"芭蕉ってあの松尾さん?て思ってました…"
プラチナのシャルトルブルーの限定版、芭蕉です。
日本橋丸善の「世界の万年筆店」と日本橋三越の「世界の万年筆祭」は、どちらも例年どおり短時間見て
回っておしまい、という感じでした。
そんななか確保したのが、 「祭」で100本限定で発売された「芭蕉」です。芭蕉といっても松尾さんではありませんでした。
プラチナのシャルトルブルーの軸に、三越が所有する染物用の型紙、伊勢型紙の図案をモチーフに文様を
描いたものです。
伊勢型紙をモチーフにした限定万年筆は、セーラーとパイロットからも発売されてましたが、そちらはピンとこず。
なかなか人気だったようで、試し書きまで10分ほど待ちました。
第一印象は、書き味ではなく軸の軽さです。家に持ち帰って計ってみると19グラム。所有しているブルゴーニュは21グラム。
「芭蕉」には、キャップリングと尻軸の細いリングがありませんので、おそらくその影響かと。
たった2グラムですが、感触は随分と違います。
半透明のブルーにシルバーで芭蕉の葉が描かれた軸は、当然和風ですが、思いのほかモダンな印象。
ニブはFとMだけで、悩んだ末Mを選択。つい太めのニブを選択してしまうのは悪い癖です。
涼しげなたたずまいですから、うっとうしくなり始めた今の季節にピッタリです。