3・11東日本大震災が3年目を迎えようとしています。テレビや新聞などでは毎日のように報道されています。残された人々の悲しい出来事や必死で生きようと自分に励ましてきた強い意志の人々。その記事やニュースを見るたびに酒井治のことを思い出します。半年後の9月12日に酒井治は亡くなりました。病気と分かって傍にいる私はもっと何かできたのではないかと今だに自責の念を抱いています。私が今できることはどんな形であれ酒井治の絵を紹介すること。それは私にとって酒井治とつながっている絆だと思っています。
3年前の3月、酒井治は2度のニューヨークへ旅していました。1回目目に見れなかったメトロポリタン美術館や芸術家が集まるハーレムを見るために出かけて行きました。そして毎日のようにニューヨークの写真が送られてきました。今日はその写真と現地で描いたクロッキーをお届けします。
3月26日 メトロ美術館
3月27日 ルノアールの作品
3月27日 ハーレム画家の「フランコ」の作品
3月27日 ハーレム
3月28日 MOMA美術館の中から見たビル街
3月29日 ニューヨークの街