<あらすじ>
玄武書房という出版社の営業部に勤める馬締光也(松田龍平)は、真面目すぎて職場で少々浮いている。しかし言葉に対する卓越したセンスを持ち合わせていることが評価され、新しい辞書『大渡海(だいとかい)』の編纂を進める辞書編集部に異動となる。今を生きる辞書を目指している『大渡海(だいとかい)』は見出し語が24万語という大規模なもの。曲者ぞろいの辞書編集部の中で、馬締は作業にのめり込む。ある日、ひょんなことから知り合った女性(宮崎あおい)に一目で恋に落ちた馬締。なんとかして自分の思いを彼女に伝えたいが、なかなかふさわしい言葉が出てこず苦悩する。そんな中、会社の方針が変わり、『大渡海』の完成に暗雲がたちこめる……。
『大渡海(だいとかい)』という辞書がほしくなりました。
一枚一枚指でページをめくりながら読んでみたい!と思えるほどでした。
静かな映画でした。それでいて くすっと笑える・・・
あまりにも真面目でそれゆえにぶきっちょな馬締光也を演じた松田龍平がぴったりでした。
素直な馬締光也が少しづつ変わって笑顔がみれるようになってくると
なぜかうれしくなりました。
特に馬締光也の”恋”の語訳がよかったですね。
それぞれの登場人物の表情が言葉が静かにしみました。
辞書が出来上がって終わりではなかったのですね・・・
また作業が始まっているんですね。長い年月をかけて作られるのですから。
”今を生きる辞書”
わたしが知っている言葉、わたしが使っていることば・・・改めて愛おしいような・・・(=^^=)
言葉を言葉で説明するってやはりすごい!
馬締光也の”恋”の語訳もあれから増えただろうなぁ~・・・