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地球深部探査船「ちきゅう」が
佐世保重工業(SSK)のドックに入渠しました
※以下のデータや説明などはウィキペディアや
海洋研究開発機構のHPより引用しています
日本・米国が主導する「統合国際深海掘削計画(IODP)」
の主力船として「独立行政法人・海洋研究開発機構(
JAMSTEC)」が建造した船です
※基本仕様
総トン数:56,752トン
全長:210m
全幅:38m
深さ:16.2m
吃水:9.2m
船底からデリックの上端までの高さ:130m
速力:12ノット(1ノットは1,852m)
乗員:200名
就航:2005年
建造:三菱重工業長崎造船所
船籍港:横須賀
「ちきゅう」による深海掘削により
巨大地震・津波の発生メカニズムの解明、
地下に広がる生命圏の解明、地球環境変動の解明、
新しい海底資源の解明などの他、人類未踏の
マントルへの到達という科学目標を掲げています
推進装置として船首付近に3基、船尾付近に3基、
合計6基のアジマススラスタ
(水平方向に360度回転するスクリュー)が
設置されています
上甲板から航海甲板まで6階分の層による
上部構造になっています
船底から船体中央部のデリック(掘削やぐら)上端まで
の高さは130mです
周りのクレーンと比べてもその高さが解りますね
船首船底付近の空洞に見える部分の中には
船首を横方向に移動するためのスクリュー
(バウ・スラスター)が設置されています
アンカー(碇)ひとつの重量は15トンです
船体塗装の傷み具合からも
過酷な海上の様子がうかがえます
入渠してドック内の排水完了後、船体を高圧洗浄します
居住区は操舵室の後方に在ります
ブリッジの前方上部にヘリデッキが張り出したかたちで
設置されています
長期間同じ場所で掘削作業を続ける「ちきゅう」は
その間、港に帰る事ができないため、
人員(研究者、技術者、船員など)の交代は
ヘリコプターを利用します
デリック(掘削やぐら)の先端部分です
デリックは掘削用のパイプをつないだり、外したり
吊り下げたりする場所です
パイプをつないで長い棒状にし
海底への揚げ降ろしをおこないます
1,250トンの吊り下げ能力があります
黄色いクレーンの前、上に球体が載っているところが
研究棟です
青色のパイプラックには
船と海底をつなぐ「ライザーパイプ」や
ライザーパイプの中を通る「ドリルパイプ」など、
膨大な量のパイプ類が搭載されています
ライザーパイプの長さは1本27m、
ドリルパイプは1本9.5mの長さです
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