英国的読書生活

イギリスつながりの本を紹介していきます

北海道旅行【最終日】

2008-08-23 | 日常
早起きしてトマム名物の雲海を見ようと目覚ましを4時半にセットしといたのですが・・・、さすがに誰も起きてこず。
今日は暑い広島に帰らなきゃいけない、ということで皆動きがトロくなります。朝食は昨晩食べた「プラチナム」へ。朝は眺めも良く素晴らしい!と行きたいところでしたが・・・・。総じて料理が冷たいのです。コーヒーすらヌルい状態です。昨日の朝食に利用したザ・タワーの「三角」が、温かい卵料理やホタテ焼きでがんばっていただけに?????です。これならアウトドア・カフェで食べた方が良かったね。
11時半までパークゴルフを楽しみ、後ろ髪を引かれながら千歳空港に向います。途中夕張までの道って、けっこう厳しい峠越え。夜にはあまり走りたくないですね。今建設中の高速が全通すれば、トマムへのアクセスは格段に向上するのでしょうね。
予定通りレンタカーを返し、空港ビルに着いたのが、13時50分。15時20分の出発まで食事とお土産・・・と思っていたら・・・。何と広島便が機材繰りがつかず欠航とのアナウンス。振り替え手続きにカウンターに並び、さんざん待たされたあげくに、羽田便を待たせているからそれに乗ってくださいとのこと。搭乗手続きを終え、手荷物検査を受けていると私たち家族の名前を繰り返しアナウンスしています。「お土産がー・・」「ラーメンが・・」 何も買えず、何も食べられず羽田行きの中へ。結局その便はさらに遅れ、羽田に着いたのが17時前・・・。乗り換えの広島行きの出発を待つ間に遅い昼食として空弁をつっつくことに。(欠航と聞いたとき、一瞬もう一泊北海道にいられると思ったのですがね)
会社のみんなに北海道のお土産買って来るねって約束したのに・・・・、「東京バナナ」じゃダメだよね。



何が一番思い出になったかな?



絶対また行こうね!

北海道旅行【3日目】

2008-08-22 | 日常

目覚めると熱気球が・・・・

この日は午前中にリトル・トリーが主催する3歳児から申し込める「ネイチャー・ラフティング」に参加です。
トマムから車で20分程度移動し、落合駅近くの空知川上流部が冒険の舞台となります。ライフジャケットとヘルメットを身に付け、パドルを持つとみんな何か格好いいじゃないですか。一艇に2家族ずつの乗船でそれぞれガイドさんが付いてくれます。併せて3艇で出発です。子供OKですから、急な下りはありませんが、それなりに飛沫がかかり、半ズボンが心地よく濡れてしまいます。(飛沫をあびる前半はガイドさんがデジカメ等を濡れないように預かってくれます) 途中降りて生き物観察をしたり、深い淵では子供たちが飛び込んでみたりと川と緑を存分に楽しめる時間が過ごせました。


ちょっと不安なのか何度も振り返ります


途中上陸して小さな支流に入ると・・


アメマスの稚魚やドジョウを捕まえて・・


ちゃんと手を濡らして触ってね。
観察後は、そっと放してあげました。

川をわたる風に吹かれていると、今は封印している渓流でのルアーフィッシングが急にやりたくなってきました。帰ったら久しぶりにタックルの手入れでもしましょうかね。

リトル・トリーの皆さんは感じの良い方ばかり、大地といっしょに仕事が出来るってうらやましいですね。

リトル・トリーの情報は→
プライベートキャンプ、行ってみたい!


川遊びの後は、そのリトル・トリーの方に教えてもらった「ソフトクリームの美味しい店」に寄ることに。目的地のキーワードは「新得町」にある「共働学舎」・・・だけ。行けば分かるでしょうということで狩勝峠を越えて新得町に入ります。ガソリン補給のついでに道を尋ねると、スタンドのオジサン、一生懸命教えてくれるのですが、ちょっとよく分かりません。「そこの信号まーすぐ行って、2つ目の信号を右に行って、次を左で、また・・・、うーん、あそこに見える山の向こうよ!」てな説明に、どうしたもんかと考えていると、洗車をしていた「北の国から」の純くんのような青年が、遠慮がちに話しに入ってきて、「そっちの方に帰るから、追いてきたらいいですよ。共働学舎ですね」と先導をかってくれたのです。「ありがとうございます!」と申し出に感謝して連れていってもらいました。場所は確かに、まーすぐ行って、右に行って、左に曲がって、山の向こうでした・・・。

予備知識なく伺った共働学舎はこういう所です。→  
 
 チーズなど美味しそうなものがたくさんありました。(後で調べたら、ここのチーズがサミットで振舞われたということです) ここでめでたくホエイジャム入りソフトクリームをいただき、お土産にそのホエイジャムを買いました。
昼食は新得町に入るところに一面に広がるソバ畑にひかれて「新得そばの館」に。新そばにはちょっと早かったですが、美味しくお蕎麦をいただくことができました。
さて、トマムに戻り、・・・・・、今日のホテルはガレリア・タワースィート。全室ジャグジーが付いた100㎡以上のスィートルーム(我家より広い!)という贅沢な仕様ですが・・・・、客数が少ない分かなり人件費を抑えているのがどうしても目立ってしまうのは残念・・・。
遊び足らない私たちは、連絡バスでVIZスパハウスに。何で北海道に来て室内プールなの?は置いといて、施設自体は清潔で良かったです。毎時大波が出たり、子供向けのイベントもあったりして、娘は大はしゃぎでした。


冬でも常夏なのかな?


晩御飯は同ホテルの「プラチナム」へ。コース料理をいただきました。せっかくの32Fのレストランでしたが、夜だと何も見えません。でも美味しかった。
部屋に戻り、ジャグジーとサウナで遊んでいたら、いつのまにかソファーで寝てしまいました。
明日帰りたくない・・・。



北海道旅行【2日目】

2008-08-20 | 日常
当初の予定では、この日は美瑛、富良野をのんびり流す、というものでしたが、娘の「どうしても動物園に行きたい」という一言で一転強行軍に。レンタカーのNAVIに「旭山動物園」と打ち込み出発です。ほぼ直線、アップダウン無しの道央自動車道が気持いい!高速道路はこうじゃないといけません。約2時間で動物園に。心配していた駐車場も難なく入れました。園内は既に混雑しています。広い北海道なのに、人口密度がここだけ高まっている感じです。全国から詰めかけてる人、人、人・・。様々な方言も飛び交い動物よりも面白いかも。人気の動物はどこも長蛇の列。ペンギン30分待ち、アザラシ40分待ち、白くま30分待ちとなっていました。猛獣系はみなさんお昼寝中だし、オラ・ウータンは塔に登ってはくれませんでしたけど、人気を出すアイディアがいっぱいの動物園でした。
その後、一路美瑛エリアへ。「歩人」というレストランでちょっと遅めのランチをとりました。食べたのは自家製ソーセージの盛り合わせとヨーグルト。

「歩人」の情報は→


手前は菜の花。まだ春が残っているような。


何より空がでっかくて、風が気持いい。

美瑛の丘陵の景色を迷子になりながら堪能し、「ジェットコースターの道」を楽しんだ後、時間が無くて富良野はパスして本日の宿、トマムを目指します。
バブル期に誕生したリゾート地。経営母体が移り変わり現在は星野リゾートが運営しているこの施設、何かと評判が宜しくないとの噂も多く耳にしておりましたが、家族がのんびり楽しめればいい!ということで2連泊です。最初に泊まるのは「ザ・タワー」。現在外壁をリニューアル中。さすがに1Fエレベーターホールまわりの寂しさは隠しようもありませんが、客室は清潔で何より眺めが最高なので、これで80点は確保。後は食事次第なのですが・・・。今夜の食事は、バイキングレストラン「ニニヌプリ」です。「ザ・タワー」からは森の中を通る屋根付きの渡り廊下からも行けます。レストランは、大きなガラス越しに幻想的にライトアップされた森を眺めながら食事が出来る趣向・・・。料理は・・・・、まあお値段相応といったところでしょうか(1人3千円、旅行会社のクーポン使って1800円)。娘には、自分で作る海鮮丼(イクラのせ放題)とチョコレート・ファウンテンが好評でした。わたし的にはアルコール類が料理のレベルに比べて高い!ということと、ワインをボトルで頼んだのですが、待てど暮らせど出てこない(出てきたときにはお腹がいっぱい・・・)ことと、とにかくフロアが暗い(外を見せようという演出でしょうが、食べてる料理がよく見えない・・)ということがちょっとマイナスだったかな。基本的にファミリー向けとしてはいいのではないでしょうか。私たちは見ることができませんでしたが、この日は外に鹿も見られたということです。


36階建ての「ザ・タワー」
奇抜なモザイク模様のデザインも風景の中で観ると
意外とマッチしているかも。

北海道旅行【1日目】

2008-08-18 | 日常
9連休の前半は3泊4日で北海道旅行に。
それではダイジェストで・・・

8月9日15時前に千歳空港に到着。外気温は23度とのこと。空港ビルから出ると「涼しい!」ということだけに感動する私たちです。
レンタカーを借り、早速札幌を目指します。今夜の宿はホテル・モントレ札幌です。チェックインを済ませ、すぐにお散歩に。夕方の札幌は涼しいというより肌寒い感じ・・・ですが、まずは北海道大学のキャンパスへ。何故北大かというと、弟が北大出身で、嘗ていっしょに下宿を探しにはるばる九州からやってきた時の印象がすごく良かったから。その時より今はもっと整備されており、一般市民、観光客ウェルカムの体制です。そういえばあの時、生協食堂でエルムランチってのを食べたっけ・・・。弟への土産として北大グッズ(ロゴ入りファイル、札幌農学校クッキー、武士道キャラメル)もしっかりゲット。キャンパス内はやはり広大。緑が多く百年記念会館では期間限定ビアガーデンも開催されていました。木立の中でブルーシート広げて生ビールをピッチャーで酌み交わしたりと・・・緑に溶け込んだビアガーデンです。


クラーク像の後ろは良く手入れされた緑地スペース。


恵迪寮も元気です

北海道大学のキャンパスマップは→

緑のビアガーデンのメニューです→

飲んでる人たちを見てたらお腹が空いてきたので、札幌駅近くに移動。たまたま目に入った「北の菜路季 大地」という店に入りました。ここはホクレンの直営店とか。ということは北海道産が存分に食べられるはず。当たり!でした。料理に際立った派手さはありませんが、とにかく道内産の野菜、肉、海産物・・酒類ももちろん道内産という徹底ぶり。店内も明るく清潔で子供連れでも安心して過ごせました。美味しかったのは、じゃがバター。ここでは10以上のジャガイモの種類から好みのイモをセレクトして食べ比べることができます。一番気に入ったのは「インカのめざめ」という種類でした。刺し盛も新鮮。一度食べてみたかったラーサラ(ラーメンサラダ)には「ふーん・・・」。宗八カレイには、ちょっと?? そして〆に頼んだラーメンは正直美味かった!(ラーメン店より全然美味しいじゃん!) デザートの「よつ葉のアイス」もGOO! 
店を出る時、レジの女の子に「札幌の気温はこんなもんですか?」と尋ねると、「ええ、今週は寝苦しいですよね」だって。

「北の菜路季 大地」の情報は→

それから、札幌駅上にあるJRタワーの展望フロアに上がり、360度見渡せる夜景を堪能しました。ここのお薦めは男子トイレかな。小便器の向こうがガラス窓になっており、札幌の街にまき散らしているような快感を得ることができますよ。
カフェ&バーのメニューもリーズナブルでしょぼくないです。

圧倒的開放感を独り占め」は→


かわいそうなハリエット・・

2008-08-06 | イギリス

ジェーン・オースティン「エマ」

自分の生活にもっとオースティンを取り入れよう!と勇んで臨んだのですが・・・、正直、読み始め、私のテンションは低めでした。美人で、賢く、お金持ちで、家柄も申し分のないエマ。この彼女が高慢チキに周りの空気読めずに、男女の仲を取り持とうとして、すべりまくるという展開。しかも長閑な田園風景の中、半径数キロ以内での変化のない単調な毎日ですから、いささか心配となってきます。でも、なかなか好きになれないエマにしばらく嫌々付き合っていくと・・・もっとイラつく人物や、吹き出す人物が次から次にと出てくるもんだから、だんだんとエマが可愛く思えてきたりします。いつも風邪を引くのではないかと心配し、ちょっとした物事の変化にも尻込みするエマのお父さん、ミスター・ウッドハウス。そして、いつも止まることを知らず話し続けるミス・ベイツには大笑い。彼女のお喋りが何ページも続く部分では、オースティンが読者を「笑わそう!」という意図が大いに感じられますね。極めつけは、某夫人の「バルーシュ型ランドー馬車」の連呼かな。
物語自体は、ジェーン・フェアファックスが登場するあたりから俄然ミステリアスな展開となってきます。贈られたピアノは誰からのものなのか?最後に結ばれるのは誰と誰なのか?「男女8人夏物語」ってノリですが、終わってみれば収まるべきところにそれぞれが・・・ですか。
あれだけ読み初めに好きになれなかった「エマ」ですが、最後は「会いたい!」と強く思ってしまうのでした。