今年の桜も蕾の時期から、毎日毎日、楽しみました。
毎年毎年、無料で楽しませてくれる。
歩くだけで、楽しませてくれる植物に、日々感謝。
☆
本題へ。
先日、ドラマ「アンチヒーロー」第1話で。
聴覚情報処理障害APD(auditory processing disorder)が扱われていました。
日曜劇場『アンチヒーロー』|TBSテレビ
聞こえているけど聞き取れない。
感音性難聴と似ているけれど、聴覚には問題がないとのこと。
聴覚障害ではないので、障害者手帳の申請がうまく出来ず、故に補聴器機の助成対象ではないとのこと。
ドラマでは、殺人事件の第一発見者がAPD。
勿論、APDを主人公の弁護士には隠していた。
そして検察側に嘘の証言を台詞のように暗記させられていた。
私は最後の最後まで、第一発見者がAPDとは気付かなかった。
ギャンブル&酒好きだし、会話の受け答えはこんなもんかな?と思える演技をしていた。
弁護士は調べたり試した。
①競馬では必ず実況ラジオをイヤホンで聴いている点。
②補聴器を隠すために?長髪にしている点?
③職を転々としている点。
④ガードレール下のガヤガヤした居酒屋に誘って、雑談する。
雑談の中での質問に対して、ちぐはぐな会話をしていた点。
⑤裁判で、雑音の中での会話が聞き取れているか試す。
②補聴器。
APD用の開発されているかわからない。
でも、この障害に補聴器は向かないんじゃないかなと思った。
ドラマ内では、検察側が嘘の証言を暴くのが焦点なので、眼鏡ではなく補聴器なんだろうけれども。
④と⑤は、難聴者の私からすると、少し辛かった。
こんな風に聞き取れているかを試される。
雑談の中の質問に、ちぐはぐな受け答えをしてしまう。
こんな感じで、あれ?って思われているんだな、と。
私の場合。
もう40年近く前だけど、10m位離れて小さな声で私の名前を呼んで、試した人がいた。
その試したオバサン「ほら、あの子、耳悪いでしょ?」って笑ってたらしい。
それを聞いた何人かが「辞めなよ!!!なんでそんなことするの?!?」と、私をかばってくれてたこと。
今も思い出して、涙が出てくる。
意地悪なオバサンと、優しい人達。
そのオバサン、当時45歳だったはずだから、生きていたら85歳位か。
今もそのオバサンの顔、覚えてる。
名前は忘れたけど。
話しはドラマに戻して。
第一発見者は、自分のことを病気だと言ってた。
どの職場に行っても、使えないと責められて馘になる描写もあった。
APDも、私のような難聴者も、耳から入ったことの証言は、裁判に於いて信用性がないことも分かった。
聴覚情報処理障害APD(auditory processing disorder)について、少しまとめておく。
聴力に問題がないだけに、難聴者とは別の大変さがあると思いました。
感音性難聴と違う点もあるが、似ている点も多い。
・言葉は聞き取れるけど、その言葉の意味がわからない。
・意味をはきちがえてしまう。
・言葉自体がうまく聞き取れなくて、相手の言っていることがよくわからない。
・聞き返しが多い。「えっ」「なにっ」とたびたび言う。
・雑音下での聞き取りが困難。何と言われたのかしばしば誤解する。
・要求された事柄について絶えず確認する。
・言語情報が減少すると言葉の理解が困難。
・音声指示に従うのが困難。類似する言語音の弁別や識別が困難、聞き誤る。
・聴覚刺激に対して的外れな反応をする。
・聴覚的注意の欠如。聴覚的な記憶力が弱い。
・理解語彙や表出語彙が少ない。言語指示に対しての反応が遅れる。
・読みや書字、学習面においての問題を有する。
・聴覚経由での学習が困難。話がわからないので、注意力が散漫になる。
・バックグラウンドノイズ(周囲の雑音)から必要な音を選択できない。
・APDとADHDを両方持っている子も多い。
・正常なヒアリング(聴力)を持っているが、軽い難聴のように感じる。
・人が大勢いるところでは話を聞き取り辛い。
・IQは、通常平均である、または、平均以上である。
・言語発達にしばしば影響して、言語遅延を持っていることがある。
・時間概念を正確に理解することが困難である。
・常に現在のみを生きており、未来を把握し辛い。
・音楽やTVの音は大きければ大きいほどいいと感じる。
・重要な音を気に止めない、全く気にしない。
APDについて何となく分かっていたつもりだけど、ドラマを通して、より知ることができた。
見た目では分からないからこその大変さ、辛さ。
それでも。
日々、わくわくすることを見つけて、毎日を楽しく生きよう♫
毎年毎年、無料で楽しませてくれる。
歩くだけで、楽しませてくれる植物に、日々感謝。
☆
本題へ。
先日、ドラマ「アンチヒーロー」第1話で。
聴覚情報処理障害APD(auditory processing disorder)が扱われていました。
日曜劇場『アンチヒーロー』|TBSテレビ
聞こえているけど聞き取れない。
感音性難聴と似ているけれど、聴覚には問題がないとのこと。
聴覚障害ではないので、障害者手帳の申請がうまく出来ず、故に補聴器機の助成対象ではないとのこと。
ドラマでは、殺人事件の第一発見者がAPD。
勿論、APDを主人公の弁護士には隠していた。
そして検察側に嘘の証言を台詞のように暗記させられていた。
私は最後の最後まで、第一発見者がAPDとは気付かなかった。
ギャンブル&酒好きだし、会話の受け答えはこんなもんかな?と思える演技をしていた。
弁護士は調べたり試した。
①競馬では必ず実況ラジオをイヤホンで聴いている点。
②補聴器を隠すために?長髪にしている点?
③職を転々としている点。
④ガードレール下のガヤガヤした居酒屋に誘って、雑談する。
雑談の中での質問に対して、ちぐはぐな会話をしていた点。
⑤裁判で、雑音の中での会話が聞き取れているか試す。
②補聴器。
APD用の開発されているかわからない。
でも、この障害に補聴器は向かないんじゃないかなと思った。
ドラマ内では、検察側が嘘の証言を暴くのが焦点なので、眼鏡ではなく補聴器なんだろうけれども。
④と⑤は、難聴者の私からすると、少し辛かった。
こんな風に聞き取れているかを試される。
雑談の中の質問に、ちぐはぐな受け答えをしてしまう。
こんな感じで、あれ?って思われているんだな、と。
私の場合。
もう40年近く前だけど、10m位離れて小さな声で私の名前を呼んで、試した人がいた。
その試したオバサン「ほら、あの子、耳悪いでしょ?」って笑ってたらしい。
それを聞いた何人かが「辞めなよ!!!なんでそんなことするの?!?」と、私をかばってくれてたこと。
今も思い出して、涙が出てくる。
意地悪なオバサンと、優しい人達。
そのオバサン、当時45歳だったはずだから、生きていたら85歳位か。
今もそのオバサンの顔、覚えてる。
名前は忘れたけど。
話しはドラマに戻して。
第一発見者は、自分のことを病気だと言ってた。
どの職場に行っても、使えないと責められて馘になる描写もあった。
APDも、私のような難聴者も、耳から入ったことの証言は、裁判に於いて信用性がないことも分かった。
聴覚情報処理障害APD(auditory processing disorder)について、少しまとめておく。
聴力に問題がないだけに、難聴者とは別の大変さがあると思いました。
感音性難聴と違う点もあるが、似ている点も多い。
・言葉は聞き取れるけど、その言葉の意味がわからない。
・意味をはきちがえてしまう。
・言葉自体がうまく聞き取れなくて、相手の言っていることがよくわからない。
・聞き返しが多い。「えっ」「なにっ」とたびたび言う。
・雑音下での聞き取りが困難。何と言われたのかしばしば誤解する。
・要求された事柄について絶えず確認する。
・言語情報が減少すると言葉の理解が困難。
・音声指示に従うのが困難。類似する言語音の弁別や識別が困難、聞き誤る。
・聴覚刺激に対して的外れな反応をする。
・聴覚的注意の欠如。聴覚的な記憶力が弱い。
・理解語彙や表出語彙が少ない。言語指示に対しての反応が遅れる。
・読みや書字、学習面においての問題を有する。
・聴覚経由での学習が困難。話がわからないので、注意力が散漫になる。
・バックグラウンドノイズ(周囲の雑音)から必要な音を選択できない。
・APDとADHDを両方持っている子も多い。
・正常なヒアリング(聴力)を持っているが、軽い難聴のように感じる。
・人が大勢いるところでは話を聞き取り辛い。
・IQは、通常平均である、または、平均以上である。
・言語発達にしばしば影響して、言語遅延を持っていることがある。
・時間概念を正確に理解することが困難である。
・常に現在のみを生きており、未来を把握し辛い。
・音楽やTVの音は大きければ大きいほどいいと感じる。
・重要な音を気に止めない、全く気にしない。
APDについて何となく分かっていたつもりだけど、ドラマを通して、より知ることができた。
見た目では分からないからこその大変さ、辛さ。
それでも。
日々、わくわくすることを見つけて、毎日を楽しく生きよう♫