外に寒い風が吹きすんだり、あまり外に埃(ほこり)が立つときには
諸君は 窓をしめて、その風や埃が吹き込まないようにするであろう。
それならば、誰かが貴方の心の中に激情の嵐を吹き込ませたり、
怒りや憎みや悪口雑言(あっこうぞうごん)の埃を吹き込ませたりするときに
何故 あなたは自分の心の窓をひらいていて、その嵐で自分の心の中をさわがせたり、
吹き込んで来る怒りや憎みの埃だらけの心にしてしまうのであろうか。
人が誰(だれ)かの悪口を云うときには 自分の心の窓を閉じよ。
人が汝を悪しざまに云うときには 自分の心の窓を閉じよ。
人が病気の話をするときには 自分の心の窓を閉じよ。
『 生長の家 』 昭和二十六年七月号 八日の法語 谷 口 雅 春 先 生