英国的読書生活

イギリスつながりの本を紹介していきます

夜の空港で語られる都市奇談

2010-06-29 | イギリス

ラーナ・ダスグプタ 「東京へ飛ばない夜」


悪天候のため目的地東京をあきらめ、とある国の空港に着陸したジャンボ機。航空会社が懸命に乗客の宿泊先を工面するのですが、たまたま大きな博覧会が開催されていたためにホテルはどこも満室。結局13人が空港ロビーで夜を明かすはめに。退屈を紛らわすために一人がお話を始めます・・・・・。
13人が順番に語る「物語」は、どれもエキゾチックで奇妙で不思議なお話ばかり。13という数字に秘密が隠されているのか、一つの物語が別の物語の扉なのか、どこかに「オチ」があるのか無いのか・・・。夜が明け、空港が再び息を吹き返すと13人はそれぞれそそくさと東京行きの飛行機の搭乗口へ。
不思議なんだけど、とにかく作者の意図が分からずモヤモヤっとした読後感です。


先週、久しぶりの東京出張で飛行機を利用しました。
まあ、びっくりしたのが、ANAも4月以降、機内での飲み物サービスが有料になっていたのですね。水と茶は無料って書いてあるけど、お茶くださいって頼むこと自体が恥ずかしい雰囲気・・・。CAさんってあんなにたくさん乗ってて何してるんだろう。ヘッドフォンもお願いしないと配ってくれないし、週刊誌も1冊も置いていない・・・。
最近のJRの車内販売のほうがよっぽど親切だよねって、思ってるのは私だけ?







イングランド VS ドイツ

2010-06-28 | イギリス


いやー・・・
因縁の対決で再び一生モノの誤審が生まれるとは・・・・

誤審に対しさぞかしイギリス中が怒り狂っているかと思いきや
そもそもチーム力が期待はずれだったという声が多いみたい。
各新聞にはイングランドチームへの手厳しい見出しがならんでいるようです。

Message to England players:
You let your country down

England have no defence

Victims of a cruel injustice,
but ultimately well beaten



66年、疑惑のゴールで優勝したイングランド。
その瞬間を描いている小説は →こちら







0655

2010-06-23 | 日常
最近欠かさず観ているのが「0655」。
NHK教育テレビでそのまま朝6時55分からの5分間番組です。
テンション高めの番組が多い中、
「ゆるい朝」を迎えたい御仁にはぴったりな番組。


なんせボブ・マーリーの曲が流れるしね。
寝巻きのまま娘とソファーでボーーっとして観ています。


6月の歌は「のりこえるの歌」
今日一日が何とかなりそうな希望が抱ける一曲です。


ねこのうた、犬のうたもいいよ。



監修は佐藤雅彦。大人版ピタゴラスイッチってとこ?



対番組として「2355」もあるのですが・・・
これは私としては遅すぎる時間です。






イギリスは元気なのか?

2010-06-01 | イギリス
もはや日本のマスコミには登場しなくなったブラウン元首相。
下の写真は政権維持を断念し、先月13日にダウニング街10番地を引き払う日の光景です。


執務室で自民党のグレッグ党首と電話で話すブラウン氏。
壁に貼ってあるのは子どもたちの絵みたいです。


官邸スタッフとお別れするブラウンファミリー。


子供部屋も待ったなしでお引越しです。

政権交代が日常であるイギリスのある日の光景です。


それにしても新政権のキャメロンさんとグレッグさん。
なかなかに高貴なお家柄と学歴ですが、どこかバカっぽく見えませんか?
いきなりホモ大臣が登場したりして・・・・。


これが新政権の面々・・・・、否!、リトル・ブリテンです。