毎朝 目が覚めたら まず神を思いおこすべきである。
然(しか)らば 神も亦 あなたを思い起し給(たま)うであろう。
否、寝ている間も 神は吾(われ)らを導き給うていたのであるが、
今や吾らは意識的に神に波長を合わせるのである。
静かに坐(ざ)して感謝の言葉を念じ、神想観をして
「 神の完全なる智慧(ちえ) 吾を導き給う 」 と念ずるのである。
こうして一日の最初を神の智慧に波長を合わして出発する時は、
神は内から 「 自然のよき考え 」 となって導き給い、
外から人々の自然の動きとなって もっとも適当なものを成就せしめ給い、
また、不適当なものを妨げる働きとなって出て来るのである。
『 生長の家 』 昭和二十五年三月号 十三日の法語 谷 口 雅 春 先 生