めて派手なメイクをして“悪い女”を表現しているのだが、今なら普通に街で見鰍ッる女性と変わりない。やはり時代なのだ。
最後は結局『最も危険な遊戯』まで見てしまった。松田優作主演。1時過ぎからの上演というのに、座席はかなり埋まっていた。他の上映館も良く埋まっていた。どの映画もそうだけど、みんなこうした映画を銀幕上で見られる機会はそうそう無いことをよく知っている。特に沖縄では。
ロキシー、キリン館、スカラ座、私のようなないちゃーでも、何本か思い出深い映画を見た記憶がある。『白百合クラブ、東京へ行く』上映&ライブなんてのもここで見た。うちなーんちゅの皆さんならなおさら思い出は多く、無くなってしまうことが寂しいだろう。
まだまだ内装も綺麗だし、どこか運営を引き継いで欲しいと思う。