2022年購入万年筆1本目。特殊ニブのフォルカンを装着したパイロット カスタム·ヘリテイジ912 です。
フォルカンという特殊ニブには以前から興味がありましたが、品切れのことが多く、ようやく入手できました。
フォルカンが選べる軸は、カスタム743、同742、カスタムヘリテイジ912の3種類のみ。同じフォルカンでもペン先の大きさによって書き味が異なるようですか、今回は軸の好みで912を選択。
フォルカンは軟調ニブということで書き味は柔らかく、ペン先(切り割り)が開きやすいので、描線に変化を付けやすい(付きやすい)という特徴があります。
ペン先の両側がえぐれており、刻印も少ないので見た目からもいかにも柔らかそうですが、フニャフニャというわけではないので、特にコントロールがむずかしいわけではありません。万年筆での筆記に慣れていればそれほど違和感はないかと。
問題はフォルカンの最大の特徴である切り割りの開きやすさ。力の入れ方には少し慣れが必要。また切り割りが開いた状態で斜めの線を書くと、切り割りの内側が引っかかるようです。使い込んでいけば改善されるかな。
意外だったのは描線が案外太いこと。切り割りが閉じていてもパイロットの中字くらいの太さがあります。
パイロットの万年筆はインクにシビアな印象があるので、色彩雫の月夜を入れて使い始めました。
調整に出せば直るはずです。
インクはパイロットの色彩雫を使っているので問題ないと思うんですが、フォルカンは初めてなのでわからないことばかりです。