吾々が何か病気に罹(かか)っているならば それは決して神がこしらえた病気ではないのである。
それは唯 自分の心の影であるから、心を平和に落着けて合掌して
「 神はすべてのすべてである。
神は善であるから神の造り給いし世界には病気はないのである。
自分の体は神の完全なる生命の最高の自己実現であるから
病気になどなる筈(はず)がないのである。
病気は自分の心の迷いである。今自分は心の迷いを去って
神の姿そのものの完全なる姿をみるのである 」
かく心の中(うち)に深く念じて 神の姿そのままに完全な自分の姿を
心に描いてみつめるようにするならば やがてその病気は消えてしまうのである。
『 生長の家 』 昭和二十五年三月号 二十八日の法語 谷 口 雅 春 先 生
( ※ 一日の法語 ~ 二十八日の法語 了 )