Tiny Happy Days

タイニー・ハッピー・デイズ。ささやかだけど幸せな日々。
そして日々を彩ってくれる音楽や文具などなど。

【文】 iiro | 色彩を楽しむノート

2014-04-26 14:28:46 | 文具(ノート・紙類)

"ずっと使い続けてきたクレールフォンテーヌの17×11のホチキス止めノートを、軽い気持ちで変えてみた"

神戸のPen and message.さんにあるブツを注文した折についでに、ついでに頼んだノート、iiro(イーロ)です。

Pen & message.さんの商品説明を一部引用すると、
「リスシオ・ワンを開発した大和出版印刷株式会社が立ち上げた神戸派計画というブランドの商品です。
PURという浸透力の高い接着剤で製本されていますので、強い接着ができ、結果180°フラットに開くことができます。」

サイズは新書版で、中身はいつものクレールフォンテーヌ(CF)の17×11と同じ7mm罫です。

万年筆での筆記ではやや引っかかりがあるため書きやすく、インクの乗りもいいと思います。
ただ、フローのいいペリカンのリザードにモンブランのレーシンググリーンという組み合わせでは、ハネやトメの部分がごく一部ですが裏抜けします。
それよりも気になるのは裏映り。罫線が薄いグレーということもあって偶数ページはとても見にくいです。
CFのベラム紙ではこういうことはまずないので残念です。

単色のドットまたはラインというシンプルな表紙のデザインは、程よくデザインされた落ち着いた雰囲気。

私が使い続けてきたCFのノートは、単純なホチキス留めゆえ、表紙ごと思いっきりサバ折りにでもしない限りまずフラットには開かない、という致命的な欠陥があります(iiroも180°パタンと開くわけではありません)。
しかし、どんな万年筆・インクも漏らさず受け止めるベラム用紙と、使ってみるとその便利さがわかる新書よりも5mmだけ幅広という絶妙なサイズという点で、iiroがCFに取って代わることはないようです。

他にも使ってみたいノートがいくつかあるので、またクレールフォンテーヌとの比較をやりたいと思います。


 


【文】 2014年4月の持ち歩き万年筆

2014-04-20 11:56:39 | 文具(●月●日の万年筆)

"変則的1本主義はじめました"

ここまでのエントリーで明らかなように、ペリカンのリザードとナガサワのペンシースのコンビで万年筆1本の持ち歩きをスタートしました。

インクは、迷った末のモンブランのレーシング・グリーン(廃版)です。
かなりブラック寄りのグリーンブラックですが、好きな色の一つです。

リザードのインクフローが思いのほかよかったこともあって、乾燥が遅いのが玉にきずです。
そのうち、ペリカンのブルーブラックあたりに替えるかも。

それとペリカンのFニブってこんなに太かったっけ? 
いつも使っている7mm罫のノートではかなり窮屈です。

万年筆1本持ちってやはりなんか寂しい。
この「なんちゃって1本主義」はいつまで続けられるのでしょうか。 


【靴】 J.M.Westonのゴルフ 2足目

2014-04-19 12:42:37 | 

"ゴルフを履いて、ゴルフに乗って、ゴルフに行ってます"

久々に靴を買いました。フランスのJ.M.WESTONのゴルフ、正式にはGolf-Derbyです。

会社生活も少なくなってきて、靴の興味もスーツに合うものからオフタイムに履けるものに移ってきました。
ゴルフは、スーツには全く合いません。
ポテッとしてカントリー風味が強いので、"スタイリッシュ" からはほど遠いわけですが、実にかわいくかっこいい。
スーツには全く合いませんが、週末のカジュアルな服にはばっちりです。

そして何よりも堅牢で革質もすばらしい。
自分の足に合うということでしょうが、いくら歩いても足が痛くなったりすることはありません。

さて、2足目のゴルフはしぼの入ったグレインレザーの明るいブラウン、と始めから決めていました。
問題はサイズ。
ダークブラウンの1足目は、サイズは6、ワイズ(幅)はDですが、長い間履いてきたこともあり若干ゆるめ。
そこで、2足目の購入に当たっては、6のCと5ハーフのDを徹底試着。
ウエストンの靴は、長さはもちろんですが、ワイズがA~Fの6段階から選べるのがすばらしい。

試着の結果、5ハーフのDは、文字どおりピッタリ。ゴルフはかかとが緩めの靴ですが、このサイズだとかかとが抜けることはありません。
ただ、あまりにもピッタリすぎて、特に縦方向が全く余裕なし。これが気になる。
一方、6のCは、縦方向は若干余裕があるものの、幅はかなりきつめ。
こうなると、なかなか決められず、2足の靴を履いたり脱いだり。 

結局、グレインレザーは他のゴルフに使われているロシアンカーフに比べると伸びやすい、という店員さんの話に後を押されて6のCを選択しました。
写真がいまいちですが、一段階の差なのに、ワイズCはびっくりするほど細く見えますね。

明るめのブラウンはこれからの季節にピッタリ。幅がきつめなので徐々に履きならし中です。

 


【文】 NAGASAWA キップ・ペンケース1本差し

2014-04-12 12:08:51 | 文具(ペンケース)

"1本の万年筆を持ち歩くためには、1本差しのペンケースが必要です。たとえ変則的1本主義であろうとも。"

変則的1本主義(言いかえれば月替わり1本主義)のために1本差しのペンケースを探さなきゃ、と思っていたところ、ずいぶん前に買ったまま忘れていたブツを思い出しました。

神戸のナガサワ文具センターオリジナルのキップシリーズの1本差しシースです。
昨年ずっと愛用していた5本差しロールペンケースと同じシリーズですが、購入時期はそれよりも前かも。 

神戸のポートタワーをモチーフにしているようですが、真ん中がくびれていて糸巻を思い出しました。
糸巻といえば、最近のレクサスのラジエターグリルはスピンドル・デザイン、つまり糸巻の形です。
もしかして糸巻流行ってる? 

話がずれました。
ペリカンのM1000も収納できるサイズなので、リザードには少し大きいですが、柔らかいキップレザーのため中で遊ぶこともないようです。 

まずはこれを使ってみます。

 


【文】 あゝ、あこがれの「1本主義」

2014-04-06 15:18:29 | 文具(万年筆・インク)

"移り気な自分でもできそうな1本の万年筆を長く愛用する変則的「1本主義」"

「熱しやすく冷めやすい」という性格は齢を重ねれば多少落ち着くものと思っていましたが、
そうでもないですね(爆)。

移り気な性格ゆえ、万年筆を何本も買い込み、いろいろなインクを入れ、とっかえひっかえ一度に何本も
ジャラジャラと持ち歩きます。
だからこそというべきか、ひとつのモノを長く使い続けるスタイルには憧れますが、そう簡単にジャラジャラはやめられません。

写真の万年筆は手近にあったごく一部。どれも使ってあげたい。

そこで無理やりひねり出したのが、「今月の1本」方式。
つまり、しばりは選んだ1本を少なくともひと月は使い続ける。それだけ。
ひと月経てばその縛りから解き放たれ、別の万年筆を選び放題。

もともと持ち歩き万年筆はノート書きのみに使っているので1本でも足りるんですよね。

さて、4月の1本は何にしましょうか。やっぱり昨日紹介したリザードかな。
1本ということになると、1本用ペンケースを調達しないと(また物欲が)。 

 


【文】 Pelikan M101N リザード

2014-04-05 10:04:24 | 文具(万年筆・インク)

”大人の男性に似合いそうなリザード柄の万年筆。ということは自分にも?ということで買いました。"

ペリカンの175周年を記念して発売されたリザード柄万年筆です。
クラシックなM101Nが限定復刻されたのはトートイスシェルが最初ですが、あれは色味がぴんと来なくてパスしました。
そして限定復刻第2弾がこのリザード。

大人ですねえ。まさに大人の、しかも男性に似合いそうなリザード柄。
…という理由をつけて買ってしまいました。 

化粧箱もリザード柄を模した凝ったものです。

大きさは同じペリカンのスーベレーンM400並です。
M800と比べるとここまで小さいですが、筆記時の長さは十分なので実用上は問題なし。

 

キャップトップがクリップの上に長く突き出ているのがなんともクラシックでかわいい。
スーベレンとの違いはほかにもあって、半透明のインク窓があり、さらにスーベレンのクリップにはペリカンの眼のような意匠がありますが、M101Nにはありません。 

シルバーのクラシックなニブは"F"。幅広く使えそうな1本です。