~聴覚障害6級~

話せる。歌える。
聞こえているけど聞き取りにくい。
感音性難聴者が適当に呟きます。

補聴器画像

2010年06月26日 | 補聴器
先日、福祉支援で購入した補聴器の画像各種です。
←と言っても、まだ代金は支払っていません。


かなり画質が悪くなってしましましたが、一応アップ。



まず、補聴器ケース。

淡いピンクのハート型です。






「わぁ、可愛いですねぇ。」と素直に言ったら、補聴器屋さんいわく。

「可愛くない」「気に入らない」と、文句言われることが多いそうです。


へぇ~、みんなワガママなんだなぁ。


このブログで紹介したことがあるけど、
私が、19年前に買った補聴器ケースなんて、こんな感じだった。






この老人くささに比べたら、充分可愛いと思います。

男性用には、まさか淡いピンクじゃなくて、たぶ違う色になるとは思うけど、
ケースの色が気に入らない場合は、オプション(自腹)で購入もできるようです。


9割も負担していただけるんだから、対応していただけるもので、私は充分満足だな。


補聴器にしたって、上を見たらキリがないほど、
高性能で、高価格のものが販売されています。

高価格のものほど、デザインも豊富。


自立支援法対応の補聴器で満足できない人は、
ご自身全額負担で購入すればいいんだと思ってます。

障害があるから、どんな要望(ワガママ)でも通るとか、
文句も言い放題とか、少し違うと思います。


同じ障害の方で、不正に近い人、不正を促す人、
要望と言うよりワガママだろうと思う人も、
インターネット上で多々、いらっしゃったのが、今もトラウマです。
←9年位前のことですが。


同族嫌悪的な気持ちがあるのかも。


だから、今も同じ障害の方と、誰1人、知り合っていません。

9~10年程前に、老舗サイトの管理人さんと、メールで少々、お話しした程度です。


インターネット上で同じ障害の方と知り合い、交流したい気持ちになったら、
老舗サイトの掲示板の扉を開け、コンタクトを取ってみたいなとは、
うっすら思っています。

いつになるかはわからないけど。




話し、それました(汗)。



次に、ケースに入れた補聴器。






電池が置いてある部分は磁石になっているので、電池が落ちません。

灰色の部分が柔らか素材になっているので、安心。



あらら、画質が悪すぎる。







最後に、15年位、ずっと使っていた集音器とケース。

集音器は、耳穴式。






たぶん、これは3台目。

かなりお世話になりました。


私には合っていると思い込んでいたけれど、
今回、購入した補聴器と比べてたら、補聴器の方が断然聞き取れる。

携帯写メのシャッター音まで聴こえたので、ちょっと感動。

集音器では、このシャッター音は聴こえませんでした。
静かな場所や家の中ならかすかには聴こえてくるけど、雑踏では無理でした。


そう考えると、何十メートルの離れていても、
携帯写メのシャッター音が聴こえる健聴者って、凄いな。

健聴者は聴こえるのが普通だから、聴こえない方が不思議なのかもしれないけど。


色んな音を聞き取れるよう「慣れ」も必要かなと思うようになりました。

そのことについては、またいずれ。

自立支援法対応補聴器

2010年06月22日 | 補聴器
先日、市の福祉支援のひとつである補聴器の購入のため(判定)、
障害者相談センターへ行って来ました。

約束の時間に受付に行くと、
今日は4名の補聴器購入の判定(認定)が入っていることがわかりました。

私はそのうちの1人。


市の担当ケースワーカーさんはすでにいらしていて、
まず、今日、担当して下さる補聴器屋さんが挨拶してくれて、
名刺をいただきました。



そして、小部屋に案内されました。

小部屋では、相談センター職員の年輩男性と簡単な面談がありました。

先日、市役所の面談での書類を見ながらの確認のような感じでした。



次に、土足厳禁の聴力検査室へ案内されました。

そこでは、20代の若い男性職員と簡単に面談と説明があり、
聴力検査を受けました。


耳鼻咽喉科でさんざんやった検査と同じようなものでした。

検査結果は、右が83デジベル、左が69デジベル。
左は、1年前よりちょっとだけ良くなっていました。

聴力や視力は微妙な数値だから、体調や環境によって、
多少の前後はありますよね。


福祉支援で1割負担で購入できる補聴器と、等級を考慮し、
片方の耳のみ支援可能と言うことなので、
聴力が少しだけ良い左耳の補聴器を、と言うことで話しが決まりました。

聴力の悪い方の右耳は、補聴器をしても全く駄目なのです。
単に耳栓をした状態になってしまいます。

補聴器に対応しない聴覚(脳)神経なのかもしれません。

補聴器に対応しない聴覚神経については、
外国の方では研究が進められているそうですが、詳細はわかりません。

ただ、右耳でも電話はできるので、
研究されていることよりも複雑な神経なのかもしれません。



次に、別の小部屋に案内され、
さきほど挨拶してくれた補聴器屋さんが待機していらっしゃってました。

こちらも、20代の若い男性でした。


福祉支援で対応している補聴器は、自立支援法対応補聴器と言うそうです。

補聴器の会社の公式サイトでも確認しました。


私の聴力で対応できる補聴器は、自立支援法高度難聴用の補聴器でした。
私より等級が上の方は、重度難聴用になります。


この補聴器について、公式サイトには、

聴覚障害等級 ~4級まで

デジタルならではの高音質で、小型高出力を実現しました。
通信方式を選ばず、携帯電話がノイズの影響を受けずにご使用になれます。
ケースは耐汗性のものを使用し、カラーバリエションが選べます。(オプション)
音声の聞きとり効果を増やすために、外部入力端子をつけることができます。(オプション)


との説明があります。


代金を別負担すれば、可愛い色のものにできるのですが、
出費は極力抑えたいと思い、別負担なしの肌色にしました。

オプションのカラーバリエーションは、灰色、緑、赤、黒、青。

重度難聴用だと、スケルトンで、ピンクやオレンジもあるようです。


いつか、赤とか青などカラフルな補聴器に挑戦してみたいものですね。



補聴器の繊細な調節は、専門的に慎重に時間をかけてして下さいました。

何度も何度も補聴器をつけて、音や声の聞き取りを確認したり、
補聴器の性能や取り扱い方法なども、詳しく説明してくれました。

取り付け方、補聴器をしている時の注意、保管方法などのお話しもためになりました。


音調節のあとは、耳掛け式なので、
耳に掛ける透明の管みたいなものの長さの調節をしたり、
色々、悩みや雑談も聞いて下さいました。

気さくな方だったので、場が明るかったです。

聴力検査をしてくれた男性職員と、ケースワーカーさんも加わって、
補聴器がきちんと合っているかどうか、確認して下さいました。


支援してくれる範囲で購入したかったため、オプションやオーダーもしませんでした。

なので、その場で、新品の私に合った調節をしていただいた補聴器をつけて、
終了、解散となりました。

代金は、約1ヵ月後に請求が届くそうです。
どのくらいになるか、また報告したいと思います。



実は、私は普段、全く補聴器(集音器)をつけていません。

家にいる時はつけたことがないし、
ちょっとした買い物やお出掛けでも、つけません。

近所の人と立ち話しする時も、補聴器はつけていません。


補聴器をつけるのは、友達に会う時、名前を呼ばれる場所に行く時、
会合やガイダンスなどに参加する時、観劇やコンサートや映画など。

つまり、日常以外の、ちょっと改まった場所へ行く時のみ。


だから、まだ、先日やってきた補聴器を使用していません。

補聴器をつけて、色々お出掛けする機会が増えるといいな。



来月は、観劇予定があるし、ご一緒してくれるお友達もいるし、
補聴器をきちんとつけて、お出掛けしたいと思います。


ちょっと長くなってしまったので、購入した補聴器画像はまた後日。

電話お願い手帳

2010年06月17日 | 手帳(福祉支援)
うちの市の市役所の障害福祉支援課の窓口には、
NTTグループから発行されている「電話お願い手帳」と言う手帳が置いてあります。

自由に持ち帰っていいそうなので、昨年分と今年分をいただいてきました。







外観は、こんな感じ。
ごく普通の手帳サイズです。


中は、110番119番171番などの緊急ページ各種詳細や、
病院、家族、タクシー、場所を教えて、今何が起こっているのか、など、
人にお願いする際、ページを見せて尋ねるようになっているページ各種、
「おそれいりますが、○○○していただけますか」のお願いページ各種、
「電話をかけてください」ページ各種など。

筆談しやすいように誘導的なチェック欄があったり、
ページの余白に筆談できるようにもなっています。


また、筆談やメモができるページや、
NTTグループサービスのインフォメーション詳細各種ページもあり、
一般的にも、災害など、いざと言う時のために役立つ情報満載です。


また、筆記用具がない場合でも、
五十音アルファベット、数字などで指で示してお願いページもあります。








手話のひとつなのかな。
指文字一覧のページがありました。


先日、手話を習っていた方に少しお話しをお聞きしたのですが、
指文字を習っておけば、これで聾の方と会話ができるのだそうです。

へぇ~。

ちょっと勉強になりました。

このページで、指文字をちょっと覚えてみようかな。








手帳には「お願いカード」と言う、厚手のカードもついています。

カードの内容は、

「ゆっくり話していただけますか」
「今、何が起こっているのですか」
「わたしのかわりに電話をかけていただけますか」
「ありがとうございました」
「わかるように合図していただけますか」
「お急ぎでなければお願いしたいことがあります」



私は、電話も掛けられるし、何か聞きたいことがあれば人に聞くし、
ゆっくり話して欲しいなら自分で言えるし、
お礼だって、カードじゃなくて自分で言う。


要は、相手の話していることが聞き取りにくいのみ。


だから、この「電話お願い手帳」を使うことはないとは思うけど、
指文字を勉強してみたり、各種情報はある程度把握しておいて損はないと思いました。


そして、いざとなったら、この手帳のメモ欄を筆談して貰うこともできるね。

私自身は筆談しなくても伝えられるから、
相手のみに筆談してもらうことになるから、お願いしにくい。



難聴だと申告したら、相手が自主的に筆談して下さったことはあったけれど、
お願いして筆談してもらったことはないんだよね。


筆談の必要性を感じることがある時は、
いつでもメモと筆記用具が用意できるようにしておくことも、
今後、頭に入れておこうと思いました。




昨日は、市の福祉支援のひとつである補聴器の購入のため、
障害者相談センターへ行って来ました。

そのことについては、また後日。

同じ障害

2010年06月11日 | 雑記
何年か前に元光GENJIの大沢樹生氏の息子さんが、
私と同じ種類の障害(感音性難聴)であることがわかりました。

現在、中学生の1人息子のれいじくんです。


世間一般の反応が、かわいそう的なものだったので、
私自身のことも「かわいそう」と思われるのを実感するのが嫌で、
あえて、大沢氏の息子さんについて、興味を示しませんでした。

と言うか、れいじくんの障害の話題を避けてしまいました。


「かわいそう」と思われるって、本当に嫌です。
「かわいそう」と思った時点で、上からの目線ですから。

ちっともかわいそうなんかではない。


そして、必ず、聾じゃないからマシ的な世間一般の反応も嫌でした。

聾の方々とは、福祉支援的にも教育的にも社会的にも、
中途半端な難聴者とは、全く別の分野ですから。



でも、れいじくんが少し羨ましい。

父親である大沢氏が、真正面から息子の障害を受け止めているから。
難聴について、真剣に前向きに考えてくれているから。

両耳の補聴器を用意し、丁寧に手入れをしたり、
難聴児学級のある普通学校を探したり。

接し方も、本当に真の愛情が感じられました。


テレビ的に、芸能人的に、多少は作っている部分もあるかもしれないけれど、
子どもの障害を認めたくない親が多い中、本当に立派な父親だと思います。


私は、私の難聴に対する両親の理解がほぼなかったので、
ずっと健聴者(児)として生きてくるしかなかった。

40代で、やっと、6級レベルなので、
子ども時代、そこまで聴力は落ちていなかったからかもしれませんが。


ちょっと悪いくらいで、日常生活に支障ないし、たいしたことはない。
視力がちょっと悪いのと、同じようなもん。

うちの両親の理解度は、こんな感じだったと思います。

情報が少ない時代だったこともあるかもしれません。


今の時代だったら、発達障害として支援級で療育を受けているタイプの子でも、
私の時代では、少々、変わった子ども程度で、
普通に健常児として生きていましたものね。

それと同じような感覚でしょうか。


何年か前に、れいじくんと大沢氏のやり取りをテレビで少し見たけれど、
手帳の等級で言えば、6級か4級かなと思いました。
どちらかと言えば、6級かな。

聞きなれている父親の声での会話は、補聴器なしでほぼスムーズ。
補聴器の音がうるさくて慣れない感じでした。



れいじくんのことを取り上げた頃、
私は難聴を周りに申告することに葛藤している時期でした。
今なら、色々言えるかな。

また今後、大沢氏がれいじくんのことを取り上げることがあったら、
何かアクション起こせるかな。


大沢氏はアメブロでブログを書いているのですが、
ごめんなさい、脱落しました。

れいじくんのことを書いたりすることはあるのかな。



私くらいの程度の障害は、周りの人に申告しにくい。
手帳がぎりぎりで取得できない程度の人は特にそうだと思う。

「かわいそう」と思われることが原因ではなくて、
申告したことで、人々との壁ができることが怖いから。

どう接していいかわからなくて、明らかに態度が変わるから。


だからこそ、じゃあ、私が申告しちゃえって感じかな。
だって、何にも恥じることではないものね。

もう態度を変えられたり、露骨に面倒くさそうにされるのにも慣れた。
まだ、ちょっと心折れてしまうこともあるけれど。


とりあえず、本ブログにココを「裏自己紹介」でリンクしてみました。
気付いた方で、読んで下さった方々がいて、温かいメールをいただきました。

うん。
きちんと受け止め、理解してくれる人は、きっといる。

「かわいそう」と思う人は、こっちからごめんなさいです。

感音性

2010年06月08日 | 雑記
感音性難聴。
これが私の障害の種類です。

一般の人は聞き慣れない言葉かもしれません。
当事者の私でさえ、よくわかっていませんから。


でも、同じ障害で同じ程度だとしても、聴こえの種類はきっと様々で、
自分がこうだから、
同じ障害名のつく同じ程度の人がそうだとは限らないと思います。


耳が遠いとか、聴覚障害と一口に言っても、
感音性難聴は、聾や失聴されている方とは異なります。

また、加齢によるそれとの聴こえとは恐らく違います。
加齢によるそれは、伝音性が多いのかなと思います。


感音と伝音がどう違うのか、きちんと説明はできないけど、
感音は、言葉の不明瞭度が高いのかなと思います。

つまり、言葉の聞き取り(明瞭性)度が低い。


何も聴こえていないのではなくて、聴こえているけれど、
遠い国の異国語を話されている感覚に近いかな。


そのあたりは、難聴者の草分け的老舗有名サイトの管理人さんが、
素晴らしい視点と知識と文章力で、サイト内にまとめてくれています。

老舗サイトさんに関する記事は、ココで綴っています。

ご迷惑をおかけしてはいけないので、リンクはしません。

「静かの森」さんです。

私はそこの掲示板の雰囲気が苦手なので、
ほとんど立ち寄っていませんが。



私が聞き取りにくいことの他に、
健聴の人達とは脳の働きが違うんだろうなと思うことは、
耳に入って来た単語を、脳内ですぐに文字化してしまうことです。

自閉症の方と同じ、視覚優位な脳の働きがあるのかもしれません。


話し言葉を、文章として内容を把握すると言うよりも、
耳に入る単語と単語を繋げている感じに近いかな。

脳内で、文字にして繋げている感じ。


だから、話しを聞き取るよりも、活字の方が理解しやすいし、
自分が言葉で話すよりも、こうやって文章にする方が気持ちを伝えやすい。


文字にすれば、すらすら意見や考えが出てくるのに、
いざ、その場で人前で話しをするとなると、
スムーズにできないことがあります。

これも、誤解されるひとつでもあるかな。


だから、会話が成り立たない、続かないことがあるのかなと思います。
はぁ~。


メールやネットのあるこの時代。
難聴者にとって、メールやネットは、
意見や気持ちを上手に伝える必需品です。



何年か前、某有名人の息子さんが、
私と同じ障害を持っていることを知りました。

それについては、また後日。