~聴覚障害6級~

話せる。歌える。
聞こえているけど聞き取りにくい。
感音性難聴者が適当に呟きます。

映画いろいろ。

2012年11月01日 | 映画
前回のエントリーの続き。


映画館の素晴らしい対応のおかげで、
無事、日本語字幕上映にて、映画を楽しむことができました。

楽しんだ映画は、劇場版「私立バカレア高校」

ドラマ「私立バカレア高校」の続編のような仕上がりで、大満足。


ひとつだけ不満を挙げれば、その映画館には聴力補助機が用意されているとのことなので、
ヘッドホンのようなものを貸し出ししていただいたのですが、
スピーカーからうまく受信できていませんでした。

ノイズのような雑音が入って来るだけで、全く役に立ちませんでした。

字幕と並行すれば補聴器で十分聞き取れたので、聴力補助は使用しませんでした。

これらの確認を、予告編の10分間位の間にやっていました。

本編は集中して観賞したいですものね。


ただ、TOHOシネマズさんの職員達の対応は本当に素晴らしかったので、
このことには触れず、ご意見箱にお礼の意見を書いて入れて来ました。

聴力補助機に使えないものがあることは、後日、公式サイトから意見を送信しておこうと思います。


実は、前回のエントリーのあと、この映画の製作会社の方からも、
日本語字幕上映の旨や詳細のメールをいただきました。

もちろん、即、お礼の返信を。


そして、映画の公式ツイッター及び、映画の公式サイトでも、
日本語字幕上映決定の旨と詳細が記されました。

もちろん、ツイッターにお礼の返信をツイートしておきました。


映画館からの対応が丸1日早かったですが、要望を叶えて下さったことに感謝です。


そう言えば、9月のある日。

趣味関係で友人との待ち合わせまで、かなりの時間があったので、
ネカフェで時間をつぶそうと思ったんですが、有楽町(銀座)付近、ネカフェが見当たらない。←当然か。

なら、映画でも観ようかなと思って、ふら~と映画館のチケット売り場を覗いたら、
ちょうど、高倉健さん主演映画「あなたへ」の日本語字幕上映の日だったので、
急遽、観賞することに決めました。

急遽、決めたのにも関わらず、凄くいい映画でした。

「バカレア」の字幕上映は空席だらけでしたが、「あなたへ」はかなりの席が埋まっていて大盛況。

日本語字幕上映の時は、たいてい空席だらけのがらがらなことが多いんです。

洋画で字幕だと内容がわからない(字幕の文章が追えない)と言う人は多いそうで、
私からしたら、目から鱗です。


最近、観たい映画が多いんですが、字幕上映日にその映画館に行くまでに至らず。

DVDになったら、レンタルして観たいと思います。



ここのところ、突発性難聴の話題が報じられてますね。

難聴者からすると、そのへんは、色々思うことがありますね。

そのあたりは、またいずれ。

素晴らしい対応

2012年10月12日 | 映画
好きだった深夜ドラマが映画化されるとのことで、字幕上映があるのか心配でした。

そのドラマ自体が字幕放送ではなかったからです。

ドラマのDVD-BOXでは日本語字幕がついたようですが、
映画の公式サイトをチェックしても、劇場情報内に字幕上映の予定が記されていませんでした。

通常の邦画であれば、その公式サイトの劇場情報に、
ほぼ必ず、日本語字幕上映をする劇場や日程などが記されているものです。

各劇場のサイトをチェックしても、1週間前にならないと上映の予定が出てきません。


そこで、映画の公式サイトで問い合わせをしてみようと思ったのですが、
公式サイト内に、問い合わせやBBSの類のものがないのです。

以前、このブログに書いたことがありますが、
「スノープリンス 禁じられた恋のメロディ」の日本語字幕上映について、
映画の公式サイトのBBSで問い合わせをしたところ、
すぐに、日本語字幕上映をする劇場と日程を、丁寧にBBSにて回答して下さり、
さらに、公式サイトにもアップして下さいました。

このブログの「映画」のカテゴリーに、それらのことを綴ったエントリーがあります。


話しは戻して、その映画の公式ツイッターもありますので、
そこに要望を返信したのですが、回答はありませんでした。

そこで、県内でその映画が上映される劇場があるTOHOシネマズさんへ、
サイトの「ご質問・ご意見」のページからフォームにて、問い合わせをしてみました。

問い合わせをしてすぐさま、メールにて回答がありました。

TOHOシネマズさんが、映画の製作や配給の方へ問い合わせをして下さったそうで、
日本語字幕の予定はないとのこと。

そして、映画を製作している会社を紹介して下さいました。

その会社のサイト内から、問い合わせをしましたが、回答はありませんでした。


聴力補助システムのある劇場なら、何とか観賞に差し支えないだろうと思っていた矢先、
問い合わせから1ヶ月以上経って、再び、TOHOシネマズさんよりメールがありました。

都内のTOHOシネマズのある劇場で、期間限定ですが日本語字幕上映が決定したと。

以前、問い合わせをして下さった私のことが気がかりで、
実現して下さったとのこと。

私の住まいからは少し遠いですが、是非、ご利用下さいと。

詳しい時間などは、1週間前に劇場の予定が出るので、公式サイトでお確かめ下さいと。


感動しました。

素晴らしい対応です。

即、お礼のメールをしました。

これから、映画はTOHOシネマズで観ること決定です。

勿論、紹介して下さった劇場へ観に行く予定です。

少し遠いと言っても、都内では一番近い位置になる劇場で、
県内の劇場よりも近かったりする地域です。

期間内、3日間、通おうかと思っているくらいです。


素晴らしい対応をして下さったことを、もっと上の人にわかるよう、
別件でお礼の言葉を発信したいと思っているくらいです。

こんな素晴らしい社員がTOHOシネマズにいると言うことを、お知らせしておきたい。

社長にお手紙を書いておこうかな(笑)。


以前、avexの社長に手紙を書いたら、社長本人からお詫びの電話がかかってきたことがあります。

前の社長ですが。

そのあと、別のお偉いさんからも電話がかかってきたりして、びびりましたね。


と言うことで、素晴らしい対応をして下さったことに感謝です。

そして、日本語字幕上映で映画が観れて嬉しい。

まだ、ちょっと先になりますが、楽しんで来ますっ。

映画字幕雑記

2010年07月07日 | 映画
最近の邦画は、日本語字幕上映も増えています。
勿論、上映期間や劇場が限定されていますが。

観たい邦画があったので、ネットで調べてみたら、
期間も劇場も限定されていましたが、日本語字幕上映がありました。

日本語字幕を上映している劇場で、
一番近い所が電車で1時間以上の劇場ってこともあって、
結局、観に行くことができませんでした。

残念…。

字幕なしでも観に行こうかな。
新しい補聴器で、どれだけ台詞が聞き取れ、どれだけ内容が把握できるか。


とか思っていたけど、再度調べてみたら、
行ける範囲の劇場で字幕上映があるとのこと。

今、話題になっている作品だからね。


字幕上映は、劇場が限られるだけでなく、
だいたい期間も限定で、2~3日間ってことが多いです。

都合が合えば、観に行って来ますっ。




今日は、冬に字幕上映を観に行った邦画作品を紹介します。

これはその時の看板。






公式サイト

公式ブログ



ある程度、宣伝はあったものの、あまり流行らなかった作品です。
大コケと言われています。

でも、私は、シンプルで汚れも混ざりけもない、美しい世界だったと思ってます。
大好きでした。

戦前の日本の雪国でのお話しでした。


東京・千葉・埼玉の3ヶ所の字幕上映を観に行きました。
上映期間が、2週間ずつずれていたので、2週間ごとに観に行った計算です。


恥ずかしながら、主役の子(当時、小6)の握手会にも参加しました。
主役の子の母親より年上な私。

現地ではかなり恥ずかしいと思ってたけど、
子どもの付き添いで来ている私と同年代くらいの人も多かったし、
勿論、私のような子どもの付き添いではない同年代の人もちらほら。


握手をするために並んでいる時に、ベテランスタッフから、
「今日は来てくれてありがとうございます。」と、個人的にご丁寧に挨拶され、
何だか嬉しかったです。


主役の子に「映画、楽しみにしてますっ。」と言ったら、
「はい、ありがとうございますっ。」と大きな声で答えてくれました。

至近距離で、大きくはっきりした声だったので、
可愛い声が、はっきりくっきりと聴こえ、そして言葉も聞き取れました。



そのシンプルな邦画が、この夏、DVDになるそうです。



スノープリンス 禁じられた恋のメロディ [DVD]

東宝

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詳細は、ココ


日本語ガイド字幕対応のDVDのようです。
とても嬉しいです。

アマゾンさんで割引で販売しているので、購入しようと思っています。


これからも観たい映画はどんどん観に行こうっ。

邦画でも洋画でも。
勿論、日本語字幕上映のものを選んで。

字幕と聴力補助システム

2009年12月24日 | 映画
ココの記事で書いた通り、
先日、ある邦画を観て来ました。

日本の映画の日本語字幕上映です。

映画主催の営業部の方のご厚意をお受けしたかったので、
少し遠出となりましたが、教えてくれた映画館へ出向きました。

手帳掲示で1000円で観れる上、
字幕があることで、ストーリーの流れや美しい台詞も理解でき、
本当に感動しました。


この映画館には、聴覚補助システムと言うものがあるとのことだったので、
当日、貸し出しして頂きました。

字幕上映の上に、聴力補助。
欲張りですね、私。


聴力補助システムの説明は、
「耳の聞こえにくいお客様、難聴のお客様にお貸し出ししている専用受信機です。」
とのことでした。

貸し出し時に、係員の受信機の説明があり、
ノートに名前と電話番号を記入しました。

あまり借りる人はいないようで、
私の前に借りた人の日付けは、半月以上前でした。


もっとクリアに聴こえてくると想像していましたが、
時折、受信が悪くなって音が小さくなったり、
ボリュームを最大にするとノイズが入ったりで、
これなら、私の愛用している集音器の方が優秀だな、
と言う感想です。

でも、なにごともトライして経験を積むには、
とても良い機会でした。


映画主催の営業部の方に教えて頂いたこの邦画の字幕上映は、
年が明けて別の映画館で上映されるとのことなので、
そのご厚意をお受けするために、また観て来る予定です。





聴力補助の専用受信機。

下が受信機で、上が見た通りヘッドホン。
この2つを繋げて、受信機を首からかけて受信部分をスクリーンへ向けます。

しかし、スクリーンと言うか、スピーカーあたりに向けた方が、
音が良く受信されるため、
首からかけずに常にスピーカーに向けていました。

しかし、時折、不安定な受信でした。

ブランケットと一緒にお借りしました。

また大好きな映画を観れることがとても楽しみです。


あら、今日の記事はとても前向き。
いい傾向です。

映画

2009年12月15日 | 映画
障害手帳を取得してから、
どこの映画館でも手帳を掲示すれば1000円で観れることを知り、
今後は映画鑑賞を趣味のひとつにしたいなぁと思っているところです。

付き添いも1名もしくは2名が1000円で観れる映画館が多く、
家族や友達と一緒に見に行けば、お得ですね。

この半年で手帳を掲示して観た映画は、まだ3本。
まだまだ趣味の領域に達していません。

市内に映画館がなく、
観たいと思う映画はたいてい電車で30分以上かかる場所まで出向かないと、
と言うことも関係しているかもしれません。

今のところ、時間ができたらふら~と行ける感じとは無縁です。


洋画は必ず、日本語字幕版を選んでます。

最近は、字幕だと理解できない若者が増えているとか。
瞬間的な読む能力が衰えている年代なのかもしれません。

インターネットの普及で、速読に強い年代でもあるかと思うのですが、
活字離れの年代でもあるから、人それぞれでしょう。

日本語吹替版じゃないと内容がわからないと言う若者をテレビで見て、
私とは全く逆だけど、理解できない点は同じなのかなと思いました。


聴覚障害者は、例え6級であっても、
洋画を日本語に吹き替えされたら、内容はほとんどわかりません。
時折聞き取れる台詞から推測し、
目から入るものだけで感じ取るものになってしまいます。

字幕版ですと、速読が得意なためか、内容先送り的だけれど、
目から入るものとプラスして、理解度が増すので感動も倍増です。


夏にある邦画を観に行きました。
当時は邦画の日本語字幕のことはよくわからなかったので、
普通に字幕なしのものを鑑賞しました。

目から入るものと、時折聞き取れる台詞で楽しめたものの、
あのシーンのあの台詞がちゃんと聞き取りたかったとか、
理解できない場面もあったのが残念でした。

邦画は楽しめない宿命なのかなと思っていた矢先、
この冬観たいと思っている邦画の公式サイトに質問をしてみました。

「日本語字幕版を上映する劇場はありますか?」と。

その質問に対して、映画関係スタッフが、
日本語字幕版を上映する日本全国の劇場と期間を、
公式サイト内にアップして下さいました。

邦画にもこんなサービスがあることに感動してしまいした。
今まで知らなかったことを悔やむ次第です。

邦画の日本語字幕版。
初めての体験です。
映画関係スタッフへの感謝の気持ちを込めて、この冬、
今月と来月にかけて劇場を梯子して、2回観に行くつもりです。


映画公式サイトに日本語字幕上映情報がアップされてすぐ、
中学生らしき人からの質問がありました。

「日本語字幕ってことは、この映画は英語なんですか?」と。

日本の映画なのに、字幕があること。
きっと彼女にとっては不思議なことなのでしょう。


聞こえない聞き取れないことでできないことはあるけれど、
好きな世界を楽しむことは諦めないでいたいです。
そのためにできることは、
こうして欲しいとお願いすることも必要なのかな、
と、最近思うようになりました。

こんな私でも、日々成長しているのかもしれません。