~聴覚障害6級~

話せる。歌える。
聞こえているけど聞き取りにくい。
感音性難聴者が適当に呟きます。

良いお年を。

2015年12月29日 | 雑記
今年も、ゆったりとしたいい1年でした。

ちょっと早いけど。

良いお年を。


近所のイルミネーションのおうちにも、クリスマス後に「良いお年を」の電飾が掲げてありました。

クリスマスイルミネーションを飾るようになって、18年目だそうです。









えっとえっと。

「さすらう難聴者」さん。

調子に乗りすぎだなんてとんでもないです。

こちらこそ、いつも本当にありがとうです。

難聴関係の唯一のブログ友として、これからもよろしくお願いします。

気が合うかも的なことを言ってもらえて、本当に嬉しかった。

でも、私は自分に自信がないので、それを素直に伝えられなくて。


「さすらう難聴者」さんの字幕への取り組み。(拡大活動)

私はただその都度、要望を送るくらいしかできていないから、
もっともっと深く全体を考えていらっしゃることに、感動しています。

一歩一歩、いい方向へ向かうよう、何か協力できることがあればいいな。

何事にも「予算」がいるわけなので、本当に一歩一歩になるかもですが、
何もしないよりは、一歩ずつ進んでいるのですものね。


来年も平和で健康で、そして良い1年となりますように。

邦画における日本語字幕の必要性

2015年12月21日 | 雑記
今朝、愛読している(読者登録している)「さすらう難聴者」さんのブログが更新されていることを知り、
早速、読みにいきました。

感動しました。

「さすらう難聴者」さんのブログは、教わることが本当に多いです。

メンタル面も、物理面も。

だから、元気が貰えます。

映画館の音響的なベストな席も、今後の参考にさせていただきます。

いつもありがとうございます。


少し前、私のブログの本館の方にも、映画「レインツリーの国」について、
綴ってみました。
映画「レインツリーの国」@当事者

このブログで書いた内容とほぼ同じですが、
省略した点もあるし、多少、肉づけした点もあります。

「さすらう難聴者」さんが参加しておられた、署名活動のことをチラっと書いておきました。


今、改めて思うのは、映画「レインツリーの国」のひとみに共感・感情移入できすぎて、
苦しかったけれど、それは、とても心地よい苦しさでした。

幸せな苦しさ。

ちょっと矛盾しているけれども。


あと、洋画の日本語字幕は、音が聴こえてる前提で作ってあるけれど、
映画「レインツリーの国」の日本語字幕は、
音が聴こえない人にも配慮されていると言うことを知りました。

小鳥のさえずりとか、すすり泣く声とか、音楽が流れているとかが、
字幕によってわかるようになっていました。

普段、テレビの字幕も、このような配慮があるため、
それが普通だと思っていましたが、
健聴者の方々が、その配慮ある字幕に驚いていたのも、目から鱗でした。

洋画の日本語字幕は、邦画の日本語字幕とは、意味合いが少し違いますものね。



今回は、ツイッターにて、邦画の日本語字幕について、
健聴者の感想を拾ってみました。

もっともっと、色んな意見はあるとは思いますが、限度があるので拾えた範囲で。

それによって、健聴者からの本音を知ることができました。



まず。

必要性をわかっていない意見から。

文章は、多少、加工入れてるものもあります。

・「グラスホッパー」の字幕版ってあったんだけど……必要性……が見出せない。

・ほんとはレディースデーに行きたかったけど休みないから、火曜日に行ってくる。
ただ、その日字幕版しかないから困る。笑

・そういえば今日の「グラスホッパー」日本語字幕付きですがいいですか?と言われ、
日本映画なのに日本語字幕付き。はっきり言って観にくかった。

・「レインツリーの国」字幕ありでかなり見づらかった。

・「レインツリーの国」見に行きたいけど今週は字幕付上映のみ。
聴覚障害が絡んでる話だから試みとしてとてもいいことなんだけど、
今週全部の回を字幕付にする必要があったのだろうか…。

・今日「レインツリーの国」見てたら隣の中学生集団がうるさかった。
しかもこう言ってた。
《字幕いらなくない?障害者いるわけでもないし。》とか言ってたんだけど
難聴の人描いた映画なのにそれは違くない?
しかも難聴者がその場にいないって決めつけてるのよくわかんない。

・「レインツリーの国」はなんと字幕wwうけたw

・字幕ありの「レインツリーの国」を見た。
いい話だったけど字幕がものすごく違和感。

・字幕版見ちゃって玉森に集中出来んかったけん。今度は字幕なしで見よ。

・今ってさ「レインツリーの国」字幕付きしかないの?

・「レインツリー国」のクリスマスカードほしいけど、字幕とか見ねえしwwww

・水曜映画安いし休みだし「レインツリーの国」って思ったら、なに字幕って……。
選べないとかなに(笑)。
運の悪さに笑うしかない2015年。



はぁ~。



そして、必要性を理解してくれている(た)意見を。

・「グラスホッパー」の字幕上映期間が11/23.24の二日間だけっていう事実に震えてる…。
聞こえない人は二日間しか見れないんだね。

・洋画の字幕版とは違うとこはそこなんだなぁって。
洋画は聴こえる人が観るのを前提でつけてあるので字幕は会話だけ。
でも聴力が不自由な方に観てもらって楽しめるようにつけられた字幕が「レインツリーの国」。

・字幕付きバージョンが上映開始された日に観てきたよ。
日本語の映画を日本語の字幕付きで観るなんてはじめてだったから、すごく新鮮だった。

・字幕版みた。近くに難聴者の方がいらっしゃって泣いとった。
そんだけつらい思いもしてきたんやって。

・「レインツリーの国」3回目を観に行った時に字幕版でしたが、
字幕なしとはまた違って一つ一つの言葉を視覚的にも感じることができるので、
言葉の重みや大切さが鮮明に強く心に響きました。

・今日字幕で観てきました。
字幕だとより感情移入出来て、とても感動しました。
改めて物語が良くわかったので、字幕おすすめですね。

・字幕版の「レインツリーの国」も見てきました。
邦画での字幕は想像できなかったのですが、
聞こえる言葉と字幕を一生懸命リンクさせて字幕版を楽しませていただきました。
邦画の字幕は初めて見ましたが、もっともっと増やして難聴の方も楽しめたらいいのになと思いました。

・邦画で字幕付きは新鮮でした。

・個人的に、字幕の方が台詞が入って来やすくて好きやった。

・字幕があるって新鮮で、しかも台詞がわかるから、
伸さんのまっすぐで誠実なところが、字幕なしよりも一層伝わってきた気がする。
個人的には、字幕ありの方が好きです。

・「レインツリーの国」字幕で見てきた。
字幕って、字幕見てたら演技してる人の表情わからへん。
かと言って表情ばっか見てたら何言ってるかわからへんし。
それを改めて気付けた。

・字幕だとより感動したんだけどー。

・期間限定の字幕版やったけど、ほんまに見るべきやなって思った。
最後の主題歌流れるときも、歌詞が表示されたのは予想外やったけど。笑

・耳から入ってくるセリフとは違って、視覚が加わるだけで、
同じ映画なはずなのに違った感覚がありました。

・「レインツリーの国」日本語字幕付はセリフが文字になって視覚にも入ってくるから、
優しい気持ちはよりあたたかく、でもそれぞれが抱える痛みは更に切なさを増して胸に届いた。
「最後もやっぱり君」は一途な歌詞が字幕になると、
伸さんとひとみさんお互いへのラブレターみたいに感じられて本当に素敵だった

・「レインツリーの国」、字幕の最終日。
私も劇場で体感できて色々勉強なりました。
観れて良かった。
補聴器の方の『歌詞があるとメロディが聴こえて歌を味わうことができる』って言葉にハッとしました。
これから、どんどん邦画の字幕版も増えていくといいですね。

・字幕付きだったから、感動的なシーンで
【人見のすすり泣き】とか【荒い息】とか出てきて笑っちゃった。

・エンディングの歌詞も字幕だったから、さらに心に染み渡った。

・邦画を字幕で見るのは初めてでしたが、字幕があることで耳から聞こえる台詞がより心に響いて、
どの音がこの作品にとって大切な情報なのか等が分かって、一層深くこの作品に入り込めた気がしました。

・「レインツリーの国」(字幕版)今日、観てきました。
字幕版だと追いかけるのが大変でしたが言葉を大切に観て行こうと思うことができました。

・伸さんの「しゃあないな」も字幕になると更にキュン。

・邦画で字幕って当たり前になると良いよね。
テレビのリモコンに字幕のボタンがあることも、私は知らなかった。
押してみたら文字が真ん中にドーンと出た。
微妙だった。
でもこれが必要な方がいるんだから、
「レインツリーの国」が開けた扉の深い意味を改めて感じたなあ。

・「レインツリーの国」が上映され、一週間だけ字幕つきとなっている。
難聴の友達と鑑賞してきた。
邦画を映画館で見ることはほとんどない。というか、見ることができない。
なので、今回はとても楽しみにしていたそうだ。

・「レインツリーの国」、少しの間耳を塞いでみたら、
字幕の文字を追いながら伸さんひとみさんの表情見るっていうことが、本当に難しかったんだよね。
セリフと表情(音と映像)を同時に見れない感じとか、イントロは♪マークだけで無音っていう環境。
字幕映画というものを本当の意味で知ることができた気がする。

・「レインツリーの国」の字幕放送、本当にすばらしいですね。
小さな事だけど、心配りに愛情を感じます。
これをきっかけに、より多くの人に映画が伝わるといいね。

・荒い息とあっても、はぁはぁ細かい感じか、不規則な感じなのか。
他にもセリフ前の息遣いとか文字には表せない部分が聞けないって残念だけど、
少しでも臨場感を出そうと工夫された字幕が本当に良かった。

・字幕版って滅多に見ないんでわからないんですけど、
難聴者の方のためにってなると(鳥のさえずり)っとかってところも字幕ででるんですね。

・この前見た「レインツリーの国」は字幕付きでした。
気になってリモコンの字幕ボタン押してみた。
色んな番組で字幕放送してるんだね。今まで気にもしてなかった。

・「レインツリー国」の字幕観てきた。また違った感覚。
台詞が文字になるとさらに言葉ひとつひとつが心にささるよね。
「最後もやっぱり君」の歌詞も改めて読んで涙が溢れたよ。

・耳が不自由な方は邦画は映画館で楽しめないということを、
映画の内容からと字幕上映をするということで気付かされました。

・今回「レインツリーの国」が上映期間が限定されているとはいえ、
全国すべての上映館で字幕付きで見られるというのはすごいことなんでしょうね。
これが早く普通になりますように。

・日本語字幕付きで邦画を見るのは初めてだったけど、字幕を邪魔だと感じることはなく、
むしろひとつひとつのセリフ、言葉をもらすことなく味わいながら観れたのでとてもよかった。

・レインツリーの国」字幕で観た。
字幕がつくと伝わり方が全然違うし、観方も変わる。
そしてエンドロールに流れる「最後もやっぱり君」の歌詞も出てくるのは大きい。
あの歌は文字として見ると歌詞の良さや深さが分かるからね。

・さっき「レインツリーの国」の字幕観てきたんだけど、もうすごいよ。
言葉ってすごいなって、大切だなって。
伝えたいことちゃんと自分の言葉で伝えないとって改めて思わされた。
字幕が1番泣いた。

・メッセージのシーンとか、字幕があると、
より2人が綴る言葉の意味だったり感情が伝わってきて、字幕って新しい。

・「レインツリーの国」、字幕版を観てきました。
文字起こししたものを字幕としてまた一緒にみると、
役柄の言葉を深く考えながら観れて、映画の世界に入り込めました。
時計の音、鳥のさえずりの音...細かい所まで描写されていて、
とても丁寧に作られているなと感じました。
字幕版もう1回観たいな。

・「レインツリーの国」日本語字幕版やっと観てきた。
めっちゃくちゃよかった。
なんだろ、改めて新鮮に観れて……ことばがずしんときたし、
字幕があることでこまかい表情も新鮮に映って。
とってもよかった。この映画がたくさんの人に届きますように。

・邦画を字幕で観ると更に内容が入ってきて、今日は泣いた。

・「レインツリーの国」の字幕見てきた。
確かに邦画の字幕って無かったなぁーとハッとした。

・「レインツリーの国」、字幕もすごくよかったな。
文字になってでてくると、より言葉の重みを感じられて感情が高ぶるし、
さらっと観てたシーンもこう言ってたんだ~となったり、
字幕なしとはまた違った楽しみ方ができて良かった。

・「レインツリーの国」観てきた。字幕で観るとまた新鮮だった。
最初のシーンは伸さんと男性という表記で関係性がわからないようになってたり、
口元が見えるときは誰とは表記されずに、見えないときに誰がしゃべってるかわかるように書かれてるとか、
細かいところまで話とか繋がるようになっているんだなぁと思った。

・「レインツリーの国」まさかの字幕で、
(小鳥のさえずり)
(すすり泣き)
♪~
が、たくさん出てきた。

・字幕があるだけでガラッと雰囲気変わるし、言葉の1つ1つを深く考えさせられた。

・「レインツリーの国」日本語字幕めちゃよかった。
スタッフさんが心を込めて、字幕の場所、表示の仕方、どうやったら伝わるかを考えて作られた字幕。
うちらからすると字で台詞を見ることで余計に胸に響くものになった。
もっかい字幕で見たいなぁ。

・邦画で字幕が入ってるのは違和感あるかも?って思ってたんやけど、逆に言葉の大切さを改めて実感した。
普通に観てたら見落としてたんかもしらんなって。

・字幕は初めて。
音楽や喋り言葉が文字になると、また違う強さが生まれる。
反面ニュアンスや裏を読み取るのは、ほんとうに難しい事だなぁと。
日本語、漢字の美しさも改めて感じられた。

・“なるべく映像に目が行くように”ととても丁寧に作られたことが、きちんと伝わってきました。
“障害のないお客様にも、一緒に日本語字幕付上映を体験していただくことを通じて、
映画「レインツリーの国」の物語を、より深く感じていただければと願っています。”
という願いをしっかり感じられました。

・「レインツリーの国」。
今日も日本語字幕版だけど、字幕じゃないところでいまさらながらハッとした。
ひとみさんが伸さんにMessageで複数の人との会話で"聴く"って言葉を使ってた。
上の空でも耳に入ってくる"聞く"じゃなく、常に"聴く"なんだね…考えてみれば当然なんだけど…。

・邦画の日本語字幕っていいね。視覚と聴覚からより物語が伝わってきた。
そして何より「レインツリーの国」はただの字幕ではなくて、
足音や雨音なども字幕で表示されて、
耳の不自由な人にもすんなりと伝わるように工夫がされてて優しさに溢れてた。
ハンデがある人もない人も同じものを楽しめるって素敵。

・昔“いつも洋画でごめんね”って謝られたことをふと思い出してた。
聴こえる聴こえないそんなの関係なく、
字幕ひとつで誰でもこんなにも楽しめるなら、
もっともっと普及してもいいんじゃないかなぁと思うんだけど。
だから今回の「レインツリー国」の日本語字幕の取り組みは、本当に意味のある事だと私は思いたい。

・「レインツリーの国」日本語字幕版観てきた。
改めて、世界には音があふれてることを実感。
字幕にしきれていない音がいっぱい。

・健聴者の私が観ても良かったです。
「風の音」とか字幕があると、普段なら流して見てしまう情景も良く目や耳に入ってきて、
それだけでちょっとした演出が心に響きました。

・(字幕版は)健聴者の方も観る価値はあると思います。

・(邦画に)日本語の字幕がつくという画期的な試みだったが、
視覚に訴える事により、登場人物の台詞1つ1つがきちんと胸に届き、感動をより大きくしてくれた。
有川先生の言葉を借りるなら「誠実」な映画、その一言に尽きる。

・今日字幕見て思ったこと。
字幕を追うと映像を見れない。
まあ音も入ってくるし、10回以上見てるからわかるんだけど。
難聴の方々はどうなんだろう?
でも救急車の音の違いとか、改めて気づいたことも沢山。
改めて「レインツリーの国」のスタッフさん、すごいと思った。

・「レインツリーの国」字幕観てきました。
正直、字幕を見てしまい、映像から汲み取るものが薄くなるんじゃないかと思ったけど、
全く逆で、より濃く感じ取る事が出来ました。



今後の日本語字幕への可能性(拡大や必然)を信じたいですね。

映画「レインツリーの国」を観て来ました。

2015年12月11日 | 映画
やっと、映画「レインツリーの国」を観て来ました。

昨年の撮影から、約1年。

その間、原作を読んだり、色んな宣伝や、色んな感想など、
胸ときめく期間が十分にあり、心に残る作品となりました。

映像も綺麗だったな。

ロケ地は、知っている場所がいっぱい。

明るく前向きになっていくひとみ。

ラストのメリークリスマス。

心がポっと温かくなる純愛(ラブストーリー)。


ひとみが、会社のお昼休み(?)に、会社の制服でよく来ていた神社は、
私は昨年、舞台観劇がてら、行ってる場所でした。

金王(こんのう)八幡宮

 



通常、私の地元の映画館では、邦画の日本語字幕上映をすることがほぼないので、
邦画を観たい時は、映画館を調べた上で、電車に乗って観に行くのですが、
今回は、約1週間、全館で日本語字幕上映が実現したので、
車を運転して20分ほどで観に行けるのが、とても嬉しかったです。

日本語字幕付上映のお知らせ


観賞特典のクリスマスツカードをいただき、ちょっと得した分。

 開くと → 



以下、少々、辛口意見もありますので、
嫌な気分になりたくない方は、読まないようにして下さい。


あっちのブログ(本館)には、ちょっと書けないようなことも、
こっちには書きたいと思ってます。

(あっちのブログは、1日5000アクセス位あるので、毒っぽいことが書けないこともある)



私が観に行った日は、平日の午前中(9時半)の部だったからか、
「レインツリ―の国」上映のシアター内が、がらがらでした。

片田舎だからってこともありますが。

始まる5分前まで、シアター内、私だけ。

5分前位に、数人入って来たので、ホッとしました。

シアター内、貸し切り状態の、たった1人で観ると言うのはちょっとイヤ(汗)。

それでも、客は5~6人と言う、がらがら状態での鑑賞でした。


私は、映画を観る時は、一番うしろの真ん中の席を選ぶのですが、
今回も、当日券で一番うしろの真ん中の席を確保できました。

なので、がらがら具合が見えちゃうのです(汗)。


久し振りの映画鑑賞だったのですが、
集音器をつけても、音声が小さくて、台詞も音楽もあまり聞こえ(聴こえ)ませんでした。

字幕がなかったら、正にお手上げ。

聴力が下がって来ているのかもしれません。

それとも、スピーカーの近くの席にすれば、もう少し聴こえるのかな。

聴力補助のようなものの設備はない映画館でした。

健聴者は、こんなに小さい音声で聞き取れるんですよね。


健聴者は、ひとみに共感しづらいとのこと。

共感できることが全くないと言っている人もいました。

全て共感できた難聴者の私は、目から鱗。

共感できすぎて辛かったです。

苦しかったです。

「重量…オーバー…だったんですね」のシーンで、すでに涙が…。

ただ、そうなった時、音が聴こえなかったとしても、
周りの空気を察する能力には長けてますけども。

だから、道を歩いていて、誰かにぶつかるようなことはほぼないですよね。

難聴者は、目から感じて、目から判断するので、観察眼だけは長けてしまう。


初対面で、何となくかみ合わないと思われてしまうことも、(相手の表情でわかる)
挙動不審っぽくなってしまうことも、
耳のことを知られたくないことも、申告したくてもなかなか言えないことも、
会いたいけれど一歩踏み出すのが怖いことも、補聴器を隠してしまうことも、
共感できすぎて、苦しかった。


ひとみの会社での扱いは、さらに苦しかった。

今、これを書いていても涙が出ます。

口で言えば済むことなのなのに、いちいち書いてあげたりで面倒くさがられること、
聞き取れる人と聞き取れない人がいるので感じ悪く見られること、
耳が不自由=しゃべれないと思ってる人がいること。

ひとみは話せるのだから、ひとみが伝える時は筆記ボードに書かなくてもいいのにね。

でも、会社では話すこともできない設定でいた方が、楽だったのかもしれません。

複数人での雑談に加わっても、聞き取れなくて、団体の中での孤独を感じるから。

聞こえずにいた要件も、その場にいたことでわかっていると解釈されてて、
「あの時、言いましたよね。聞いてましたよね」と言われてしまうからね。

それが本当に辛い。


ただ、健聴者は難聴者のことが少し理解できたことや、
こんな聞こえ方をするのかとわかったことなど、
新しい世界を知ることができたと。

お母さんの声(高い声)が、聞き取りにくいのを、音声にして表現していましたよね。

実際の聞こえ方は、もっと複雑だけれども。

それと、健聴者が字幕上映を観て、新鮮だったとか、
玉ちゃん(主演)の台詞であやふやな部分がわかったとか、
そういう感想もありました。


正直。


映画でなくて、2時間ドラマスペシャルでも良かったかな。

映画のような映像クオリティだからこその美しさは、本当に素晴らしかったけれども。

原作者がこの映画について、あまり語りたがらないのは、
主演の問題でもあるのかしら。

「24時間テレビ」のドラマなら、もっと色んな人に観てもらえる可能性があったと思う。

お客の大半は、玉ちゃんのファンがリピート鑑賞してるイメージです。

玉ちゃんのファンと、難聴者が話題にしているイメージで、
その他の人達の目に止まりにくい面もあったかもしれません。


20回位鑑賞していると言う玉ファンが、ごまんといます。

玉ちゃんが「毎日観て」とか、「1人5回以上は観て」とか、言ってたもよう。

ファンはタレントのそういう言葉に弱い。

玉ちゃんのために頑張って観に行こうと思ってしまう。

そんなに観てたら、台詞、全部覚えちゃいそうだよね。


でも。

難聴者の純愛を描いた題材は、ありそうでなかったと思うので、
本当に有り難い。

ひとみ役が、西内まりやさんで、本当に良かった。

伸さん役が、玉ちゃんで本当に良かった。


そうそう。

伸さんのお兄さん役の俳優さん。

玉ちゃんが以前、ドラマ「美男ですね」で主演をした時、
玉ちゃんは、イケメンバンドのボーカル役だったんだけど、
お兄さん役の山崎さんは、イケメンバンドのスキャンダルを追いかけるパパラッチの役でした。

伸さんの家族も、ひとみの家族も、素敵だったね。




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