デヴィッド・ボウイが最初に世界的な人気を獲得したのは、ジギー・スターダストというキャラクターをまとってスペイシーなロックンロールを演奏した1972年半ばからですが、わずか1年後の1973年7月3日のロンドンはハマースミス・オデオンでのライブで突如バンドの解散を宣言し、自らジギー・スターダストを葬ってしまいます。
映画『ジギー・スターダスト』(原題 : Ziggy Stardust and The Spiders From The Mars)は、そのジギーとしてのラストライブの模様を収めた映画です。
画質はかなり粗い。演奏も荒々しい。しかし、映画館で爆音で聴くと最高です。
そして、なにより、ボウイが美しい…
ボウイのバンド解散宣言に動揺する観客をなだめるように始まった最終曲"Rock'n'Roll Suicide"。大好きなバラードですが、これは泣いてしまうなあ。
映画を観ている人、若い人が多くてちょっと意外でした。
近々もう1本音楽系の映画を観に行く予定です。映像ももちろんですが、こだわりの音響装置で大きな音に包まれる快感は格別のものですね。