"ずっと使い続けてきたクレールフォンテーヌの17×11のホチキス止めノートを、軽い気持ちで変えてみた"
神戸のPen and message.さんにあるブツを注文した折についでに、ついでに頼んだノート、iiro(イーロ)です。
Pen & message.さんの商品説明を一部引用すると、
「リスシオ・ワンを開発した大和出版印刷株式会社が立ち上げた神戸派計画というブランドの商品です。
PURという浸透力の高い接着剤で製本されていますので、強い接着ができ、結果180°フラットに開くことができます。」
サイズは新書版で、中身はいつものクレールフォンテーヌ(CF)の17×11と同じ7mm罫です。
万年筆での筆記ではやや引っかかりがあるため書きやすく、インクの乗りもいいと思います。
ただ、フローのいいペリカンのリザードにモンブランのレーシンググリーンという組み合わせでは、ハネやトメの部分がごく一部ですが裏抜けします。
それよりも気になるのは裏映り。罫線が薄いグレーということもあって偶数ページはとても見にくいです。
CFのベラム紙ではこういうことはまずないので残念です。
単色のドットまたはラインというシンプルな表紙のデザインは、程よくデザインされた落ち着いた雰囲気。
私が使い続けてきたCFのノートは、単純なホチキス留めゆえ、表紙ごと思いっきりサバ折りにでもしない限りまずフラットには開かない、という致命的な欠陥があります(iiroも180°パタンと開くわけではありません)。
しかし、どんな万年筆・インクも漏らさず受け止めるベラム用紙と、使ってみるとその便利さがわかる新書よりも5mmだけ幅広という絶妙なサイズという点で、iiroがCFに取って代わることはないようです。
他にも使ってみたいノートがいくつかあるので、またクレールフォンテーヌとの比較をやりたいと思います。