英国的読書生活

イギリスつながりの本を紹介していきます

がんばらんね熊本

2010-01-27 | 日常

仕事で熊本出張に。
久しぶりの熊本、ちょっと元気がないんじゃない!
お城ばっかり立派になっちゃって。
帰り、熊本駅でちょっと時間がある。
そういえばこの辺に有名なラーメン屋があったような・・・。
方角だけは知っているので、勘で訪ねてみます。
暮れていく街。
駅前は来春の新幹線開業を当て込んでの土木工事の真っ最中。
市電一駅分を歩き、左に折れて行くと・・
おっと似かよった店名のラーメン屋が・・
こんなフェイクにはめげずに進めば、到着です。
「黒亭」!
最近奇をてらった店やパフォーマンスだけが目に付くラーメン界にあって
ごく普通に美味しい熊本ラーメンの店。
どこか安心して、久しぶりにスープを飲み干しました。



マイホームタウン

2010-01-26 | 日常
グーグルのストリートビューがようやく福岡、広島でも見れるようになった。早速福岡の自宅周辺を見てみる。
マンション探している時にあったら便利だったのにね。
これがあると一番気になる立地環境が出向かなくてもある程度把握できるから。
次に10月まで住んでいた広島のマンションを・・・
出てきた通りの画像を見てみると・・・。
近くの分譲マンションが建築中になってるので撮影時期は一昨年か・・・、通行人の格好から季節は夏・・・、女子高生からのびる長い影から想像するに夕方の5時ごろでしょうか。画面を操作して、住んでいたマンションを見てみます。
思わず「あっ!」って小さい声を出してしまいました。
西日をいっぱい浴びたベランダには洗濯物がいっぱい。シーツまで干しています。裏のガレージにはゴルフが止まったまま・・・。確かにその部屋には、引っ越したはずの我々家族が住んでいます。夏の暑い夕方、たぶんクーラーがんがんかけてテレビでも見ているのか・・・。門から今にも娘が出てくる気配が・・・。
ちょっと鼻の奥がツンとしました。






若いっていいなあ

2010-01-25 | 日常
日曜日はキャナルシティに。2時から行われたフリーライブがお目当て。家族で一番前に陣取りました。アコギ1本で歌うのは5曲。2枚目のシングル発売を期してのイベントです。そう、このシンガーは従兄の娘。応援しなくちゃね。


うーん、CDで聴くよりきれいな声だ
新曲はアニメ「テガミバチ」のオープニングテーマに使われています。

本人への挨拶も済ませ(お互いハジメマシテだったのですが・・・)、キャナルを後に・・・。


近くの櫛田神社を覘きます。
ここは博多山笠で有名な神社です。


門の天井には干支恵方板が。
真ん中の矢印が動くみたいです。(何に使うのか?)

川端商店街を散策。



長谷川法世が描く「博多弁タペストリー」。

商店街を抜けると博多リバレイン。


ヴィトンのウィンドウです。
鳥籠を使ってのディスプレイ。

かつてのスーパーブランドシティ(経営破綻後今はイニミニマニモ)です。そうか、ここの吉兆も食材使い回しで廃業したんだった。ブランド店に入っている客はやたらと派手中国系が人が多いような・・・。
地下2Fにいい空間を見つけました。カフェが併設された「文化芸術情報館アートリエ」です。ここでだと写真集や画集などを閲覧しながらお茶や軽食が楽しめます。




ポワントは博多弁ではなかとよ

2010-01-21 | 日常

気合を入れてフレデリック・ワイズマン監督「パリ・オペラ座のすべて」を観た。現在福岡では1日1回朝一番の上映のみ。さすがに客は少ない。それでもいかにもバレエやってます(やってました)といった怖そうなお姉さま方もちらほら。
映画はパリの街並みから始まる。そしてオペラ座の裏正面が。そう、これから紹介されるオペラ座は、誰もが知る煌びやかな表のオペラ座ではなくダンサー、演出家、経営者、各スタッフたちが営む日常なのだ。
ナレーションなし、効果音なし、テロップも必要最小限、長尺2時間40分の映像は一見するに単調、平坦。でもそこにはワイズマン監督の計算がされつくしている。
とにかくレッスン、レッスン、レッスン。古典を重視しつつもコンテンポラリーなプログラムにもチャレンジするオペラ座の経営姿勢も面白い。
いくつか紹介された演目の中では、「メディアの夢」(アンジュラル・プレルジョカージュ振付)が凄まじい迫力。2人の子供の首を刎ね血みどろになる姿が息をのみます。また「ベルナルダの家」(マッツ・エック振付)も。無言が前提なはずのダンサーたちが嬌声をあげてのダンスは非常に面白かった。
地下深くある怪人で有名な池、食堂でのランチ風景などもスポットで紹介。
知らなかったな。オペラ座の屋上では養蜂箱が置かれ蜂蜜を取っていたなんて。






今朝の新聞から・・・

2010-01-20 | 日常

最近の新聞広告が面白くない!
格安旅行ツアーと健康食品ばかり・・・
もはや新聞媒体というのはクリエーターたちが暴れる場ではなくなったということか。
そして今日、JALの広告。
しょうがないと言えば、しょうがない広告なのですが、
何か見ている人まで元気をなくしてしまうような空しいコピー・・・。
「・・飛び続けます」
ちょっと休みたいよね。
「JALは1週間お休みします!」
とかやる割りきりが必要なのでは・・・。
で、JALのHPでみつけたのが、


これは、いいな。
ドラえもんっていいな。
難しいこと考えなくて、リスタートしましょうよ。






ハウステンボス

2010-01-15 | 日常


経営危機が続くハウステンボスへの具体的な支援がなかなか決まりませんねえ。
「今のうちに行っとかないと無くなるかもね」と家族で訪問したのが9月でした。(この時点では福岡に転勤とは思ってもなく・・・)
大連休の中日にもかかわらず混雑とはほど遠く・・(ただ営業しているレストランが減っているので、お昼の食事場所はそれなりに込み合います)。
かつて泊まったことがある園内のホテル・デンハーグは7月よりクローズド・・・。当時はなかなかのホスピタリティを感じさせたくれたホテルだったので残念ですね。
滞在型テーマパークとしてそれなりの期待を抱かせてくれたハウステンボスでしたが、時間をのんびりとすごすことが苦手な日本人に嫌われ、活路を韓国、中国からの観光客に見出そうとして失敗というパターン・・・。
何より悲しかったのが、園のあちこちで行われていたマイケルジャクソンの追悼の催し。そう、マイケルはここハウステンボスがお気に入りで2度も滞在しています。そしてハウステンボスを丸ごと買いたいと申し入れたとか・・・。そうなんです。あの時売っておけば・・・、マイケルが買ってくれていれば・・・、ここは世界のネバーランドとして・・・・。マイケルの人生もひょっとしたら変わっていたかもしれません。



パーク内にある別荘エリアです。
個々に桟橋がつき日本とは思えない情景。

以下私的パーク活性化案。
カジノを誘致。(これは過去にも検討されている 現に場外馬券売り場は既にある)
土地と建物はあまっているので、ベンチャー企業や新進の工芸家のアトリエとして、職場、住居として使ってもらう。(街を作っているわけですから、常に人がいる状態ができれば・・・)




ミッフィーも待ってるのにね。

声に出して・・・

2010-01-14 | 日常

HMVの初売りで家内が買ってきたのがこのCD。
試聴コーナーで聞いて衝動買いしたんだそうです。
今、我が家でけっこうヘビーローテーションされてます。
私にとってサザンは初期の10年だけ。それ以降にはイマイチ・・・。
でも、この桑田のCDは気に入りました。
面白いのは2曲目に入っている大作「声に出して歌いたい日本文学(Medley)」。
それこそ教科書に出てくる日本の名作の一節が、いかにもサザン風に、時に清志郎風にアレンジされて続きます。
歌詞カードを見ながら聞けば、「みだれ髪ってこんな文章だったんだ・・、蟹工船ってそうなんだ・・・」と新しい発見があります。
娘も楽しいらしく、いっしょに歌っております。
以下出てくる文学作品。

「汚れちつまつた悲しみに・・・・」中原中也
「智恵子抄」高村光太郎
「人間失格」太宰治
「みだれ髪」与謝野晶子
「蜘蛛の糸」芥川龍之介
「蟹工船」小林多喜二
「たけくらべ」樋口一葉
「一握の砂」石川啄木
「我輩は猫である」夏目漱石
「銀河鉄道の夜」宮沢賢治

でもね、
娘が一緒の時には
この2曲目が済むと同時にストップボタンを押して、歌詞カードも回収して、さっさとCDをしまってしまわなくてはいけません。
そう、3曲目は桑田得意のR15の歌詞ですから。
「HONKY JILL~69(あいなめ)のブルース」・・・
小学1年生に歌わせる訳にはいきません!(笑)




秋月

2010-01-13 | 日常




一度行ってみたかった秋月へ。
でも秋月は桜か紅葉でしょう。真冬の秋月ってどんなんでしょうか?
成人の日、あいにくの曇天。一日中暗く肌寒い。
午前10時に駐車場に到着。止まっている車は僅かに7台。完璧にオフシーズンです。桜で有名なメインストリート「杉の馬場」も枯れ木で寒々としています。
道なりに歩けば、秋月城址です。


城址は今は秋月中学校です。
レトロな校舎デザインです。

ふと見ると、校庭の隣でカメラの三脚を抱えた老人たちがうろうろしています。どうも場所取りをしている気配。
「何かあるんですか?」と聞いてみると、
成人の日の行事として大筒を撃つのがある、との返事。
正式には「筑前国秋月 黒田藩お抱え 林流抱え大筒の打ち初め」です。
それじゃ、見物させていただこうと寒い中を30分ほど待ちます。
それにしてもカメラクラブなのでしょうか、じいさん、ばあさん達が構えるカメラ装備のすごいこと。みんなハイエンドのデジイチ構えて、「今日は4ギガば2枚スペアで持ってきたと」「ISOば800にすっと、連写速度がおちるったいね」なんて会話が・・・。
さて、大筒ですが、なかなかの迫力でした。
「バーン!」ぐらいを想定してましたが、「ドカン!!!」でした。
これが山に反響して城下に響き渡ります。

写真は最後の5連射演技です。




1発目は不発。
で、2発目が「ドカン!!」


3発目が「ドカン!!」


4発目が「ドカン!!」


最後に「ドカン!!」

写真では撮れてませんが、瞬間、火柱が銃口と後ろから立ち、相当な反動で人間がぐっと後ろに・・・・。反動で大筒が飛び上がらないように筒と腕はサラシを巻いて固定しています。これはよほどの修行と精神力がないと打てないですね。
これだけ大きな轟音を立てている行事なのに、見物しているのはカメラグループと、関係者、そして我々のような観光客数人だけ。中学校の体育館ではクラブ活動をやっている声が聞こえるのに、窓から覗く者なんて1人もいない・・・。これが日常なら、すごいぜ秋月。

フーテンの寅さんも訪れた町をそぞろ歩き、だいぶ冷えてしまったので名物葛を頂こうと「廣久葛本舗」に。


葛湯はやさしい甘さで芯から温まります。


葛ぜんざいも美味しそう。








2万円貰ったら・・・

2010-01-12 | イギリス
「公設派遣村で2万円支給したら、無断外泊や、コンビニで酒やタバコを買う輩が続出」というニュースを観ながら、
「やっぱこういう人たちにいくら支援しても変わんないんだよねえ。そもそも金を稼いじゃ片っ端から使っちゃうんだから・・・・」
とブツブツ言っておりましたら、隣にいた家内が、
「あなただっていっしょじゃない」と、
「え?!」
「給料日になると、高いワイン買ってきて自分だけで一晩で飲んじゃうじゃない!それといっしょよ!」
「いや、それは俺の稼いだ・・・」
「使っちゃう行為はいっしょよ!」
「高くなんてないよ。2000円ぐらいだよ」
「その欲望ががいっしょよ!!」
これ以上反論するとまた昔のことをほじくり返されそうなので(女性というのは口論になると決まって昔のことを持ち出しませんか?)ここは大人しく引き下がりましたが・・・。
そこで、ふと、心配なことが・・・
これから支給されることになりそうな「子ども手当て2万6千円」・・・。国民ははたしてこれを子どものために正しく使うことが出来るのでしょうか・・・・・・。昨年の定額給付金でもパチンコ屋に走った同僚も1人2人ではなかったような・・・・。


お金のことをみみっちく考えた後、映画を観に行きました。



「ヴィクトリア女王 世紀の愛」

原題はTHE YOUNG VICTORIA
英国がその地図上の勢力を最大限に拡げた時代に君臨した女王とアルバート公との運命の出会い、結婚、確執、そして永遠の・・・をスケール大きく描いた作品です。作品は「戴冠式」を境に大きく前半、後半に分けて描かれます。前半は母親とその個人秘書コンロイの陰謀で摂政制を押し付けられそうになる辛い日々が。後半は結果的に政権の片方(ホイッグ)に肩入れしてしまったため国民から支持が得られなく危機と、アルバートとの結婚でその危機を乗り越えまさに理想的な夫婦に至る過程が。
天神の映画館では、高齢な客が大半。映画館では帽子は脱ぎましょう、おばあさん。
「僕の代わりはいくらでもいる。でも君の代わりは君しかいない」という、とっても臭いセリフがキモでございます。






再始動

2010-01-05 | 日常
福岡転勤以来、肝心の読書生活が荒んでおります。理由は偏に通勤手段の変化です。広島時代の読書時間は、帰宅時の電車内45分。これを中心に昼休み、さては会議室を不法占拠しての集中サボリ読書と展開していたのですが・・・。現在の通勤手段は徒歩13分+バス10分+徒歩15分という日々。なかなか本を鞄から取り出すきっかけが見出せない状況です。基本的に自宅では本を読まない性格なのも一因なのですが・・・。


年末年始はいつもの様に小倉の実家へ
【ラーメン】
大晦日は寒かった。最高気温が2度。
お昼はパン焼き器で手作りパンの予定でしたが、父がイースト菌を入れ忘れ、得体の知れないものに・・・。では!と、久しぶりに弟とラーメンでも食べるか、と外出です。
目指すは「魁龍」小倉本店。しかし行った時間が悪かった。ちょうどお昼時。寒い外で30分以上並ぶはめに・・・。「よし!今日は大盛りにしよう!」
ようやく店内に入れば、そこは強烈な「豚骨臭ワールド」。それから15分待たされ、出てきた大盛りラーメンにむしゃぶりつけば、しばし至福のひと時が・・・・・。芯まで冷えた身体に、「ギトギト脂肪」、そして「骨髄」が染み渡っていきます。大蒜も投入すれば、今度は頭頂部から汗が噴出します。
味的には、同じく久留米系の「東洋軒」の方が好みですが、久しぶりのタフな豚骨ラーメンに満足でした。

【紅白】
うーん、スーザン・ボイルは小さく見えたなあ・・・
永ちゃん・・・舞い上がっちゃだめじゃん。
森光子さん・・・、少し仕事を控えられたら・・・・

【元旦】
初詣は八坂神社に。境内の写真館の店頭には、七五三の時に撮ってもらった娘の写真が大きく引き伸ばされて飾られていました。そういえば、広島の写真館にはお宮参りの時に親子3人で撮った写真がやはり飾られていたし・・・・(ホームページにはいまだに掲出されています)。どうも肖像権なんて何ともないらしい(笑い)。
それから、今年社運を賭けて元旦営業に打って出た百貨店「井筒屋」へ。2期連続赤字、夏冬連続賞与支給停止という厳しいデパートですが、初売りの模様は如何でしょうか?
ありゃ?いつもの初売りより混雑してないですねえ。がんばってくださいよ!もし「井筒屋」が無くなったら、北九州市から百貨店が無くなってしまうのですから・・・・。

【美術館】

2つの展覧会を観ました。ひとつは北九州市立美術館分館で開催されている「パリを彩った画家たちロートレック・コネクション」。会場途中まで私は「コネクション」を「コレクション」を勘違いしておりました。道理でロートレック以外の仲間たちの作品が多かったのですね。



もうひとつは同美術館本館で開催されている「ウィーン・ミュージアム所蔵  クリムト、シーレ  ウィーン世紀末展」。こちらの方が見応えがあったなあ。特にエゴン・シーレは面白い。作曲家シェーンベルクが画家として才能を持っていたとは知りませんでした。