土曜日は家族でカープVSホークスのオープン戦に
何かおもいっきりアウェイな視線を感じながらレフト側外野席にたどり着くと
久しぶりにテンションがあがります
試合は1回表からホームランが出るなどイケイケムード
(おかしいなあ・・・私は小倉生まれの玄海育ちだったなのに・・・)
気分よく売店で芋焼酎を買ってはおかわりしていると・・・
こんな日に限って試合時間が長い・・・
試合終了後、バスで天神まで出て・・・
駅の階段までは覚えているのですが、そこからがブラックアウト!
気がついたのは次の日の朝9時でした
ちゃんと歩いて帰ったようですが、部屋に入るなり蒲団を出して寝てしまい、
食事も取らずに15時間も寝てしまったようです
娘から「酔っ払いが!」と軽蔑の目で・・・
「ユニフォームどこで脱いだか覚えてる?パパ!」
「うん、覚えてるよ」って答えてみたけれど
ユニフォームって何?
何しでかしたんだろう
??????
近所の公民会で町内の桜祭りです
お酒が振舞われてましたが、禁酒です
近くの桜並木です
やっぱり禁酒です
今朝、会社の近くの桜のトンネルです
当然禁酒です
コニー・ウィリス「ブラックアウト」
コニー・ウィリスの新作。
2段組750ページ強のボリューム。1ページあたり約3,36円のコストパフォーマンス。
「ドゥームズデイ・ブック」「犬は勘定に入れません ・・・」に続く、オックスフォード大学史学部シリーズの第3長編。今回の「今」は2060年。歴史研究のため第二次世界大戦下1940年のそれぞれ違う場所、時間に送り込まれた3人の航時史学生が主要な登場人物。戦時下の疎開児童を観察する目的で地方の館のメイドとして、ロンドン空襲下の人々の生活を研究するためにオックスフォードストリートの百貨店の売り子として、歴史的な敗走となるダンケルクの撤退での英雄を研究するためにアメリカの新聞記者として1940年に降り立ち、目的を達した後速やかに2060年に舞い戻るはずであったが。
いきなりのコニー・ウィリス的展開でのスタート。会いたい人に会えない・・・時間のやりくりが出来ない・・・探し物は見つからない・・・次から次へとジャマ者が現れる・・・。そんなイライラ感に付き合っているうちに、読者はページを数百ページもめくる破目に・・・。
空襲下のロンドンでタフに生活する人々の描写は頼もしい。地下鉄の駅ホームをシェルターとして活用し、百貨店の営業等日常の暮らしを可能な限り保とうと各自が必死で努力する。どんなに爆弾が落ちようと、どんなに交通がマヒしようと職場での遅刻、欠勤はご法度なんだ。
今回の作品、冒頭以降「今」が何にも出てきません。つまり「今」と遮断されてしまった1940年の3人と同様に読者も「今」を知ることが出来ないのです。
さて、それなりの冒険を経て3人はロンドンに。そして「彼」もまた1940年のロンドンに・・・。役者もどうやら揃った様、風呂敷もかなり広がって部分的には少し破れもちらほら・・・、ってとこで後半は「オールクリア」として近日中刊行予定だよ。こっちの方がページ多いんだって。
セントラル線等深度の高い地下鉄ホームは防空壕として利用されていました
ロンドン空襲を描いたものとして→
レゴ展
イムズとパルコでやっている「レゴ展」に行ってきた
精巧にレゴでビルドされた世界遺産や各界著名人のメッセージ作品が所狭しと・・・
別会場イムズの地下イベントスペースでは
展覧会の入場者が参加できるイベントが・・・
45分の時間内に白いレゴで作品を作り・・・・
それを九州の地図に並べて夢のランドを作っちゃおうというもの
これだけレゴのピースがあると何でも出来そうだ・・・
日本で売ってるレゴってテーマ別のセット物が大半だけど
もっと基本ブロックを自由に買えるようにして欲しいな・・・
まだまだ蕾ばかりですが、お弁当持って春日公園へ
休眠打破って用語知ってますか?
(桜は夏に翌春咲く花芽を形成する。いったん休眠に入った花芽が、冬季に一定期間低温にさらされ休眠から覚めること。その後の気温上昇と共に花芽は成長して開花に至る。冬暖かすぎると春先の気温が高くても開花が遅れることがある。桜の開花予報の大きなポイント。 )
つまりきれいな花を咲かすためには、厳しい冬の寒さが必要ってこと。
人生にも当てはまる好きな言葉です
夜は大名へ手羽先を食べにくりだしました
高温の油であげたピリカラ味の手羽先が美味いのです
手羽先を待つ間・・・
ゴマ鯖もいただいちゃおう
そして・・・
あとは・・やめられない、とまらない
前回の福岡時代から家族で通っている店です
福岡のグルメな夜をもっと楽しみたいけど・・・
小学生がいるから早く帰りましょう
金曜の夜、家内が牡蠣小屋に連れて行けと言い出した。
牡蠣小屋とは、福岡市の西隣、糸島半島の冬の名物で、漁港ごとにビニールハウスなどを利用して建てられたシーズン限定のグルメスポットです。長年広島で生活した者としては、ちょっと軍門に下るような気がして今まであえて足を向けてなかったのですが、知人から「良かったよ、美味しかったよ」との話を聞き、行きたい!ということでしょうか・・。
元来牡蠣好きの娘も「行きたい!」と同調します。
「行くのは良いけど、牡蠣食うんだったらお酒飲むよ。帰りは運転してくれる?」
と、運転が苦手な家内に牽制球を投げてみるも、その意志は変わらず・・と、いうことであくる日、朝食を抜いて、持込用のおにぎり作って(糸島の牡蠣小屋は原則飲み物やおにぎりの持ち込み自由です)、出発です。
数ある小屋から選んだのは、家内の知人が行ったという船越漁港の「マルハチ」です。
我が家から目的地までは、都市高速を使って50分くらい・・・。11時過ぎには到着。
この船越漁港にはマルハチ含め3軒の小屋が建っていますが、どれもけっこう大きく堅牢な構造物です。
さあ、食うぞ!飲むぞ!
とりあえず、牡蠣3盛ね。
それとエビスビールと八海山ね。
(場末の漁港にしてはプレミアムな品揃え?)
あと、ホタテを1枚。
かんかんに赤くなった人工炭と人数分の軍手と殻開けナイフが運ばれて・・・
サービスで牡蠣飯1パックも付いてました。
さあさあ、焼くぞ!!!
火力が強いのですぐに頃合に・・・。
軍手をしてても、熱い汁に触れちゃうと・・「あっちっちっちっ・・・」
まわりのテーブルを観察すると、
みなさんそれぞれクーラーボックスで飲み物を持ち込んで・・・
あっ、あそこでは白ワインのボトルだ・・・、やっぱ用意してくればよかった・・・。
そうか、レモンやチーズも持ってくればよかったんだ・・・。
突然牡蠣殻がはじけ、その度に灰が降りかかるのも楽しい・・。
何もトッピングしなくても美味しいね!(娘)
うーん、八海山と合うな・・・(私)
殻がどんどんバケツにたまっていきます。
ふと気づくと・・・あまり食べてない人がいますよ。
「ママ、どうしたん、あんまり食べてないよ」(私)
「パパとワタシばっかり食べてるよ」(娘)
「実は・・、牡蠣、あんまり好きじゃないのよ」(家内)
「えー!! ママは広島生まれでしょ!」(私)
「うそー、ママは広島育ちでしょ!」(娘)
「牡蠣小屋がどんなとこか見たかっただけ、さっ、残ったのは袋に入れて早く帰りましょう!」(家内)
「そがーな勝手なことが通ると思うとんのかー」(広島弁の私)
「満足、満足、帰りますよ!」
「ちょっと、まだ焼酎も飲んどらんし・・・」(九州弁の私)
「お酒はもうダメ! ママ、帰ろうね」(冷徹な娘)
JA糸島の直売所「伊都菜彩」でお買い物・・
飲み足りない、飲み足りない、飲み足りない・・・・
P.D.ジェイムズ「高慢と偏見、そして殺人」
この日本版タイトルでお分かりでしょうが、あの「高慢と偏見(自負と偏見)」の続編なのですが、ただの後日談にとどまらず、推理小説となっています。そして作者は大御所、P.D.ジェイムズ。原題は「DEATH COMES TO PEMBERLEY」。
オースティンのオリジナルのラストから6年後のお話ですが、冒頭、ちゃんとオリジナルの振り返りがありますので、未読の方もご安心を。でも。やっぱり読んでおけば更なるお楽しみが約束されるわけで・・・。
プライドと偏見を乗り越えて、めでたく結ばれたダーシーとエリザベスではあったが、心配事が無いわけではなかった。婚期を迎えたダーシーの妹ジョージアナのお相手問題もそうだが、何より遠くから聞こえてくるウィッカム、リディア夫妻のよからぬ噂話が。そしてこのウィッカム夫妻が伝統的な舞踏会の前夜、よもや出入り禁止となっているペンバリー館に事件を持ち込んで来るとは・・・。そしてその事件が殺人事件だったとは・・・。
ダーシーは自問します。エリザベスと結婚したことで、ウィッカムは自分にとって義兄弟となってしまった。結婚ははたして正しい選択・・・・・。ウィッカムは相変わらずハンサム男として登場しますが、その性格は更にだらしなく鼻つまみ者として描かれます。リディアにいたってはかなりヒステリックで下品な女として・・・。総じてエリザベス含めて登場人物の味付けはオリジナルよりも濃い目の設定のような・・・。
オリジナルでは描かれることがまずなかった使用人や村人の様子や会話も楽しめますし、ナポレオン戦争への言及も見られます。後半は法廷小説としても読み応えがたっぷり。
オリジナルではあまり好意的に描かれていなかったベネット氏が、パンバリー館では意外と好印象を与えるくだりにちょっとにんまり。他のオースティン作品の登場人物が突然現れたりと、読者サービスももれなく付いています。