おじさん世代以上の人はご記憶にあるかと思いますが、
かつて、映画館では本編上映前の広告で、
ダイヤモンドのデビアスのイメージ広告が流れていました
「ダイヤモンドは永遠の輝き」というフレーズが流れ・・・
最後に
「婚約指輪はお給料の3か月分が目安です」というコピーが聞こえると、
客席に座っているカップルは、決まってクスクス笑い、
独り者の男の子、女の子はため息をつき、
結婚申し込みを真剣に考える男は
「3か月分って、額面かな?手取りでいいのかな?」
なんて考える一瞬なのでした
さて、このデビアス
南アフリカの巨大ダイヤモンド利権企業体ですが、
作ったのは、あのセシル・ローズですね
「ダイヤモンドは永遠の輝き」は企業ブランド名をあえて抑えたマーケティングで
その後のイメージ広告のお手本になったとか
「3か月分・・」は当時の日本の市場マーケの結果で決まっており、
国によっては「1ヶ月・・」のところもあったらしいです
このデビアス社も登場する
イアン・フレミング「007 ダイヤモンドは永遠に」
おっとデビアスとまんまいっしょのタイトル・・・
ボンドの今回の任務は
南アフリカからダイヤモンドを密輸する黒幕を暴け!というもの
敵はスパイやテロリストではなく、アメリカのギャングたち
ギャングというのはボンドにとっても、なかなかにタフで恐ろしい存在なのだ
なんせ、こそこそすることがあっても
怒らせれば、白昼堂々殺し屋を送り込んでくるのだから
密輸の運び屋になりすましたボンドは渡米に成功
うまくギャングの懐にもぐりこんでいくのだが・・・
舞台は欲望蠢くラスベガス、そしてクィーンエリザベスⅡ世での脱出劇
展開はシンプルですが、そこそこの密度感でした