英国的読書生活

イギリスつながりの本を紹介していきます

それでも桜

2009-04-19 | 日常
今日は娘が通うピアノ教室の発表会。
それはともかく
こんなにお天気がよければピアノより桜でしょう!
と、終わるとすぐに近くの造幣局に。
造幣局の桜といえば大阪の通り抜けが有名ですが、
ここ広島の造幣局の桜も負けてはいません。
「花ののまわり道」と名づけられた敷地内を散策します。
八重桜って昔はそれほど好きではなかったのですが、
今日観るとどれもすばらしいものです。




この造幣局の前の通りはその名も「コイン通り」。
金運にご利益がありそうなモニュメントやオリジナル商品が
たくさんあります。


ピアノも上手でしたよ。



まだまだ桜

2009-04-18 | 日常
週末は雲ひとつないお天気。
デパ地下で美味しいお弁当を買い込み植物公園へ。






遅咲きの八重桜が見ごろでした。
紅虎の尾という種類だそうです。


とにかく風が気持ちいい。

ハートランド

2009-04-17 | イギリス

六本木ヒルズが建っている場所に、昔「ハートランド」というビアホールがありました。古い洋館を利用したつくりになっており、キリンが発売していた同名ビールのコンセプトショップとして期間限定での営業でした。地下鉄六本木駅からのアクセスは悪く、確か公園の中を通りぬけないと行けないようになってたような。そこで、某床材メーカーの広報誌の企画で座談会取材を行うことに・・・。お招きしたのは、このハートランド全体の設計を担当した木下道朗氏と建築探偵として活躍されていた藤森照信氏、そして進行役をお願いしていた和光大学の竹原あき子氏の3名。季節は夏でしたが、とても肌寒い夕方でした。正直、取材の内容はまったく憶えておりません。でも、木下氏と藤森氏が初対面だったせいか、あんまり話が盛り上がらなかった・・・印象が残っています。
取材終了後、木下氏はご用があるということでそのまま退席され、残った藤森先生と竹原先生らスタッフとで、せっかくだから階下のビアホールで食事をしましょうということになったのですが・・・。そこからが、とても面白かったのです。藤森先生、突然スイッチが入ったかのように凄いんです。何が凄いかと言うと、その「食べっぷり」!自分の前に食材が滞留することは罪悪だ!と言わんばかりに次々と平らげていくのです。それもとっても美味しそうに・・・、幸せそうに・・・。自分の前ばかりではありません。一番遠い位置にあるお皿にも長いリーチを活かして攻撃をかけます。咀嚼と咀嚼の間に出てくるお話もけっこうエネルギッシュ。「日本映画はつまらなくなった!」「テレビで日本映画を観ていて、CMタイムになると突然画面が生き生きする」「だってその映画1本分ぐらいのお金をそのCMにかけているのだからね」・・・・  私は、先生の前から食べ物がなくならないように、お皿を絶えず入れ替えていく回転寿司のベルトコンベア状態でした。そして、全ての食べられるものがテーブルより消滅した時、先生は「僕はこの辺で失礼します!」と帰られたのでした。
その2~3日後、書店で週刊朝日を立ち読みして、思わず吹きだしてしまいました。藤森先生が参加されていた路上観察学会のメンバーが(赤瀬川源平さんか南伸坊さんだったか忘れてしまいましたが)語る、先生の「食欲」が掲載されているのです。・・・・食欲の無い日は藤森先生を食事に誘うと、先生の食べっぷりに食欲が刺激されて気持ちよく食事できる・・・・・先生の食事はそれだけで必見である・・・・・最近、先生の息子さんの食べっぷりも先生に似てきているらしい・・・etc・・・てな内容が2週に分けての漫画仕立てになっていたのでした。そのコーナーを書いていたのが夏目房之介さんです。確か、その名も「夏目房之介の学問」というコーナーだったはず。

夏目房之介「孫が読む漱石」

漱石の孫である夏目房之介さんが読む漱石作品です。ロンドン留学でひどい目にあった漱石ですが、帰国後いかなる環境下で作品を書いていったのか。身内を知る房之介さんだからこその漱石像が描かれていきます。





ロンドン版「神々の黄昏」

2009-04-15 | イギリス

マリー・フィリップス
「お行儀の悪い神々」


原題は「Gods Behaving Badly」
アルテミス、アポロン、アプロディーテ、ヘルメス、アテナ、ヘパイストス、ゼウス・・・お馴染みオリンポスの神々は、なんと現代のロンドンで、汚いフラットに集まって共同生活を送っていた!長い年月、人間から顧みられることが、崇められることがなくなった神々は、次第に自慢の神通力が衰え始め・・・・、何とも怠惰で猥雑な生活を営んでいるのです。そこに登場する人間の男女。まったくイケテナイ男と、まったく美人でない女・・・。ひょんな企みから、アポロンがその女にゾッコンに。そこから全世界の終末物語が始まる?のです。
ハムステッドの丘でアルテミスが犬の散歩をさせている。絶世の美神アプロディーテは風俗業(テレフォンS●Xサービス)でお金を稼いでいる。ヘルメスは携帯電話を一時も離さずにいる。地下鉄エンジェル駅のホームが死者の世界への入り口となっている。・・・・・・ 神代の時代から生き続けている神々。老いることもなかった彼らが、次第に将来に不安を感じ始め・・・そして・・・。
ラストのトラファルガー広場での場面。天照大神の天岩戸(あまのいわと)のお話を思い出しちゃいました。その点では日本の神々の方が、よっぽど創造力に富んでいますね。それに日本の神様は八百万(やおよろず)もいるし。普段から生活の中で人間と共存できているしね。




ハラショーな・・・

2009-04-08 | イギリス

アントニイ・バージェス
「時計じかけのオレンジ」


キューブリックの映画があまりにも有名な本作品。毒にあてられるのが嫌でこれまで映画ともに手を触れずに生きてきた私。完全版という言葉に釣られての購入です。
「完全版」とはちょっと誤解を生む表現ですね。もともとあった最終章をアメリカで出版する際に出版社の判断で削除されてしまい、キューブリクもそのアメリカ版をベースに映画を制作してしまったために最終章が無い版が有名になってしまったのです。
麻薬と暴力にズッポリと浸かった主人公の一人称で語られる物語。バージェスが編み出したロシア語を混ぜ込んだスラング「Nadsat」がささくれだった緊張感を与えてくれます。。訳注が振ってあるので理解は早いのですが、バージェスの試みは原書でないと体感できないところが辛いところ。階級ごとに持っている隠語?の世界も垣間見えます。
主人公のどこか冷めた視点での暴力描写と、一方でクラシック音楽にエクスタシーを感じる対比にバージェスが描く世界観があるように・・・。
一人称での語り口、医療実験される状況は、「アルジャーノンに・・・」をイメージしてしまいました。

で、肝心の最終章は・・・。これがあることでストーリーはマイルドになり、読後の寝付きは良くなることでしょう。でも、もしキューブリックがこの最終章の存在を知っていたとしても、彼はカットしたでしょうね。

映画は観てませんが、使われた音楽はよく知っています。担当したのはワルター・カーロス。モーグⅢというシンセサイザーでベートーベンの第9第4楽章を大胆にアレンジしています。

今度は映画にチャレンジ。




ミシュラン★★★花見

2009-04-05 | 日常

ミシュランで三ツ星をいただいた宮島へ今年も花見に行きました。


潮が引くと大鳥居まで行けます。


厳島神社も下から眺めることが。


こんなアングルも。


潮の満ち引きでその姿を変えるという創造力はどこから・・・


多宝塔付近は満開と散り始めが混在。


見上げれば花、花、花・・・
地べたも花、花、花・・・


幹から出た稚枝も満開。

こんなシチュエーションだったら、飲まずにいられません。






万かつサンド

2009-04-01 | 日常

懲りずに新幹線で仙台出張。
東京駅の駅弁ってどうもコストパフォーマンスに欠けるなあ・・・とホームで逡巡しておりましたら、ちょっとレトロなパッケージに目が行って・・・・おもわず購入・・・。車内で食してみると、けっこう美味しいではないですか。ボリュームもけっこうあるし、甘酸っぱいソースがビールのアテにも合いそうです。まい泉が全国的に有名ですが、こちらの方がB級度は高そうです。
ちょっと気になったので帰ってからHP検索してみると・・・、「肉の万世」・・・、うわっ!この秋葉原本店って、肉のテーマパークかいな。もっと楽しいのが、HP上にたくさんあるペーパークラフト。ちょっと娘が喜びそうなのがあったので工作してみました。出来たのはランドセル。ポケットの形状やフラップのR具合がけっこうリアルに出来ました。





せっかくなので、本物くんと記念撮影。

ちなみに広島で肉のテーマパークと言えば、ここ「肉のますゐ」
昔ながらの仲居さんが注文取りから会計までを1人で対応するスタイルです。なんとトンカツランチが350円(税込)で食せます。


それにしても、
東北新幹線って、
座席はチープだし、車内販売のお姉さんもチープなのは何故??