~聴覚障害6級~

話せる。歌える。
聞こえているけど聞き取りにくい。
感音性難聴者が適当に呟きます。

「相当耳遠いんですね補聴器つけてください迷惑ですw」

2024年02月21日 | 補聴器
今日はちょっと寒いけれど、春の訪れを感じる毎日。

青空、ピンクや黄色の花、緑の木々、白い雲。

大好き♪








今日は耳が悪い人が「迷惑」な存在だと思っている人達の「声」を拾ってみた。

当事者の私からすると自傷行為みたいなものかな。


耳の悪い本人の目の前では言えないだろうけれど、SNSでは本音が言える。

私も直接言われたことはないけれど、

聞き返すと「はぁ?(なんで聞こえてないの?)」みたいな表情になる人もいるから、

その「はぁ?」≒「迷惑です」なんだろうと思ってる。


だから聞き返すのがイヤな時があって、

(聞き取れない声は何度聞き返しても聞き取れない)
(逆に聞き取りやすい声はスムーズに聞き取れる)

聞き取れてない文字に、聞き取れた文字のパズルで埋め、

超高速で判断し、勘で返答することもある。

勘が外れて見当違いな返答をした時の「はぁ???」みたいな表情。

だいたい皆さん、驚くほど同じ表情。

それが「迷惑」「面倒くさい」の本音なんだと思ってる。




以下、「迷惑」している人達の「声」と、私の感想。



・「相当耳遠いんですね補聴器つけてください迷惑ですw」

コンビニでアルバイトをしている人が、耳の遠いシニアに向けてのポスト。

健聴者は耳の悪い人に「補聴器つけろ」と簡単に言うんだよね。
それだけでもう、耳が遠い人を下に見ているということだ。

高価な補聴器。
買えない人も多いと思うんだよ。
しかも何度も検査や調整に行かなくては買えない。

そして、付けていても健聴者のようには聞き取れない。



・「聞こえで困っているのは あなたではなく周囲の人です。」



難聴者が自己中と思われるようなポスター。

聞こえで困っているし、悩んでいるし、
周囲に迷惑をかけないよう日々、気を遣っていても、
健聴者の本音はこうなんだと思うと、ガッカリだ。

補聴器を付ければ全て解決するというのは誤解だし、
このポスターは難聴者を追い詰めるんじゃないかと。

さすがに今現在は、こんなポスターは無しだと思う。



・「大きな声で話してるジジババは補聴器付けてください迷惑です」

確かにシニアが2人以上いると、話し声がうるさいことが多い。
でも補聴器つけたとしても、うるさいままだと思うよ。



・「耳が聞こえない事で貴方が不自由するのはあなたの問題だからどうでもいいけど
  耳が聞こえない事で周りの人に沢山迷惑かけてるはずだから補聴器もうそろそろ作りなさい!」

耳が悪いことで不自由するのはその人の問題だからどうでもいい?
耳が悪い方のみ、周囲に配慮しなさいってこと?
はぁ。

難聴って、周囲の人の配慮が難しい障害なんだよね。
軽く見られていると言うか。

助けるつもりはなく、「迷惑」という本音。
人間が怖くなる。



・「耳も遠くなって見栄で補聴器使わんので迷惑。」

確かにシニアには見栄で使わない人もいるだろう。
でも高価すぎて買えない人だっていると思う。
簡単には買えるものではないこと、わかってない。



・「待合室で待ってる客に案内する為に
  真横で3度読んでも見向きもせず 正面で気が付く。
  要望を聞くと 聞こえ難いとの事
  耳元で大声で聞いても聞こえない。
  お前聞こえないんなら補聴器付けろよ
  迷惑だよやり取り出来ねーだろ」

これぞ本音か。
迷惑だと言ってる人達って、
揃いも揃って、補聴器付けろと言うんだよね。



・「難聴を認知症と誤診。意外に多いです。」

そうなのか?

確かに1回で話しを理解できないと、(聞き取れないから)
この人頭悪いのか?みたいな表情されるから、
≒聞き取れないだけで認知症ぽく見られるのかも。

物忘れもほぼないし、
効率良くマルチタスクもがんがん出来るけど、
一度聞き取れなかっただけで「仕事できない人」扱いはあったし。

(そんな時、こっそり「呼ばれてるよ」と、助けてくれる人はいた)
(神様のような存在だったな)

聞き取れないシニアは認知症ぽいのか。





・「なぜ生き辛いのか?
  それは人の世が「他人のいる社会」だからだ。
  難聴はコミュニケーション障害と言うが
  コミュニケーションは他者と行う。
  障害は個人では無く バリアの事だ。」

・「なんか、地味にダメージが続いてる。
  補聴器つけてるだけでキチガイ呼ばわりって……ほんと、なんなんですか。
  迷惑をかけた覚えはないんですが。
  というか、難聴による迷惑を減らすために補聴器つけてるんですが。」




私の補聴器。

特に不具合はないけれど、来月こそは点検に行こう。




ではでは。

ハッピーな毎日を。

補聴器からバリバリする音が聞こえる場所

2023年07月13日 | 補聴器
梅雨明けしていないのに、毎日暑い。

都内では38度とか39度を記録している。

千葉はそこまでいかないけれど、エアコンの効いた屋内最高!

って感じの毎日です。


日中、補聴器をして外を歩いていると、

汗で壊れやすくなるかな~と思う季節でもあります。



あ、そう言えば。

ちょこざっぷ(コンビニジム)でちょこっとトレーニングをする際、

補聴器をしているけど、

多少は汗をかくので、壊れやすい原因になるかな。


壊れるのって、一気に壊れるわけではなくて、

じわじわと劣化するイメージ。

安くないモノなので、大切に使いたい。





で。

タイトル。


補聴器からバリバリする音が聞こえる場所がある。

今まで2ヶ所くらい。


ひとつは、何か月か前、吉祥寺に行った時。

あるビルとビルの間あたりを歩くと、

バリバリバリ…と変な音がした。

耳の良い夫は、そんな音はしていないと。

補聴器だから聞こえてくる音なんだと思う。

他の場所ではそういう音がしないので、

もう一度、そこを通ると、やっぱり、

バリバリバリ…と変な音。


電磁波とか、盗聴器とか、

目に見えない、普通の耳では聞こえない、何かの音なのだろうか。


先日もその音が聞こえる場所があった。

県内某所。

吉祥寺のと同じ音だった。


特に支障はないし、補聴器にダメージがあるわけではないと思う。

原因は多分、謎だろうけど、

秋に補聴器屋さんへ補聴器のクリーニングへ行こうと思っているから、

その時に聞いてみよう。




そうそう。

今、失業保険受給中なので、月に1回、セミナーを受講している。

就活証明のスタンプを押してもらうのが目的だけど、

それなりに楽しく、有意義なお話しを聞ける。


広い研修室で、講師がマイクを使ってのセミナー。

資料を作ってくれてるし、スライドを使ってくれているおかげで、

補聴器をして、8割方は聞き取れている。


しかし。

セミナー予約が、電話のみ。

頑張って、電話をかけて予約を入れている。

電話をする時、私は補聴器をしない。

でも、予約の電話に出るスタッフさんの話し方が良いせいか、

支障なく予約できているので、ホッとしている。


セミナー受講はクローズで参加している。

何か支障があれば難聴であることを言うつもりだけど、

今のところ、何も支障はないので、

申告はせず、このままでいくつもり。


セミナー受講者は100人位いるし、

ほとんどが就活証明のスタンプ目当て。

そのへん、誰もが分かるようにしてくださっている。



あと約半年分。

失業保険をいただけるよう、毎月頑張る。

360日分もいただけることに感謝。




ではでは。

穏やかな日々を。

あれは補聴器なのかな…気になるけれど真相はわからない…

2020年08月14日 | 補聴器
テレビの字幕放送が普及してから、ドラマ観賞が趣味のひとつになっています。

字幕がないとイヤホンを使っても台詞が聴き取れないことも多かったから、

字幕放送の普及は本当に有り難いことです。(感謝)


文字を映し出すタイミングが下手だったフジテレビ系のドラマも、

だいぶ良くなっている。(と思う) (なんか偉そう・笑)

以前は、次の台詞の字幕を出すタイミングが早すぎて、

今言ってる台詞がすでに消えていることが多かった。

何も聴こえていなければ、タイミングの悪さも気にならないとは思うけれど、

耳で聴ききつつ、字幕も読みつつ、ドラマを観ている身としては、字幕のずれにイライラ。

何度かフジテレビの公式HP内の「字幕放送」のページから意見を送った。

きっと読んでくれて改善の努力をしてくださったんだと勝手に信じています。

OGPイメージ

字幕放送 - フジテレビ

字幕放送 - フジテレビ

フジテレビ

 



他の局の字幕放送に関しては、どの局も素晴らしい。

たまに各局HPの字幕放送のページから、感謝のメールを送ったりもしている。

NHKと、文字起こしをしてくれているラジオ局に感謝のメールをしたら、

お礼のメールをいただいたことがある。

NHKはどんな意見や要望を送っても、毎回のようにお礼のメールが届くイメージ。



で。

先日放送されたNHKの単発ドラマで気になることがあった。

生田斗真くん主演の「JOKE~2022パニック配信!」 。

OGPイメージ

作・宮藤官九郎×主演・生田斗真「JOKE~2022パニック配信!」 8月10日(月)放送!

宮藤官九郎、待望の最新作はノンストップ・ホラー! 特集ドラマ 時はポストコロナの...

ドラマトピックス

 


AIとかリモートとか、YouTuber的な感じとか、リアル配信とか、ウーバーイーツとかタピオカとか、

とにかく今っぽいことが盛り沢山。

ほぼ生田くんの一人芝居みたいな感じなんだけど、ドラマの前半、

生田くんの右耳にこういうのが見えた。



全体的に画面が暗いので、ちゃんと映ってる時がないんだけど、

この透明のが確かに見えた。

耳の奥は見えなかった。(映らなかった)

かすかに何かが耳の奥にあるかも、という感じ。

そしてドラマの後半は何もしていなかった。


YouTuber的にリアル配信している設定だから、イヤホンをしている設定なのかなと思ったけれど、

なら後半もしていて良いはず。

2日に渡って撮影したのかなと思ったり。


それが補聴器なのか気になるけれど真相はわからない…。

生田くんが難聴なんて話しは聞いたことがないし、

そうだとしても公表しない件だったりするしもしれない。

Twitterで誰か気付いた人がいるかもと思って検索しても、

みごとに何も出てこない。

私の思い過ごしなのかも…。

それならそれで良し。

よくよく考えたら、生田くんの会話のキャッチボールの素早さは、

難聴者には出来ない頭の回転。

つまり、あの透明のは補聴器ではないということだ。

何だったんだろう。

たぶん永遠の謎になるかな。



地上波放送のドラマは無料で楽しめる娯楽。

これからも気ままに楽しみます。

ラインストーン

2014年05月22日 | 補聴器
こちらのブログの更新は久し振りです。

趣味のブログは12年ほど、毎日更新しているんですけどね。

趣味のブログは、1番目にブックマークしてある「今すぐ君に会いに行こう」

この趣味のブログは1日平均4000~5000くらいのアクセス。

昔々は1日10アクセスくらいしかなかったので、今の状況はちょっと怖いです(笑)。



今月は渋谷のBunkamuraにあるシアターコクーンと言う劇場に通っています。

今、上演中のお芝居を観るためです。


私は、難聴者なのに、ジャニーズを好きになったおかげで、
コンサートやミュージカル、演劇、ドラマ、映画、音楽と、目と耳で楽しむものが趣味。

コンサートと舞台を合わせると、この25~6年間で、300公演以上は観ているかな。

もっとかも。

ちょっと数えたことがないので、曖昧。


舞台は台詞やアドリブが聞き取れないことが多いけれど、
私の感じる範囲で楽しんでます。

そして、内容を深く理解したいために、同じ舞台を何度も観劇します。

今月も、同じ舞台を8回観劇します。

応援しているアイドルが主演だからってこともありますが。


お芝居のレポをしてくれるブログやツイッターなどで、台詞やアドリブを補足して、
予習と復習をしています。

台詞などを文字起こしして下さる方々に感謝です。


今回、劇場を通して、障害手帳を掲示し、
聴覚障害だからこそのあるご厚意をしていただけました。

勿論、黙っていては何もしてくれません。

シアターコクーンのサイトから、要望を送り、
劇場が舞台制作の方に要望を伝えてくれたようで、晴れて要望が叶いました。

特例だそうです。

そのあたりの詳しいことは、またいずれ。


その要望と言うか、聴覚障害でもお芝居を楽しめるようにと言うことなのか、
はたまた、台詞が方言なので健聴者でも聞き取りにくいからなのか、
ある演劇誌に、その舞台の台本が掲載されました。

台本が演劇誌に掲載されることはありますが、
ジャニーズが出演している舞台としては、特例だと思います。

その演劇誌を購入し、何度も何度も台本を読んでます。

その上での観劇は、聞き取れている気持ちになり、お芝居への理解も深まります。

本当に有り難いです。



タイトルのラインストーン。

実は、外出時につけている補聴器と言う名の集音器に、
ラインストーンで飾って、補聴器が見えてもキラキラして可愛くしました。

今回、観劇の際、ヘアセット専門店でヘアセットをしてもらう日もあったんです。

その時に、耳が見えるヘアセットにしてもらうからです。

ヘアセットをしてもらう時は、補聴器をしたままでOKでした。

ヘアセットは自己満足でしかないけど、いつもよりおしゃれに見えて、テンション上がります。



この舞台ももうすぐ見納めです。

あと1回、ヘアセットをしてもらう予定なので、
ラインストーンで飾った補聴器も耳から見せて、観劇に行きます。

今までずっと、補聴器を髪の毛で隠して来たけど、
これからは、たまには見せて、街を歩いたり、電車に乗ったりしたいなと思ってます。

家で補聴器をしてみた。

2010年10月02日 | 補聴器
家では補聴器をしない私。

何となく鬱陶しいから。


つい最近、ちょっと試しに、家で補聴器をつけてみました。


生活音と言うのかな。


何でもない音が大きく聴こえてくるし、
その音が、どこから聴こえて、何の音なのかが判断できなくて、
何か音がするたびに、ビクビクしてしまいました。

私は家で補聴器をしていたら、神経使いすぎて疲れてしまいそうです。


健聴者なら、聴こえてくる音がどこからなのか、その音は何の音なのか、
別に考える間もなく瞬時に無意識に判断できているから、
何も怖いことはないんだと思います。

逆に、何も聴こえてこない方が、怖いのかもしれません。


聴こえてくる音に立体感のない私は、極端な話し、
ベランダの向こう側を走る車からのアナウンスと、
留守番電話の音声が、同じように聴こえます。


留守電のメッセージが入ってる音声と、
毎度おなじみの~とか、選挙カーのアナウンス。

どう考えても、音が発生している場所も距離も、音自体も違うのに。


音の距離感や場所感、立体感がないためか、
補聴器をしていると、かえって聴こえてくる音の種類と場所がわからなくて怖い。



怖いと言えば、よく行く温泉でのアナウンス。

「お客様にご案内申し上げます」「お客様にお願い申し上げます」と言う感じの。


肝心の案内やお願いが、何を言っているのかがわからない。

飲食店やショッピングセンターならまだしも、
真っ裸で寛いでる場所で、アナウンスの内容がわからないのは、結構、怖い。


もしかしたら、駐車場に停めてある車に何かあったんじゃないかとか、
自分は何かマナー違反をしていて、それとなく注意されているのかもしれないとか、
聞き取れないことの不安感は、想像力をたくましくしてしまいます。


少し前、何だか不安になって、一度、温泉から出て、
スタッフに、アナウンスの内容を尋ねたことがありました。

不安感を取り除いてから、再入浴。

それじゃなくても、温泉では、補聴器もできませんから。



一番困るのは、台風や地震などの災害時、
電車などに1人で乗っていた場合のアナウンス。

よく聞き取れる職員なら、何とかわかるものの、
聞き取れない職員のアナウンスは、内容がわからない。

電光掲示板にも出ていなかった情報は、駅の人に直接聞いたこともありました。

電車に閉じ込められた状態だった場合、
乗り合わせたお客さんに尋ねるしかないんだろうなと思うと、
少し不安です。

と言うのは、そういうことがあった時、
みんなイライラしていたり、
人のことなんかに構っていられない場合が多いと思うから。

できれば、全ての情報を、電光掲示板にも随時に臨機応変に、
掲示してくれればいいなと思います。



家の中で、補聴器をしていると、自分が履いてるスリッパのパタパタや、
モノがこすれるかすかな音や、食べる時の音などが、
外よりもずっと大きく聴こえてきます。


自分は、人の前で、知らずに大きな音を立てていて、
人を不快にさせているのかもしれないなぁと、急に思うようになりました。

意識して、音を立てないように上品な立ち振る舞いができたらいいな。

聴こえなくて、聞き取れなくて、挙動不審になりがちだと思うから、
ゆったりした振る舞いができる人に憧れます。


気持ちは持っていても、私には感覚的にとても難しいことです。