新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館(長いよ!)で開催中の英国の画家ターナーの展覧会をのぞいてきました。
平日に有休とっていったんですが、シニアの方がたくさん。自分ももうすぐ仲間入りですが。
19世紀の英国の様々な風景を描いた絵画がとても魅力的。
ターナーといえば様々な表情の海の描写が有名だと思いますが、空もいいんです。
どの絵も単色の空なんてない。けぶったような、混じったような複雑な空の描写。
ターナーって銅版画もたくさんあるんですね。
解説によると、人気作家だったターナーはたくさんの人に自分の絵を楽しんでもらえるよう版画にも力を入れたんだとか。
中でも「凪」と題された1枚はよかったです。
凪だけに海はまるで鏡面のよう。硬質な銅版画ということもあって本当に鏡のよう。
その鏡面のような海に漁船が先を争って乗り出していきます。
残念だったのは「難破船:乗組員の救助に努める漁船」や「雨、蒸気、スピード:グレートウエスタン鉄道」といった有名な作品が見られなかったこと。
あらかじめ展示リストはチェックしていましたが、それでもこの2点は見たかった。
東京は7月1日までの開催です。